知る人ぞ知るキーボード奏者といえるダンカン・マッケイが、1974年に残したファースト・ソロ・アルバムである。彼は南アフリカ出身なので、本作は渡英する直前に母国で録音されたものらしい。本作がどの程度有名なのか、私にはよくわからないが、彼は渡英後コックニー・レーベルに参加中に残した「スコア」は、ほぼリアルタイムで国内発売されたこともあって比較的知名度が高いものの、本作に至ってはほとんど知られていない「埋もれた作品」だったと思われる。なにしろ、70年代の終わり頃にジョン・ウェットン、アンディ・マカロック、メル・コリンズ等豪華メンバーを率いて制作された「スコア」を聴いて、あまりのすばらしさに驚喜して、彼の名前を注意深くチェックするようになった私ですら、このアルバムの存在は近年まで全く知らなかったのだから、後は推して知るべしという感じであろう。
さて、本作だがダブル・キーボード+ドラムスというトリオ編成での演奏で、基本的にはゴードン・マッケイ(弟?)がベーシックなパートをピアノ系の楽器で担当し、ダンカン・マッケイはその上を縦横無尽に走りまくるというグリーンスレイドばりのスリリングなスタイルで演奏されている。
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女性ボーカルのヤツですか、ああいうアルバムにこうしたAORっぽいのを入れちゃうところが、彼の起用なところなんでしょうね。個人的には2曲目ピアノをフィーチャーしたメランコリックな曲が良かったです。あとグリーンスレイドも真っ青なB1ですかね。
「スコア」は「虚ろな炎」というけだるいナンバーが特に好きです