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私の愛機 [3] STAX Lambda Nova Signature(EarSpeaker)

2005年03月12日 00時30分00秒 | PC+AUDIO
 スタックスのヘッドフォンは、一般的なヘッドフォンとは全くことなる仕組みで鳴るコンデンサー型ヘッドフォンといいます。入力も変わっていて、アンプやCDPなどにあるヘッドフォン・ジャックからは鳴らすことはできず(そもそもあすこには入りませんけど)、専用のヘッドフォン・アンプみたいなものが必要です。とまぁ、ここまで書いてくれば、なんとなく分かっていただけると思うのですが、Staxというのは非常にマニアックなヘッドフォンではあるんですね(笑)。

 で、スタックスのヘッドフォンを私は20代の中盤頃知りました。最初に購入したのは確かSR-ΛPROで、ドライバーはSRD-7MK2だったと思います。とにかく一聴して、その高い分解能と、ベタつかず、まるで羽毛のように軽やかな繊細さに驚愕したものです。それまでも決して安いヘッドフォンを使っていた訳ではないのですが、それらとはあまりに別次元の音がしたので、すぐさまその音の虜になり、場合によっては昼でもこれを使って大音量で音楽を聴いていたくらいです。まっ、早い話、スピーカーの音がスタックスに完璧に負けていた訳ですが(笑)。

 それから、約10年後に購入したのが、Lambda Nova SignatureとSRM-T1Wを組み合わせたSYSTEM Wというセットで、多分、13万くらいしたと思います。高い買い物でしたが、これまで以上の明快さと、真暖色系な量感がプラスされた、それはもう惚れ惚れするくらい素晴らしい音質で、13万という価格は一聴して納得できました。同時に「いつか、このくらい音をスピーカーで鳴らすとすれば、それにはいったい何百万かかるんだ?」と思って、ため息もでましたが....(笑)。ともあれ、これもまた以降10年近く使っていくことなります。

 そして、1~2年前ですが、ついに「究極のStax」といわるSR-007+SRM-007tを踏ん張って購入しました(価格は合わせて30万!)。さすがに最高峰といわれるだけあって、これまでのStaxのイメージを覆すような、雄大な低音とリッチな音の感触は確かに素晴らしかったものの、しばらく使っているうちにどうも音が厚手過ぎるというか、あまりアナログライク過ぎるのが肌にあわず(クラシックだけなら、極上なんですが)、結局、Lambda Nova Sに戻すことなったのです。

 そんな訳で、このLambda Nova Sは、私が日々愛好するオーディオ機器で、もっとも古参かつ使用頻度の高いのものとなりました。私はStaxの音が大好きなので、実は前述の商品の他にも、ケージタイプで軽い装着感のSR-αPROや今や伝説的な籠型のデザインで、音が前方から聴こえる!SR-ΣPROなども所有しておるのですが、装着感といい、音質といい、やはり自分にはLambda Nova Sが一番なようです。ここ数年、自室のオーディオ・システムのグレードが急速に上がったため、もはや「スピーカーの音がスタックスに負ける」ということはありませんが、JBLを真夜中に鳴らすことなど現在の環境では不可能ですから、夜ともなればスタックスの登場と相成る訳でして、これからも長いつきあいになりそうです。
 

<私の使ったSTAXの機種>
 ・ SR-ΛPRO(1982)
 ・ SR-αPRO(1985)
 ・ SR-ΣPRO(1987)
 ・ Lambda Nova Signature(1994)
 ・ SR-003 (1997~)
 ・ SR-007 (1998~)

 ・ SRD-7MK2(1985)
 ・ SRM-T1W(1994)
 ・ SRM-007t (1998~)
 ・ SRM-717 (2000~)


◆ STAX Unoffcial Pageに商会されているLambda Nova Signature(1994)の紹介ページ ◆
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