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SACDの音 [3]

2007年09月16日 15時07分27秒 | PC+AUDIO
 ちょい前に話題に出したアシュケナージ指揮によるマーラーの第7番のHDCD盤を入手したので、SACD盤と聴き比べをしてみた。印象としては、空間表現と音の滑らかさみたいなところでSACDが優れているという感じである。これの差を例えると、ちょうどMDやMP3で聴いたソースをオリジナルのCDで聴いた時に音質向上感に近いものがあるといったところか。SACDを長時間聴いた後、CDを聴くと、高音に特有の鋭さというかある種のざらつきのようなものを感じるし、弱音部での音の細やかさみたいなところが、粗雑に聴こえてくるという感じなのだ。とはいえ、それも数分も聴けば慣れてしまう程度の落差ではあるのだが....。

 思うに、SACD化して聴き映えがするのは、やはりアナログ録音ではないだろうか、このところ聴いた一連のSACDではマイルスの「フォア・アンド・モア」やブーレーズの「春の祭典」といったアナログ録音の方が、明らかに音質のグレードが上がっていることを実感できるというか、「やはりCDの音質には限界があったんだねぇ~」と思える音質になっているので不思議だ。やはり現行のデジタル録音は未だにマルチビット方式だからそのあたりでいろいろ問題あるのだろうか?。
 ともあれ、リッチな音ではある>SACD(2002年1月13日(日)22時33分)

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まぁ、今思うと「フォア・アンド・モア」や「春の祭典」で感心した音質のグレードアップというのは、SACDという器の恩恵もさることながら、やはりその時に施したリマスタリング&リミックスの効果というのも大きかったという気がします。なにしろ、「春の祭典」などCDで聴いても前のものとは全く違った音に聴こえましたから。
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