1~2年前、ケーブルTVで一日中ニュースを流しているASAHI NEWSTARというチャンネルで、番組のつなぎのBGVみたいな画面でこのアルバムから2曲目の「ムーンライト・ラレナーデ」と3曲目の「アンティサイデット」が流れていて、最初は何も気にとめてなかったんですが、あまりにもワンパターンでこれを流すもので、そのうち妙に気に入ってしまったんですが、私は誰がやっているんだろうなどとあまり考えもせずに、ナラ・レオンだろうと決めてかかっていて、「確か彼女にはスタンダードを歌ったアルバムがあったはず、それに違いない」と思いこんでしまい。おまけに流れる度に、「こういう軽やかでふんわりしたノリは、やっぱブラジル人以外には出せねぇんだよな」とか思っていたんですね。
そんな訳で、これらの曲を小野リサが歌っているコトが判明した時は驚きました。小野リサというと10年前くらいですか、ボサ・ノヴァ・ブームでブレイクしていたのは知っていましたが、「邦人のボサ・ノヴァなんて....」とバカにしていたというか、正直眼中になかったです。我々の世代を丁度まんなかくらいにして、国産音楽というと、なにか判を押したように見下すみたいな傾向が日本の洋楽愛好家には多いですが(私のことです)、こうした一種のブラインド・テストみたいな状況で間違いをすると、結局、音楽そのものを聴いて判断しているというより、アーティスト名を聴いた段階で、思いこみが「国産ダメ観念」が発動してしまい、もうきちんと聴けなくなってしまっていることが、わかったります。
という訳で、このアルバム、小野リサがスタンダードを歌った1999年のアルバムです。プロデュースは巨匠オスカー・カストロ・ネヴィスで、バックを固めるミュージシャンはアメリカの西海岸フュージョンの面々です、本場物というにはちょいとスクウェアなノリですが、なかなか快適なサウンドで楽しめるアルバムです。
しかし、ASAHI NEWSTARと小野リサという組み合わせは、自宅でヒマもてあましているCATVみている自称「賢い主婦」向けの選曲だったんですね。なるほど、いかにもいかに....などといったら怒られるか(笑)。
そんな訳で、これらの曲を小野リサが歌っているコトが判明した時は驚きました。小野リサというと10年前くらいですか、ボサ・ノヴァ・ブームでブレイクしていたのは知っていましたが、「邦人のボサ・ノヴァなんて....」とバカにしていたというか、正直眼中になかったです。我々の世代を丁度まんなかくらいにして、国産音楽というと、なにか判を押したように見下すみたいな傾向が日本の洋楽愛好家には多いですが(私のことです)、こうした一種のブラインド・テストみたいな状況で間違いをすると、結局、音楽そのものを聴いて判断しているというより、アーティスト名を聴いた段階で、思いこみが「国産ダメ観念」が発動してしまい、もうきちんと聴けなくなってしまっていることが、わかったります。
という訳で、このアルバム、小野リサがスタンダードを歌った1999年のアルバムです。プロデュースは巨匠オスカー・カストロ・ネヴィスで、バックを固めるミュージシャンはアメリカの西海岸フュージョンの面々です、本場物というにはちょいとスクウェアなノリですが、なかなか快適なサウンドで楽しめるアルバムです。
しかし、ASAHI NEWSTARと小野リサという組み合わせは、自宅でヒマもてあましているCATVみている自称「賢い主婦」向けの選曲だったんですね。なるほど、いかにもいかに....などといったら怒られるか(笑)。