昨夜に続いてのブルーノートのコンピレーション・アルバム。ただし、こちらはブルーノート的な保守本流ジャズではなくて、ブラジルのミュージシャンの曲ばかりを集めたもの。どうしてブルー・ノートにこうした作品の版権があるのか、不勉強な私にはよく分からないのですが、ともかく参加ミュージシャンはミルトン・バナナを筆頭に、多分ブラジル勢ばかり、スタイルもピアノ・トリオからヴォーカル物、アコギをフィーチャーしたBGM風といろいろで、おおよそ1965年から80年くらいの作品を集めています。
1965年といえばアメリカでボサ・ノヴァが大ブームになっていた頃であり、それからほぼ15年間のブラジル音楽変遷をランダムにかつピンポイント的に聴くという趣向ですが、昨夜も書いたとおり、こうした通俗的なB級作品って、90年代に聴いた時は妙にオシャレに感じたりしたものですが、今聴くとあの当時の「埋もれていた音楽を再発見」みたいな新鮮はさすがにありませんが、まだまだ十分にオシャレに聴こえてくるのは音楽の妙としかいいよがありません。こういうのって80年代くらいまでは最高にダサイ音楽だったはずなんですけどね(笑)。
収録曲では、アイアート・モレイラをフィーチャーしたニュー・カルテットのテクニカルさとトロピカルな野性味が妙に一緒くたになった2曲と、ミルトン・バナナ・トリオの疾走感が溢れるサンバ風なリズムがすばらしいピアノ・トリオ・スタイルの2曲が楽しめました。また、アライジ・コスタとジョイスのスキャット・ヴォーカルをフィーチャーした2はいかにもボサ・ノヴァしていて、夏向きな定番の気持ち良さですし、デオダードのブラジル時代の作品やルイス・アルーダ・パエスのラウンジ風なサウンドは、前述のオシャレ系な音楽でそれぞれ楽しめます。
という訳で、このアルバム久しぶりに聴いたのですが、なかなかのコンピレーションです。わたし的には知らないミュージシャンばかりのアルバムですが、それ故に匿名性が高く感じられ、夏向きのサウンドという機能性のみを楽しめたというところです。書き方がちと理屈っぽいかなぁ?。要するに誰がやってるなんてことをくだくだ考えずに、BGMとして楽しく聴けたということなんですが(笑)。
1965年といえばアメリカでボサ・ノヴァが大ブームになっていた頃であり、それからほぼ15年間のブラジル音楽変遷をランダムにかつピンポイント的に聴くという趣向ですが、昨夜も書いたとおり、こうした通俗的なB級作品って、90年代に聴いた時は妙にオシャレに感じたりしたものですが、今聴くとあの当時の「埋もれていた音楽を再発見」みたいな新鮮はさすがにありませんが、まだまだ十分にオシャレに聴こえてくるのは音楽の妙としかいいよがありません。こういうのって80年代くらいまでは最高にダサイ音楽だったはずなんですけどね(笑)。
収録曲では、アイアート・モレイラをフィーチャーしたニュー・カルテットのテクニカルさとトロピカルな野性味が妙に一緒くたになった2曲と、ミルトン・バナナ・トリオの疾走感が溢れるサンバ風なリズムがすばらしいピアノ・トリオ・スタイルの2曲が楽しめました。また、アライジ・コスタとジョイスのスキャット・ヴォーカルをフィーチャーした2はいかにもボサ・ノヴァしていて、夏向きな定番の気持ち良さですし、デオダードのブラジル時代の作品やルイス・アルーダ・パエスのラウンジ風なサウンドは、前述のオシャレ系な音楽でそれぞれ楽しめます。
という訳で、このアルバム久しぶりに聴いたのですが、なかなかのコンピレーションです。わたし的には知らないミュージシャンばかりのアルバムですが、それ故に匿名性が高く感じられ、夏向きのサウンドという機能性のみを楽しめたというところです。書き方がちと理屈っぽいかなぁ?。要するに誰がやってるなんてことをくだくだ考えずに、BGMとして楽しく聴けたということなんですが(笑)。