昨年はほとんどレビュウできなかったことから遅々してはかどらないハイドンの交響曲全集聴き倒しシリーズですが、「このままではあと10年経っても最後までいかない!」とばかりに、最近では休みの午前とかゆったりとした気分の時には、努めて聴くようにしてきたおかげで、ようやく第40番に到達できました。やっと、交響曲全体の3分1ってところですかね。さてこの第40番ですが、エステルハージ家で副楽長をしていた時期の作品のようで、珍しいのは、本来別の目的に作られた楽章を組み合わせて交響曲にしたという点でしょうか。自筆譜の用紙や様式からそういった痕跡が伺えるようですが、これが本当だとしたら、まさにこの時代だからこそ、可能だった芸当としかいいようがないですね(そういえば、モーツァルトにはそういう例たくさんありますね)。
さて、第1楽章はなだらか起伏、伸びやかな佇まいで進む快適なアレグロ楽章。第2楽章は「宮廷のけだるい午後」みたいなムードを持った緩徐楽章。ただし、アンダンテとはいえ、かなりくっきりとしたリズムをもっています。第3楽章はメヌエットですが、どうも第2楽章とかなり似た感じのムード、リズミカルさがあるところから、これなど第2楽章とは別のところから持ってきたパーツなのかもしれないですね。トリオではホルンとオーボエが活躍します。最終楽章はフーガになっています。ハイドンの交響曲の中ではきっちりとしたフーガが採用されたのは、この楽章が唯一の例なようですが、末広がりで立体感が増すような感じもなく、けっこう淡々としているところからすると、あんまりフーガという形式はハイドンのお好みではなかったのでしょうか。ともあれ、この楽章のフーガがハイドンとしては唯一ものであれば、ニックネームもそれにあやかって「フーガ」としておきましょうか。
それにしても、ハイドンの交響曲、聴いてあれこれ感想書いてるだけでも、そろそろ書くべきことがなくなってしまいそうなのに(笑)、これを録音した方はさぞや大変だったろうな....とつくづく思いますね。フィッシャーは14年かけてこの全集をしたようですが、さもありなん。クラシックの場合はそれ譜面から曲を解釈しなくてはいけいはずで(まぁ、渡された譜面を職人的に振ってしまっているのかもしれないですが....)、今の感覚からすれば、曲が時代様式に埋もれてしまっているような曲ばかりを相手に、まずは曲を価値から定めていくのは、ものすごい研究心と根気が必要だったと思います。
さて、第1楽章はなだらか起伏、伸びやかな佇まいで進む快適なアレグロ楽章。第2楽章は「宮廷のけだるい午後」みたいなムードを持った緩徐楽章。ただし、アンダンテとはいえ、かなりくっきりとしたリズムをもっています。第3楽章はメヌエットですが、どうも第2楽章とかなり似た感じのムード、リズミカルさがあるところから、これなど第2楽章とは別のところから持ってきたパーツなのかもしれないですね。トリオではホルンとオーボエが活躍します。最終楽章はフーガになっています。ハイドンの交響曲の中ではきっちりとしたフーガが採用されたのは、この楽章が唯一の例なようですが、末広がりで立体感が増すような感じもなく、けっこう淡々としているところからすると、あんまりフーガという形式はハイドンのお好みではなかったのでしょうか。ともあれ、この楽章のフーガがハイドンとしては唯一ものであれば、ニックネームもそれにあやかって「フーガ」としておきましょうか。
それにしても、ハイドンの交響曲、聴いてあれこれ感想書いてるだけでも、そろそろ書くべきことがなくなってしまいそうなのに(笑)、これを録音した方はさぞや大変だったろうな....とつくづく思いますね。フィッシャーは14年かけてこの全集をしたようですが、さもありなん。クラシックの場合はそれ譜面から曲を解釈しなくてはいけいはずで(まぁ、渡された譜面を職人的に振ってしまっているのかもしれないですが....)、今の感覚からすれば、曲が時代様式に埋もれてしまっているような曲ばかりを相手に、まずは曲を価値から定めていくのは、ものすごい研究心と根気が必要だったと思います。