魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

「脱!冬ごもり教室」が好評

2017-02-27 | 17'魚沼市のニュー...

小出スキー場


 スキーシーズン真っ只中の魚沼。小出スキー場では冬の運動不足解消を目的とした「脱!冬ごもりスキー教室」が今冬も好評だ。
 この教室は、楽しんで体を動かすことを主眼として、同スキー場が4年前から実施しているレッスン。
 20歳から中高齢者までを対象に毎週木曜日の9時30分から12時まで行われており、今年も中高齢者を中心に各回、20人から30人が参加している。
 晴天に恵まれた2月16日、ゲレンデには次々と参加者が集まり、笑顔で準備体操。体操が終わると参加者はグループごとにリフトに乗り、晴天の下でのスキーを楽しんでいた。
 一昨年から参加している広井サヨさん(79)は「以前は良く滑りにいっていたが、ここ何年か滑らないでいた。『家にばかり居ないで』と娘に勧められて参加するようになったが、友だちもできて楽しい」と笑顔で話してくれた。
 この教室は3月2日まで開催されている。

ありがとう作文コンクール

2017-02-27 | 17'魚沼市のニュー...
優秀賞の4作品を発表
友近890さんが歌と書道を披露



 魚沼市教育委員会と同市青少年健全育成市民会議らの共催で毎年行なわれている「ありがとう作文コンクール」の発表会と「うおぬま市民大学講演会」が2月18日、小出郷文化会館で開かれ、コンクールで優秀賞に選ばれた児童4人の作文が発表されたほか、書道家シンガーの友近890さんが講演とパフォーマンスを行った。
 ありがとう作文コンクールは、日ごろの両親や家族、地域の人たちへの「ありがとう」の気持ちを作文につづることで、子どもたちの感謝の心をつちかい、感謝の気持ちを大切にしてもらおうと行なわれている。今年度は魚沼市内から1047作品が寄せられ、審査の結果、優秀賞4作品と入選賞12作品が選ばれた。
 発表会では優秀賞に選ばれた小出小学校1年の下村理心さん、井口小学校2年の滝沢麻琴さん、堀之内小学校4年の小宮山昊生くん、広神東小学校6年の五十嵐志帆子さんが作文を発表。この日都合により出席できなかった小宮山くんの作文は録音で紹介された。
このうち滝沢さんは「私が勇気を出したのは、いつも大好きな友だちから優しい言葉をかけてもらって、こんどは私が優しい言葉をかけなくちゃと思うことができたからです。これからも私と友達で『いっしょに遊ぼう』と周りの人にいっぱい声をかけ、みんなで楽しいことをいっぱいしたいです。今、優しくて素敵な友だちがいてくれてとても幸せです。これからもたくさんの友達を大切にして、ありがとうをたくさん言っていきたいです」と友だちへの感謝の気持ちを表した作文を発表した。
 この後の、うおぬま市民大学講演会では、歌いながら書道をするシンガーソングライターで、日本一周をしながら全国各地の福祉施設や学校などで元気を届けている友近さんが講演と歌、書道のパフォーマンスを披露した。
 IT企業入社後、28歳から音楽活動を始め、29歳の時、脱サラしてCDデビュー、32歳から施設ライブをスタートさせた友近さん。東日本大震災の際には災害ボランティアとして被災地に出向くとともに避難所でライブを開催、「『来てくれてありがとう』と言われたことがうれしくて、歌を届けて良かったと思ったことから届けるライブを行うようになった」とこれまでの活動を紹介。
 また、自信のオリジナル曲をはじめ「糸」、「なごり雪」、「青い山脈」などお馴染みの曲を次々と歌い、歌いながら書道を行うパフォーマンスも披露した。

神湯に水墨画の大作寄贈

2017-02-27 | 17'魚沼市のニュー...

魚沼市青島の早津剛さん



 雪国の茅葺き民家や原風景を題材に活動を続ける魚沼市青島の画家・早津剛さんが同市清本の「神湯とふれあいの里」に水墨画を寄贈することになり、2月22日に寄贈式が行われた。
 オープンから20年余が経過した同施設では今冬、古くなった冷暖房機を更新するとともに浴室などの改修工事を行い21日リニューアルオープンした。
 リニューアルオープンを記念して贈られることになった水墨画は、神湯温泉のために早津さんが今年描きあげた「越後三山」。越前和紙を使い、早津さんの自宅から見える冬の三山を描いた120号の大作。
 贈呈式ではまず、早津さんが「絵を寄贈するにあたり考えた結果、越後三山を描くことにしました」とあいさつするとともに絵の説明を行った。
 続いて早津さんから施設を運営する神湯温泉倶楽部の星千鶴子社長に目録が手渡され、星社長からは「本日ご寄贈いただきました早津先生の越後三山は120号の大作です。この作品が大勢のご来館の皆様に観ていただけることは私どもにとって大きな喜びです」と謝辞を述べた。
 贈呈式の後、早津さんは「冬の越後三山はこの地域のシンボル。私の絵とともに、地域の皆さんから色々な所で三山の眺めを楽しんでもらえれば」と話していた。

庁舎再編基本計画改訂を説明

2017-02-27 | 庁舎再編整備構想

市内6会場で市民対話集会



 魚沼市では、庁舎再編整備基本計画の改訂に伴い市内6会場で「市民対話集会」を開催することにしており、その1回目が2月21日、市役所守門庁舎で開かれた。
 庁舎再編基本計画の改訂は佐藤雅一市長が市長選での公約としていた「雪国に合ったシンプルな庁舎」とするため行われるもので、市民対話集会はこの改訂内容を市民に説明するとともに意見交換するために開かれている。
 集会ではまず、佐藤市長が「これからの魚沼市の財政を考えるとランニングコストがかかり雪国に合わない庁舎を求めるべきでないという声が多く聞かれました。皆さん方とこれからしっかり対話をして、これから良い庁舎を造り上げていきたい」とあいさつ、これまでの経過なども説明された。
 続いて堀沢淳財政課長から基本計画の改訂について説明された。改訂の主な内容としては新庁舎に配置する部署の中から教育委員会を削除、堀之内庁舎に当面残し、将来的に新庁舎に集約することとしている。
 また、新庁舎の延床面積については1万平方㍍以内としていたものを、将来的な職員数等も踏まえ7千平方㍍程度としている。
 説明の後、集会の参加者からは「子どもの手帳などを申請する際は湯之谷庁舎、生まれた後は堀之内庁舎に行かなくてはならない。出来れば新庁舎で一緒にできるようにしてもらえれば子育て世代に優しい庁舎になると思う」、「庁舎一本化にあたり、北部振興事務所にもう少し権限と予算を与え、この庁舎で私どもに要望に応えられるよう進めてほしい」などの意見が出されていた。

魚沼市が新年度予算案発表

2017-02-27 | 17'魚沼市のニュー...
一般会計は262億4千万円



 魚沼市は平成29年度当初予算案を2月16日、報道関係者に発表した。同市の平成29年度一般会計予算案は262億4000万円で、前年度当初予算額287億1千万円と比較して24億7000万円、8・6%の減額となったが、財政調整基金、公共施設整備等基金を約10億4000万円取り崩して事業に充当する積極予算となっている。
 新年度予算案発表にあたり佐藤雅一市長は「新年度の予算編成の考え方としては、積極的な予算とし、必要な施策については思い切って手を付け、すでに効果を出し切った事業や成果が見にくい事業については実施方法の見直し、見切りを付けるなどメリハリを付けた予算編成を行った」と述べ、第2次魚沼市総合計画施策大綱別の主要事業について説明した。
 生活基盤に関する施策では市道整備事業による市道12路線を整備、小出・堀之内連絡管整備事業では堀之内山之手地区の一部の低水圧解消と安定供給を図るため向山配水池からの配水整備を進める。交通安全対策事業では防犯灯のLED化を進めるほか、内水対策事業では四日町地内の内水被害軽減を図るため四日町ポンプ場の整備に向けて測量調査と基本設計を行う。
 環境衛生・自然に関する施策では、自然環境保全調査の実施をはじめ森林の多面的機能の発揮と里山整備による木材の有効活用を図る里山整備モデル事業の実施、南魚沼市・湯沢町と共同で新ごみ処理施設建設、し尿・浄化槽汚泥下水道投入施設建設を進めていく。
 健康・福祉については、健康づくり支援事業で魚沼元気ポイント制度をはじめるほか、地域包括ケアシステムの構築に向けた高齢者福祉計画、介護保険事業計画の策定に取り掛かる。
 産業分野では、地域産業活性化事業で市内企業の設備投資促進するため中小企業設備投資応援補助金を設け、農業では中心的経営体が行う農業機械の更新への支援策を拡充、新規作物や高収益作物への生産振興のための独自支援制度を創設する。観光関係では冬期間の誘客対策として宿泊割引を実施する
 教育・文化では、体験活動や居場所づくりなどを進める青少年教育事業をはじめ、不登校・いじめ問題対策事業・学級づくり支援事業により更なる学力の向上、不登校の低減を目指す。
 市民協働・自治体運営では地域おこし協力隊受け入れを継続するほか、新庁舎建設に向け基本計画、実施設計の作成、各種申請を行うことにしている。
29年度の重要施策として示した「人口減少問題対策」「地域資源の活用」「将来に向けたまちづくりの推進」の3点のうち、「人口減少問題対策」では、専任の移住定住相談員の配置などを行う移住定住促進事業をはじめ雇用対策として新規学室者等地元定住就職奨励金の交付、うおぬま出会いサポート事業、妊産婦医療費助成事業の拡充、第2子以降の保育料・幼稚園授業料の無償化、子ども医療費助成の対象範囲を高校卒業まで拡大し、子育て世代の経済的負担の軽減を図る。
「地域資源の活用」では、地産地消・販路拡大推進事業で魚沼ブランドの市外販路拡大に向けた取り組みを行い、観光面では誘客宣伝事業の一環として観光プラットホーム再構築事業により市場調査、体験型商品の開発支援を実施、市内のダムを観光資源として活用したインフラツーリズムを促進する。また、カーボンオフセット事業を推進するとともに友好都市等とのカーボンクレジット売買を進める。森林資源を活かした事業として木質バイオマス発電支援事業、魚沼市産木材の家づくり事業、魚沼市産材活用推進事業により林業、関連産業の活性化を図ることにしている。
「将来に向けたまちづくりの推進」では、若者会議や各種団体のリーダーの育成に向けた講習・研修会の開催、入広瀬コミュニティバス運行への支援、コミュニティの再構築を支援する事業、移動販売を支援する買物弱者対策補助金なども計上している。