魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

記者日記

2015-06-07 | 小出郷新聞コラム

新緑と残雪の魚沼市全域を巡る約110kmのコースを自転車で走る第4回「ロングライド魚沼」が6月28日に開催される▼ロングライドは、レースではなく約100km以上を交通ルーツに則って一日かけて自転車で走るツーリングイベント。近年は自転車イベントしては主流となってきており人気が高い。「ロングライド魚沼」は、大湯温泉の湯之谷交流センターユピオ前をスタート・ゴールに響きの森公園、月岡公園、道光高原、星の家、福山新田、寿和温泉、市役所入広瀬庁舎、本町を巡る最大標高差450メートルのコースが設定されている。魚沼市全域を一日かけて自転車で走るイベントだ▼昨年の第3回大会は上級者向けのAコース(約110km)と初心者向けのBコース(約90km)の2つのコースが設けられ、県内外から241人が参加した。コース沿道では主催者が配布した旗を片手に参加者に声援を送る市民の姿も多く見られ参加者から好評だった▼今年は上級者向けの110kmと中級者向けの90km、初心者向けの65kmの3つのコースで行われ上級者から初心者まで幅広く楽しめる大会となっている。筆者は参加者がスタートすると車でコスモス園で知られる上原へと移動して毎年、写真を撮っている。上原の長い上り坂を走ってくる参加者は一様にきつそうで、簡単には参加できない大会であると思う一方、ゴールした時の達成感はこの上ないのだろうと想像している。ぜひ、多くの人たちから魚沼の自然あふれるコースを楽しんでもらいたい▼参加は中学生以上が対象。参加費大人5000円、中高生3000円で、申し込みはスポーツエントリーhttp://www.sportsentry.ne.jp/と実行委員会事務局(交流センターユピオ内)で受け付けられる。申し込み締め切りは6月7日(必着)と間近に迫っている。大会についての問い合わせ、申し込みは実行委員会事務局(湯之谷交流センターユピオ内)《電》025-795-2003へ。


記者日記

2015-05-30 | 小出郷新聞コラム

春の農繁期の大仕事である田植えも魚沼市内ではほとんど終り、農家の人たちが一息つく時期となった。農家に生まれた筆者も先週末は田植えに汗を流した。両親がまだまだ働き盛りの頃はあまり手伝う必要もなかったが、年をとるに従って筆者の出番も多くなって現在は筆者を中心に家族で田植えを行っている▼田植え当日、まず苗代から苗を田んぼへと運ぶが、これが中々骨の折れる仕事である。中の土がたっぷりと水を含んだ苗箱はずっしりと重く、これを数十枚単位でトラック積むと息も上がって来るし腰も痛くなってくる。植えやすいように前夜から水を抜き始めていた田んぼに到着すると、田植機に苗をセット、肥料を詰め込んでいよいよ田植えの始まりだ▼ここからは田植機のオペレーターの腕の見せどころ。田植え機に乗るのはここ数十年、筆者の仕事であったが、近年は息子たちも乗ってくれるので助かる。後の作業を楽にしたり、見栄えのことを考えると苗はできるだけ真っすぐに植え付けた方が良いのだが、これが思った通りにはいかない。しかし、田植機も年々進歩してきており昔に比べると随分ときれいに植えられるようになった。事実、我が家の田植機はもう結構古いものであるが、乗り始めて間もない息子たちでもそれなりにきれいに植えていく▼当初、順調に作業は進んでいったが、途中でエンジンがかからなくトラブル発生、すぐさま農機具屋さんに対応してもらい作業を再開したがその後もトラブルの連発で田植えは思うように進まない。あまりにも田植機の調子が悪いため気味が悪く、お祓いでもしたい気分にもなった今年であるが、農機具屋さんが熱心に対応してくれて漸く終えることができた▼機械がうまく働いてくれないと作業はまったく進まず、今の農業は機械頼みであることを再確認させられた。今年も苦労しながら何とか植えることができた苗、大豊作とは言わないが今後は順調に育ってもらいたいと願っているところである。


記者日記

2015-05-22 | 小出郷新聞コラム

知人に誘ってもらって9日、ハードオフエコスタジアムで行われた横浜・巨人戦を観戦してきた。この日は朝から雨。天気予報では天気は次第に回復するとのことであったし、強い雨では無かったので試合が中止になることは無いと思っていたが、新潟市が近くなってもなかなか止まない雨を気にしながら車は進んだ。新潟市に入る頃にはようやく雨も止み、青空も見られるようになった。天気の心配もなくなり、いよいよ試合への期待が高まる▼試合の方は今シーズン好調で首位の横浜が1回の裏に先制し、その後は投手戦に。一応巨人ファンの筆者としては今一つ盛り上がらない展開。結果は終盤に追いついた巨人が延長戦で逆転して勝利。筆者としては終盤大いに楽しませてもらったが、試合は終始打撃好調の横浜が押し気味で、さすがは首位と感じられた。▼その横浜で活躍した佐々木主浩さんのトークイベントが今日23日、南魚沼市浦佐の池田記念美術館と魚沼市吉田の魚沼市地域振興センターで開催される。▼佐々木さんは東北福祉大から1990年、ドラフト1位で横浜大洋ホエールズに入団。150キロのストレートと落差の大きいフォークボールを武器に最優秀救援投手を5回獲得。「ハマの大魔神」の異名をとり、38年ぶりのリーグ優勝、日本一に貢献。00年シアトル・マリナーズ入りし、37セーブで新人王を獲得。04年横浜に復帰し、05年に引退している▼池田記念美術館での「トークショー」は13時開場、14時開演でこちらは前売券のみ。魚沼市地域振興センターで開催される「ベースボールマガジン旗争奪上越沿線少年親善野球大会開催記念講演」は17時30分開場、18時開演。入場料は大人3000円(お土産付)、子ども(中学生以下)1000円(同)▼日本人最多のMLB通算129セーブ、日本プロ野球だけで歴代3位となる252セーブを記録、抑え投手として一時代を築いた佐々木さんのトークに耳を傾けてみてはいかがだろう。


記者日記

2015-05-16 | 小出郷新聞コラム

機械化が進んだ現代の米作りでも春と秋の農繁期は農家のとってはやはり忙しく、終るまでは気が楽ではない時期であるようだ。特に今年は大雪のため雪消えが遅くなり、農家にとっての春の稼ぎ時であるゴールデンウィークに思うように作業ができないところが多かったため、短期間での作業を強いられることになった。肥料まきから田起こし、荒代かき、代かき、畦の除草と田植えまでの作業は多い。兼業農家ともなると休日や朝晩の出勤前後の時間を使っての作業となるため、さらに忙しさは増す▼そんな忙しさの中であるが、近所の農家の人は「トラクターに乗っている時は意外と退屈なので、周りの景色などを眺めながら作業していると、田んぼの中でカラスやスズメが虫を啄ばむ姿が見られたり、田んぼに水を張るとカモも近くにやってくる。なかなか面白い」と話していた。忙しい作業の中にあっても、自然の中で行なう仕事だけに、思わぬ楽しみもあるようだ▼魚沼市では東京・足立区の中学生が平成22年から自然体験教室を実施しており、13日にはその第一陣3校が来市、田んぼは子どもたちの元気な声に包まれた▼足立区では、以前は区外施設のある山梨県の山中湖で課外授業を実施してきたが、施設の老朽化と合わせて、学校教育における自然体験学習の重要性が改めて見直され、大自然の中での農業体験と交流を主体とした授業内容に大幅に変更されることになり、その実施場所として友好都市である魚沼市が選ばれた▼今年も自然体験教室に足立区の中学校37校の生徒4685人と引率の先生354人の合計5039人が訪れる。受入に当たっては官民一体となって取り組んできており、魚沼の特性を活かした事業実施の中で、市民交流の輪がさらに拡大することが期待されている▼100人近い中学生が一斉に田んぼに入り、田植えをする光景は壮観。生徒たちからは大いに体験を楽しんでもらう中で、農業のことを知ってもらいたいと思う。


記者日記

2015-05-09 | 小出郷新聞コラム

キッズ・ミュージカルプロジェクト「魚沼産☆夢ひかり」の10周年記念公演「オズの魔法使い」出演者オーディションが6月に行われるという。このプロジェクトの当初から演出を行っている英語芸術学校マーブルズ主宰、小口真澄さんは昨年開かれた魚沼市学校保健会主催の講演会で次のように語っていた▼最近は私が何も演出しなくても「この部分自分たちで考えてみて」と言うと、子どもたちが夢中になってシーンを作り始めます。私が3日くらい色々考えて細かに指示したものよりも、子どもたちが自分たちのアイディアで作ったシーンの方が生き生きとしていて、すごく面白いことがあります。子どもたちの想像力には果てしない可能性があることを感じています。私の大好きなミュージカルに「ウィズ」といって、オズの魔法使いの黒人版ハードロックミュージカルがあります。カカシは脳みそが ブリキは心が そしてライオンは勇気がない。ドロシーはお家に帰りたい。彼らの願いを叶えてもらいにオズに所に行くのですが、結局グリンダから「みんなの欲しい物は自分の中にあるのよ」と言われます。私の大好きなシーンです。普段「心が無いな」とか「頭悪いよな」「勇気もないし」と思っているけれども、実は自分のことをよく見つめてみると、自分の中にもうすでに持っている。自分を信じてみれば自分の中に欲しいものはもうすでにある。この素敵なメッセージを私は私の活動を通じて多くの子供たちに伝えられたらいいなと思っています▼魚沼産☆夢ひかりが10周年記念公演で上演するのは2007年の初公演と同じ、この「オズの魔法使い」。新潟県を代表する米「魚沼産コシヒカリ」に負けないような知名度と実力を兼ね備えた集団になることを夢見て結成された「魚沼産☆夢ひかり」が10年の活動を経て、どのように成長し、どのような舞台を見せてくれるのか楽しみなところだ。自分も参加してみたいという子は是非、オーディションに。


記者日記

2015-05-03 | 小出郷新聞コラム
本格的な春を迎えて我が家の食卓にも山菜料理がのぼるようになってきた。フキノトウに始まり、このところはコゴミ。多くの人がそうであるように、子どもの頃は山菜が苦手で、あまり食べた記憶がないが、年を負うに従ってよく食べるようになってきた。特に癖の少ないコゴミやアスパラガスに似た味のシオデは好んでよく手が伸びる▼食べるのは随分と好きになった山菜であるが、それを採ってくることは全くしない筆者である。山菜取りが好きな人はこの時期になると山に行きたくて居ても立ってもいられないというが、筆者はそういう気持ちがまったく無く、山菜は食べる専門である。どちらかというと山菜取りは苦手の部類に入る。山に行ってもなかなか山菜を見つけられない性格のようで、簡単に言うと山菜取りが下手なのだ。小学生の頃、学校行事に山菜取りがあり、みんなで山に行ったが、筆者が採ったワラビやキノメは、どう見ても他の子より少なく面白くない思いをしたことを覚えている。目の前にワラビがあっても気づかずに他の子に採られてしまうのだ。そんな経験から山菜取りは自分には向かないことを悟ってしまい、それ以後今日まで山菜取りに行った記憶がない▼そんな筆者が当たり前のように山菜を食べられるのは結構山菜取りが好きな母親と、近所に人たちや知人のお陰である。山が近くにあるだけに母親は農作業の合間をぬって、ちょくちょく近くの山へ出かけては、少量ながらゼンマイやコゴミ、シオデなどを採ってくる。近所の人や知人が「今日はコゴミ採りに行って、いっぱい採れたから」とお裾分けしてくれる。山菜を好んで食べなかった若い頃は何とも思わなかったが、実にありがたいことである。山菜取りにまったく行かない筆者が毎日のように山菜を食することができるのは自然が身近あることと、そこに住む人たちの日ごろ付き合いの深さによるもの。それらに感謝しつつ今年も山菜を味わいたいと思っている。

記者日記

2015-04-24 | 小出郷新聞コラム
春がやってくるのが遅い魚沼にもようやく桜が開花し始めた。今年は各地で満開の見事な花を楽しむことができるだろうか。豪雪地魚沼では桜の蕾がウソに食べられて開花期を迎えても花は疎らなんて年もある▼筆者の家の前にも一本だけであるが桜の木があり、毎年筆者らの目を楽しませてくれている。所有者は隣家であるが、我が家の前にあるため、この桜を毎年一番楽しんでいるのは筆者らである。何年か前は隣家の許可をもらってライトアップして夜桜を楽しんだこともあったが、今冬の大雪で大分枝が折れてしまい、少し寂しい姿となってしまったのが少し残念だ▼昨年は魚沼各地の桜はどこも見事に咲いて目を楽しませてくれた。夜桜を見に車を走らせたこともあった。最初に向かったのは浦佐のお寺、千手院のしだれ桜。筆者はそれまで見たことがなかったが、知人から教えてもらっていたので、一度満開の花を見てみたいと思っていた。樹齢推定200年という堂々たる姿がライトアップにより漆黒の夜空に浮かび上がっていた。すぐ近くにある池の水面に映る「深淵の桜」も幻想的で、筆者が写真を撮っている間にも見物の人たちがやって来て静かに桜を眺めていた▼次に向かったのが坂戸の銭淵公園。桜の名所として知られる公園であり、ライトアップもされるということで是非見てみたかった。公園の駐車場には結構な数の車がすでに止まっていた。道路と駐車場の間に並ぶ桜もライトアップされていて見事な眺めを見せる。公園内に入ると池の周りのしだれ桜もライトアップで夜に浮かび上がっていた。若い人たちや親子連れなどがやってきていてあちこちから桜をめでる声。池に映るしだれ桜がきれいだったので何度となくシャッターを切ったことを覚えている▼春の訪れは人々の心を躍らせるが、雪深い魚沼にあってはそのうれしさも一入。きれいに咲いた桜はさらにその気分を盛り上げてくれる。今年も枝いっぱいの見事な桜の花を期待している。

記者日記

2015-04-18 | 小出郷新聞コラム
取材に好き嫌いは言えないが、気候の良いこの時期の、晴れた日のイベントの取材は会場へ向かう時の気分も軽やかだ。同じイベントの取材でも冬のイベントは寒さを我慢してのものになるし、逆に夏は汗を拭きながらの暑さとの戦い。屋外のイベントではこれがいっそう顕著になり、天候でも悪くなると、取材はますますやり辛くなる。そんな意味からこの時期の天候の良い日のイベントは取材する人間にとってもありがたく、取材していてもよい気分にさせてくれる。▼今冬の大雪で、春の訪れは遅れるだろうと予想されたが、3月には何度と無く寒の戻りがあり、4月になってからの雪も雪消えをさらに遅くしたようだ。やはり一足飛びには春はやってこないものだと思っている▼このところは晴天の日があったかと思うと翌日は雨となったり、猫の目のような天気だ。9日には大平市長や小出警察署長も参加して堀之内小学校前で交通安全街頭指導が実施された。交通安全週間の期間中など各地で行なわれているものだが、この時期は、一雨降ればグッと気温も下がってしまうこともあり、天候次第で指導所に立つ人たちが辛抱を強いられることもある活動だ。この日は朝の冷え込みはやや厳しかったが春らしい爽やかな一日となり、市長をはじめ交通安全を呼びかける安全協会の役員らの表情も明るい▼登校してくる子どもたちに交通安全を呼びかけることが目的の街頭指導であるが、取材する側としても辛そうにやっているのを見るよりも、気持ち良くやっている姿を見るほうが気分は良いもの。雨でも降っていようものなら早々に取材を打ち切って帰るところであるが、この日は活動に同校の先生方も多数参加。中には着ぐるみを着た先生もいて何とも楽しげな活動となった。時間が進むにつれ登校した児童も玄関前に並んで先生たちと一緒にあいさつしていた。参加した人たちの明るい雰囲気と心地よい春の日差しのお陰で、随分と多くカメラのシャッターを切った。

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2015-04-04 | 小出郷新聞コラム

新年度が始まり、間もなくピカピカのランドセルを背負った新1年生の通学する光景があちこちで見られるようになる。そんな子どもたちを交通事故から守ろうと4月6日から12日までの7日間、「新入学(園)児を守る交通安全週間」が実施される。運動の重点は「新入学(園)児等に対する交通安全指導の徹底」、「保護者等の交通安全意識の高揚」、「通学・通園路の安全確保」となっている▼4月は新入園、新入学の季節であり、家庭・地域・関係機関が一体となり、慣れない通学(園)路を通い始める新入学(園)児を交通事故の被害から守るとともに、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けてもらい、交通事故を防止しようという運動であるが、雪国魚沼では新入生のほかにも冬の間は降雪により乗ることができなかった自転車やオートバイに乗る人が多くなる時期でもある。これから暖かくなってくると風を受けながら自転車に乗るのは気持ちの良いものであるが、ともすると夜間にライトを点けないで走っている人があったり、道路の右側を走っている人があったりして、車を運転している時にヒヤッとすることがある。自転車は免許も必要なく、燃料もいらない気軽に乗ることができる乗り物であるが、やはり道路を走るならばきちんとルールを守ってもらいたいし、車のドライバーも自転車にも配慮した運転を心掛けたいものだ▼また、近年は高齢ドライバーも多く見られるようになり、先を急いでいる時などはイライラすることもあるが、無理な追い越しは禁物。ちゃんと安全を確認した上で追い越すなど、ゆとりを持った運転が求められる▼小出署管内では、今年は現在まで死亡事故は1件も発生していないが、人身事故の発生件数や負傷者数は前年より随分多くなっている。いよいよやってくる魚沼の本格的な春。子どもたちにも、自転車乗りにも、お年寄りにも優しい運転を心掛け事故を起こさないようにしたいものである。


記者日記

2015-03-29 | 小出郷新聞コラム

予想に反して大雪となった今冬。昨年12月から今年1月にかけては除雪作業に追われ、その後、雪も落ち着いてきたものの「週末の天候が悪い」と口説いているうちにスキーシーズンも終盤となってきた。もちろん積雪の多い大原スキー場や、これから春スキー営業が始まる奥只見丸山スキー場など標高が高く、積雪が豊富なスキー場ではゴールデンウィークまでも営業しているわけであるが、魚沼市内のスキー場は須原スキー場が29日で営業を終了し、小出スキー場、薬師スキー場、大湯温泉スキー場はすでに今シーズンの営業を終了した▼先週末に晴天に誘われて久々に家族とスキーに出かけた。冒頭にも書いたようにシーズン前半は除雪作業や仕事、天候の良い日が少ないためなかなかスキー場に行くことができない筆者は、シーズンも終盤になって出かけることが多い。快晴の空を見上げながらリフトでゲレンデを上がっていく。シーズン終盤とあってスキーヤー、ボーダーの人数は思っていたより少なく感じだが、天候が良いためか小さな子どもを連れた家族の姿が多く、小さい子どもが元気よく滑っていく姿は可愛らしく、何とも楽しい雰囲気だ▼何よりこの日一番印象的だったのはカモシカ。リフトら下に目をやるとゲレンデから少し離れた場所を動物が歩いていた。マジマジと見てみると、何とカモシカ。以前もこのスキー場でカモシカを見たことがあったが、それはゲレンデから随分と離れた場所にいたもの。今回はリフトのすぐ近くを歩いていて、足跡を確認したらリフトの下を通って下っていったようだった。一緒に行った家族に「このリフトに乗っているとカモシカを見ることがあるんだ」と丁度話をしている時だったのでタイミングのよいカモシカとの遭遇にびっくりした。シーズンは残り僅かとなってきたが、スキーはもとより風景、人とのふれあい、珍しい動物との出会いをも楽しませてくれるスキー場に、もう少し出掛けてみたい。


記者日記

2015-03-22 | 小出郷新聞コラム

魚沼市では浅草岳の雄大な自然を満喫しながらスキーを楽しむ第59回浅草岳スキーツアーが今年も4月5日と19日に行なわれる。同スキーツアーは以前、ヘリコプターで一気に山頂まで駆け上がるヘリスキーが売り物だったが、参加者の減少などからヘリスキーツアーが実施されなくなり、登山スキーのみの実施となっている▼ヘリスキーが始まった頃は随分と話題になり、参加者も多かった。まだ、スキーブームが終っていないころで、浅草山荘前から次々と参加者がヘリコプターに乗り込んでいく光景が印象深く残っている。歩いて登れば4、5時間かかるところを空中散歩で一気に上がってしまうのだから当時の人気も伺えた。しかし、ヘリコプターは視界が悪いと飛べないことから、毎回当日の天候が心配された。強風で中止されたこともあった。ヘリコプターは現地に呼ぶだけでも相当な費用がかかるため、運営も大変であり、スキーブームの衰退などからの参加者の減少により実施されなくなった。▼しかし、自然志向の今の時代には浅草岳の雄大な自然を感じながら歩いて登るスキーツアーがあっているかもしれない。もちろんスノーボードでも参加できる。現在、ツアーは開催日の前日か当日に入広瀬の宿に宿泊する人を対象としている。参加資格は中学生以上でスキーはシュテムターンができる人、スノーボードは中級以上の人。標高差約1000mを登り、下山する体力のある人。登りの所要時間は約5時間▼募集人員は各回30人で参加費は8500円。参加費には1泊2日の宿泊料、ガイド料、傷害保険料が含まれている。ホテル大自然館前出発は7時、12時頃山頂到着、13時までに下山を開始することになっている。申し込み締め切りは各開催日の1週間前。体力も必要であるが、スキー場とは一味違う自然の中でのスキーや早春の浅草岳の自然を楽しみたいという人は参加してみてはいかがだろう。申し込みは入広瀬地区の各宿へ。


記者日記

2015-03-15 | 小出郷新聞コラム

 

今年度も残すところわずかとなり、季節も寒く長い魚沼の冬も終わりを迎えようとしている。昨年12月のドカ雪もあり魚沼市ではまだ、相当多くの積雪があり、雪消えは遅くなりそうだが、その雪の中でも春が近づいてきていることは感じられる▼この冬も魚沼市の各地では様々な冬のイベントが繰り広げられた。さすがにそのすべてのイベントを取材することはできなかったが、今冬もいくつかのイベントに足を運びシャッターを切り、その雰囲気を体感してきた▼2月8日に行われたのが、小出国際雪合戦大会。今年で27回目となる恒例イベントであるが毎年参加申し込みが多くキャンセル待ちとなる人気イベントだ。真冬の行われるイベントなので毎年天候が心配されるが、今年も大雪や荒天にはならず、まずまずの天候だった。▼2月11日には恒例の奇祭「雪中花水祝」が行なわれた。こちらも一番寒い時期に行われるので例年、雨や雪に悩まされることが多いが、今年は実に快適でありがたい天候であった。日中は晴天に恵まれ、夜になっても冷え込みが厳しくはならずありがたかった。2月の上条コミュニティ協議会雪まつり、今泉雪灯りまつり、小平尾天満宮まつりも見事な作品を楽しむことができた。▼3月入ってからのイベントのため、比較的天候がよくなることが多い湯の里雪祭り「百八灯」は残念ながら雨の天候となってしまったが、入広瀬の雪明かり雪中行群も天候に恵まれ楽しい取材となった。▼冬の主だったイベントも残すところ今週末14日の「須原スノーカーニバル」と「東方稲荷春季例祭大百八灯」となった。寒い中ではあるが、もうひとがんばり。終りが近づいてきている魚沼の冬を、取材を通して楽しみたいと思っている。できれば雨や雪はふらないことを祈りながら。


記者日記

2015-03-08 | 小出郷新聞コラム

魚沼市では今冬も、雪を利用したロウソクの灯りアート作品の出来栄えを競う第9回「魚沼市結の灯りアートコンテスト」の作品が募集されている▼このコンテストは、プロジェクト結実行委員会が主催して毎年行なわれている。魚沼市内で1月1日から3月15日までに制作された雪を使ったロウソクの灯りアートが対象で、個人でも団体でも応募できる。応募は、雪とロウソクの灯りによる作品を写真に撮って申し込むことになっており、規格は作品の大小に関わらず四つ切(ワイド可)またはデジタルカメラカラープリントA4。その他に側面などアピールしたい写真の添付可(サービス判など)。応募点数に制限はない。参加費は一般2000円、ファミリー1000円。応募作品の中から一般部門とファミリー部門それぞれに金賞、銀賞、銅賞が決定されるほか、審査委員長特別賞などが選ばれる。審査は同市青島の画家・早津剛氏を委員長に主催団体の長等により行われる▼今年も市内各地で行われるイベント会場などに造られた雪灯りアートをいくつか見てきたが、今年の大雪を繁栄して大作が多く、趣向を凝らした作品が目を楽しませてくれている。コンテストはイベントでの大掛かりな作品に限らず、個人で制作した個性溢れる作品も募集している。作品の制作は3月15日までであり、残すところ1週間。家族や友人たちで制作して応募してみてはいかがだろう。

▼応募は、所定の応募用紙に必要事項を記入し写真の裏面に添付してプロジェクト結事務局(〒946-0041魚沼市本町1-2NPO法人魚沼交流ネットワーク内)または(社)魚沼市観光協会(〒946-0075魚沼市吉田1144)へ。審査結果は4月に入賞者に直接通知されるほか、本紙などで発表される。毎年バラエティに富んだ作品が応募されていて、写真を見るのも楽しい。果たして今年はどんな作品が集まるか楽しみなところ。応募の締め切りは3月20日となっている。


記者日記

2015-03-01 | 小出郷新聞コラム

 目黒邸に「椽亭」と呼ばれる離れ座敷がある。普段は一般公開されておらず、毎年「目黒邸冬のキャンペーン」の時だけ内部を見ることができる建物だ。筆者がその存在を知ったのは今から20数年前にさかのぼる。椽亭は平成5年に国の重要文化財に指定されている。目黒邸は昭和49年2月に主屋、中蔵、新蔵などが国の重要文化財に指定され、続いて昭和53年5月に宅地が指定を受けた。椽亭は主屋とつながっているが建築されたのが明治34年と、主屋などより新しかったことから、遅れて重要文化財の指定を受けることになった。その時に椽亭という珍しい名と、その時のことが印象的だったことから、椽亭の存在だけはしっかりと頭の中に刻み込まれていた▼名前だけはしっかり覚えた椽亭であったが、その後詳しく取材する機会もなかったが、10年ほど前、たまたま取材で目黒邸を訪れていた時に一般には公開されていない椽亭の二階を見学する機会を得た。折角の機会なのでと、狭く急な階段を上がってみると、なるほど一階とは趣の異なる洋風の造りが目を引く。収納式の窓を全開にすると雪景色のパノラマが広がった。雪のない季節であれば庭園の眺めがまた素晴らしいのであろう。建材は各地の銘木を用いているそうで、円形の「円窓」なども印象的で、当時の贅を尽くした離れ座敷であることが感じられた。電燈笠なども梅の花を模した形をしていて洒落ていた▼その椽亭の二階がこの冬も3月6日から15日までのキャンペーン期間中、一般に公開される。魚沼市民にとっては身近な国の重要文化財目黒邸であるが、近くにあるが故にじっくりと見学したことのない市民も多いのでは。比較的時間に余裕のあるこの時期に見学してはいかがだろう。豪農の館としての重厚感漂う主屋などとはまた趣の異なる椽亭の二階を見学し、100年以上も昔に思いを馳せてみてはどうだろう。キャンペーンの期間中は囲炉裏端でお茶のサービスも行われる。


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2015-02-22 | 小出郷新聞コラム

昨年12月のドカ雪に驚かされた今冬。1月もコンスタントに雪は降り続き、2月に入っても先週はまとまった雪が降って、魚沼の積雪も随分と多くなった。積雪が多いことでまだまだ雪崩の危険がある場所や雪庇への対応、道路脇などの排雪などが続けられることになるが、すでに2月も下旬、寒さもそろそろ緩んでくる時期であり、魚沼市内でも様々なイベントが予定されている。▼明日2月22日は「上条コミュニティ協議会雪まつり」が旧上条小学校グラウンドで、「今泉雪灯りまつり」が今泉公会堂近くの田んぼで行われる。そして24日は「小平尾天満宮まつり。いずれも大がかりな雪像アートが自慢だ。28日は「大湯温泉スキーカーニバル」。▼3月1日は、「守門神社春まつり」。無病息災、五穀豊穣を祈願して樽の中の木札を押し合いながら奪い合う。また、境内では一般の人たちも参加できる福餅も行なわれる。同じく1日には「『百八灯』湯の里雪まつり」が折立温泉で開催される。雪の山の尾根に灯される無数の火は幻想的な風景を見せてくれ、今年も画家の早津剛さんが雪の巨大キャンバスに水墨画を描く「雪・墨・画」が計画されている。7日には入広瀬地区で「雪明り雪中行群」が行なわれる。道路沿いの雪の壁にロウソクの灯りをともし、その道を参加者が歩くというイベント。同じく7日は薬師スキー場の「薬師スキーカーニバル」。たいまつ滑降や花火大会、福餅まきなど毎年楽しいイベントが行なわれている。▼大石の東方稲荷春季例祭「大百八灯」も7日。参道300メートルの両脇に1千本のロウソクを灯し参拝者を迎えてくれ、山肌には「大」の火文字が浮かび上がる。そして14日には「須原スノーカーニバル」。まだまだ魚沼の冬は長いが、これからの時期は、寒中とは違って寒さも緩み、天候に恵まれる日も多くなってくる。イベントに合わせてロウソクを灯したり、これらイベント会場を訪れて、魚沼の冬を楽しんでみてはいかがだろうか。