昨日の午後、八重葎庵ガーデン視察の御一行さまがいらっしゃいました。ガーデンを散策し、みなさんガーデンに棲息している植物についてあれこれ質問なさいました。みなさん、中には畑趣味の方もおられ植物にGGIよりはずっと詳しいようであり、GGIは困惑するのみでありました。
ガーデンのなかの耕作地を眺めて、これは何を植えてあるのだと聞かれましたが、耕作主からは何を植えたのかはっきり聞いておりませんしたので
「わからん、何か野菜であることは確かであろう。大きくなってくれば何なのかわかるであろう」と気のない返事をいたしておきました。
あまり質問されても困りますので、GGIは申しました
「諸君、それよりあそこを見よ、あれが目に入らぬか、コブシの花が立派に咲いているのが目に入らぬか、このタワケものたちよ!」
そうしましたら、驚くべきことに一行全員は口をそろえて申しました。
「あれはコブシにあらずモクレンなり!」
アッチャ~であります。GGIはすっかりコブシだと思い込んでいたのですが、オマエは間違いとのご宣託であります。
みなさんがおっしゃるにはハクモクレンであるとのことですが、なかの一人が申しました
「ハクモクレンの花は真っ白であるけれど、このモクレンはアイボリーというかやや黄色味を帯びている。これは珍しい」
かようなしだいで、一昨日の日記に「コブシの花が咲きはじめました」と書いたのは誤りでありました。またもう少し前に日記に「こぶしの花のつぼみはヌクヌク過ごしている」などと中朝誹謗の文言を記しましたが、これも間違いでありました。ここに謹んで訂正させていただきます。
一行は視察に終えて、帰り際に申しました。
「では、これで失礼する。来年の今頃、また視察に来るから、それまでしっかりガーデンの手入れをして植物のことを勉強しておくこと」
そうしましたら、御一行様の一人があわてて言いました。
「いや、GGIは来年まで生きているかどうか、また我々視察団の全員が来年まで無事生きているかどうか、それが問題や、そやから来年ではなく半年後、今年の秋にもう一度視察にくることにしよう!」
御一行様が真っ赤なフォルクスワーゲンに乗って走り去った後、同じモクレン科の植物、いったいコブシとモクレンはどう違うのだろうと思い、ネットさんに教えてもらいました。
そうしましたら、一番容易な見分け方は花の咲く向きだとのことでありました。コブシとモクレンとでは花の向きが異なっているということでありました
「花の向き ハクモクレンの花は 花が上の方向へ向いて咲いているのに対して、コブシの花は横向きに花が咲いていますね」。
ということでありました(http://soneyuya.net/770.htmlより引用)
賢いみなさんにはとっくにご存知のことでしょうけれど、おかげさまで、GGI、ひとつ賢くなりました。老いて学べば死して朽ちずだそうであります。
今日の写真がわがガーデンのコブシではなくモクレンです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。
グッドナイト・グッドラック!