昨日は寒い風の一日でした。2月も末に近づきましたが、まだまだ春は名のみであります
GGIは生きていくのに避けられない雑用をすませたり北向きお地蔵様にお参りするために街を彷徨、わが母高校の前の、京阪電鉄さんの駅に通じる大通りをあるいておりました。この大通り、むかしは商店街といってもよかったのですが、今では大半がお店を閉めてしまい、今やシャッター街と化しています。
昨日通りかかりましたら、このシャッター街、一段と殺風景に感じられました。どうしてかなあと思って振り返って見ますと、これまではシャッター街になってしまったものの名残りのアーケードが歩道の上に設けられていたのですが、このアーケードが無くなっているのです。このため一段と見通しがよくなり過ぎてしまって、そのため今まではそれほど目立たなかったシャッターがむき出しになっているのです。なんとも無残と申しますか殺風景そのものです
今日の写真はこの一段と殺風景になってしまったシャッター街を撮ったものです。よろしければクリックして街のさびれぶりを確認なさってくださいませ。写真の手前が京阪電車さんの駅です
写真からお分かりのように古びたシャッターにはポスターが何枚も貼られています。まだ貼ってから間もないのではないかと思われます。自民党の国会議員先生さまのポスターです。リッパなスローガンが書かれております
《あなたの声から政策をつくる!》
この自民党のポスターだけが元気なシャッター街の光景を眺めておりまして、GGIは独りブツブツつぶやきました。孤独なる後期高齢者がわけもなく街角で独り言を吐き出すのは世の常であります
そうや、「地方創生」という言葉があったよなあ・・・決選投票で敗けて首相になりそこねた石破君がアベ君に恭順の意を表明するためにシブシブ「地方創生大臣」をやっていたことがあったなあ・・・地方創生なんてケッコウなこと言うていたけど、駅前がこんなに寂れてしまって、アベ君よ、石破君、どこが地方創生なんや、よく言うよ!・・・・でも、もう今では地方創生なんて本気で信じる市民はどこにもおらん・・・もう「地方創生」なんて実質的に死語になってしもうたなあ・・・
などとブツブツつぶやいておりますうちに、そういえば最近はいろいろな言葉が死語になってしまうスピードが一段と早くなっているのではないかとGGIは思い至りました
たとえば、あの「アベノミクス」という流行語、もう完全に死語への一路をたどっております。流行りだしてから4年あまり、日銀やアベ君がトランプさんなみの思いつき出鱈目金融政策を打ち出したものの一行に景気は浮揚せず、市民の暮らしは上向きになりませぬ、いまではアベノミクスをマジメに論じたり信じたりする市民などおりませぬ、その意味で「アベノミクス」はすでに実質的に死語と化しております
そういえばアベ君、「一億総活躍社会」とか「女性が輝く社会」ともおっしゃっておりましたが、もうこの言葉も確実に死語への道をたどってる気配です。「保育園落ちた日本死ね!」の声に驚いてあわてて待機児童を減らす小手先の対策なんかを若干打ち出したしておりますが、「一億総活躍社会」や「女性が輝く社会」などという言葉をまともに信じている市民などもうほとんどおりませぬ。これらの言葉も早くも死語への道をたどりつつあるのです・・・
それに最近GGIが思わず笑ってしまった新語は「プライムフライデー」であります。経産省や経済団体が画策した姑息な景気浮揚策を指す言葉です。もうすでにみなさんご存知でしょうけれど、月末の金曜日、仕事は午後3時に終わって、そのあと街に出て飲んだり食ったり買い物なんかをして景気の下支えをしてくださいという政策?であります。
まあ、そうはうまくいかないでせうね。しばらくは流行っても定着はしないでありませう。「昨日の金曜日は午後3時までだったので仕事が残ってしまった、その埋め合わせに、休日出勤するか、それとも月曜日にしっかり残業するか・・・」、なんていうことになるのが落ちでありませう、まあ遠くない将来、死語への道をたどることになるものと思われます
なぜGGIが「プライムフレイデー」に笑ってしまったかと申しますと、ひとむかしまえ、確か「カジュアルフライデー」というわけの分からないものが流行したことがあるのを思い出したからであります。これも訳の分からない言葉でしたね。この言葉も今では完全に死語と化しているといってよいでありませう。「ノー残業デー」と言う言葉なんか、掛け声だけで、最初から実質的に死語であったと言うべきでありませう
こんなわけの分からないカタカナ語をサラリーマン諸氏のあいだに流行させることよりも、ますは死者まで出す長時間サービス残業残酷会社社会にしっかりピリオドを打つ政策を実行すべきです。過労死が出た場合、その会社の上司や社長は「未必の故意」による殺人罪であるとして刑法で裁くことを法律で定めるべきです
「働き方改革」もふざけた言葉です。改革が必要なのは「働き方」ではなく「働かせ方」であります。いうなら正確に「働かせ方改革」と言いなさい。この言葉も遠からず死語と化するでありませう。改革なんかではなく「過剰強制労働禁止法」ともいうべき法律を制定し、過剰労働強制罪を設け、違反者には刑罰を科すべきであります・・・・
などと今日も話が迷走してきましたので、このへんで失礼いたしましゃす。
グッドナイト・グッドラック!