UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

なんとなく「天平の甍」ふうと申しますか唐招提寺の思い出と申しますか・・・

2017-02-17 01:24:00 | 日記

GGIの母高校の隣に大きなお寺があります。とくに何かで有名なお寺というわけでもないのですが、このお寺の屋根、そのゆったりとして伸びやかな甍、バランスの良い瓦屋根が素敵ですので、近くを通るたびに思わず見上げてしまいます。GGIが見るところ、なかなかのグッドデザインです。

今日の写真はこのお寺の屋根を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。

この屋根を眺めておりますと、いつもなんとなく「天平の甍」という言葉を連想してしまいます。「天平の甍」というのはご存知の方も多いと思うのですが、奈良時代に唐からやって来て唐招提寺を建立した僧鑑真のことを材料にした井上靖の小説の題名です。GGIは読んでおりませぬ。ただこの題名だけがなぜか昔からGGIの脳にインプットされてしまっているだけです。

要するにですね、このお寺の屋根を眺めておりますと、なんとなく奈良のお寺風のデザインだなあという気がいたします。このため、条件反射のように奈良のお寺といえば「天平の甍」だよなあとバカの一つ覚えのように連想してしまうのです。

というわけで、昨夜、天平の甍ってなんだっけ、そうだ、唐招提寺と関係があるのだと思いだして、ネットさんで唐招提寺の写真を見つけて、しかと観察いたしまた。

そうしましたら、GGIのバカの一つ覚えは決してバカの一つ覚えではないことが明らかになったのです。すなわち、唐招提寺の甍と今日の写真でお見せしたお寺の甍は、瓜二つとまでは申しませんが、そのデザインのコンセプトはほぼ同じであろうとGGIは思い至ったのです。

みなさんも以下のサイトで唐招提寺の写真をご覧になりGGIがっていることが決してデタラメでないことがお分りいただけるのではないかと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%94%90%E6%8B%9B%E6%8F%90%E5%AF%BA

GGI、歴史趣味は皆無でありますのでお寺巡りなどいうリッパなことはほとんどしないのですが、むかしむかし、いまからウン十年前、かんかん出りの真夏日に薬師寺から唐招提寺への道を歩いたことがあります。義理で歩いたのです。

義理の原因は夏休みにわが旧八重葎庵にやってきて奈良のお寺を見に行きたいとのたまわった兄の娘の、大人ぶりたい年頃のオマセ女子中学生と、ボクもオテラ見たいなどと見えすいたウソをつく妹の息子の悪ガキ小学生であります。この二人、まったくミスマッチでありました。

薬師寺から唐招提寺へは大人の足で10分少々でありますが、お寺なんかに何の興味もない悪ガキ小学生、お姉さんぶりたいオマセ中学生に甘えながら、道々、きょろきょろして「オジサン、あそこにレストランがあるよ!ほら、あっちにも!」とほざいたり、道端でカエルか何を見つけ捕まえようと大騒ぎしたり、オマセ女子中学生のほうもどこまでお寺に関心があるのか・・・お寺そのものよりはお土産やさんに関心があるようす・・・結局わずか10分の道をあっちへウロウロこっちへウロウロ、1時間もかかってしまいました。

もう暑さと、悪ガキとオマセ中学生に振り回されてGGIはクタクタ、帰りはサッサと近鉄奈良駅までタクシーに乗りました。クーラーが効いて快適なタクシー、やれやれと思っていましたら運転手さん曰く

「この暑いのに、ダンナ、大変ですね!」

いまはむかし、遠き天平の甍の想い出でございます

グッドナイト・グッドラック!