昨日、某用事のために某人物のハンコを急いて調達しなければなりませんでした。JR湖西線の駅前にある改装中のイーオンさんの1階で「ここに、ハンコ売ってるところあるかなあ」と尋ねましたら、
「ただいま改装中で手狭になっておりますけれど、3階に《シャチハタ》のハンコ売っておりますが・・・」
「シャチハタではなあ・・・もっと・・・」
「それなら3回のレジの近くに自動販売機がございます」
「エッ、はんこの自動販売機があるの?初耳やなあ・・・」
ハンコの自動販売機と聞きまして、そんなケッコウなものが世の中にあるのかと半信半疑、世間知らずのGGIは少々驚いたのでありましたが、自動販売機なるもので買うことにいたしました
3階に上ってみましたら、なるほど自動販売なるものがレジの近くにありました。ところが、自販機と聞いていましたので、ハンコがいっぱいケースか何かに並べられていて、欲しいハンコを選んでボタンでも押せばハンコが手元に出てくるのかとGGIは思い込んでいたのですが、そうではありませんでした。
自販機には麗々しく「湖国初登場、はんこ自動製販機」と大きく記されております。どうやらこの機械、その場でお求めのハンコを作って差し上げますよということのようであります。
レジのオバサンに使い方などを聞きましたら
「私もよう知らんのやけど、ちょっと時間かかりますよ、どのくらいかなあ、なあ、あんた10分ぐらいかなあ」と隣のレジの兄ちゃんに声をかけましたら、隣の兄ちゃん曰く「10分は無理ちゃう?、15分ぐらいやと思いますけどぉ・・・」
今日の写真はこの「湖国初登場」であるところの「ハンコ自動製販機」を撮ったものです。クリックしてご覧になり、しかとご観察くださいませ
この自販機、タッチパメルで使い方を案内してくれます
ハンコの大きさ(直径)を選んでください・・・決定を押してください
材質を選んでください・・・
ハンコに彫るお名前を記入してください・・・
字体を選んでください・・・・
などいろいろ条件をインプットしてからおカネを入れます。値段は500円から2000円ぐらい
おカネを入れますと、
「ただいまから作業を開始します。いま材料を用意しております・・・・」
「準備が終わりました、今から彫り始めます。15分お待ちください」
この自販機、セッセと作業を行います、
「ただいま作業は40%進みました・・いま60%です・・・・」と図示してくれます。
自販機さん、セッセとわき目もふらすに働いて15分後には下の取りだし口から真新しいハンコが一本、コロンと出てまいりました
GGIはこの「ハンコ自動製販機」なるものの正確さと勤勉ぶりにすっかり感心してしまいました、きっとこの機械の中には小人さんがたくさんスタンバイしていて、注文がはいるとるすぐに作業に着手、ハンコ彫り作業を協力してセッセと行うのでありませう
小人さんたちは声をかけあって懸命に働くのです
「おい、こんどの注文はどこにでもある平凡な名前や、《田中》や、これは楽勝、10分もかからん、さあ、みんな作業開始!」
「お~い、今度は《瀧》という名前や、これ一字やけど時間かかるぞ!」
「おい、こんどは《GGI》なんていうヘンな名前や、これどういう意味や?」
「ああ、それはあのイチャモンオッサンの名前や、ジジイと読むのや」
みなさんも、機会がありましたらはんこ自動製販売機なる優れものをお試しになってくださいませ
グッドナイト・グッドラック!