UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

わが行く道、英国はEUから離脱、そして日本は、そしてGGIは・・・

2016-06-25 01:06:15 | 日記

イギリスの国民はEUからの離脱を決めましたね。離脱の是非はともかく、国民の一人一人にとって重要な問題が国民投票により決定されることは民主主義の理念にかなっています

おそらくイギリスの行く道は前途多難でありませう、それでも、わが行く道を国民一人ひとりが自らの手で決めたことは素晴らしいことです

などと考えておりましたら、「わが行く道」という讃美歌(21463)があったことを思いだしました

 わが行くみち いついかに
なるべきかは つゆ知らねど
主はみこころ なしたまわん。
そなえたもう 主のみちを
ふみて行かん、ひとすじに

この讃美歌をお聞きになりたいかたは以下のサイトをどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=Wh7v8wAjHiI

信仰とは縁なき衆生であるGGIがよくこんな讃美歌を知っているなあと疑念を抱かれる方が多いのではないかと思いますが、実はこの讃美歌、わがマザーの葬儀のときに歌ったのであります

イギリスの行く道はイバラの道かもしれませぬ。でも自分たちが決めたのだからそれでいいのです。

ひるがえって、わがニッポン、国民に重要な問題であっても、国民投票なんかせずに、ほとんどは政治的談合や馴れ合いや闇取引や強行採決や閣議決定などによる解釈改憲という「ソフト・クーデター」など、まことに恥ずかしき手段によって決定されてしまいます。

憲法改正の国民投票何てとんでもないなどとお思いのかたも多いのではないかと思いますが、このたびのイギリスの国民投票を高みの見物していまして、GGI、インチキな手法でなければ、もうそろそろニッポンも、わが行く道を国民投票で決めてもいいのではないかと思い至りました

「日米同盟」に残留するか、離脱するか、国民投票で決めるのです。アベ君も戦後レジームからの脱却なんて言っているのですから、国民投票に反対する理由はないでありませう

オキナワ問題も、沖縄県民による投票で決めるのがベストではないかと思います。日本に残留するか、日本から離脱するか、その決定権は沖縄県民一人ひとりにあるからです

というしだいでありますが、日本や沖縄の「わが行く道」がどうなるかはともかく、今日の写真はGGIの我が道を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。

わが庵、サザンガーデンの小道です、この小道を毎日GGIは我が道として歩むのであります。しかしながら、夏になりますと、我が行く道は写真でご覧になるとお分かりになるように閉ざされてしまいます

茂る草々のために我が道は閉ざされてしまうのです。これでは「わが行く道、いついかになるべきかは」どころではありませぬ、道が途絶えているのですから、主のみこころがどうであれ、お話になりませぬ。

実はこの道の先、草々をかき分けて左右に曲がりますと玄関へと行きつくのでありますが、困るのは雨の日であります。外出していて、わが行く道の手前までは無事たいしてぬれずに帰って来ましても、この最後の難関で、道なき道をかき分けて進みますとびしょ濡れになってしまうのです。まったくやっかいな我が行く道であります。

しかし夏が過ぎれば草々が刈れて、わが行く道はひらけるかと申しますと、そう簡単には行きませぬ

「ソルヴェイグの歌」にありますように

《冬が去り、春が過ぎ、

 春が過ぎ、

 夏が枯れて、年老いて行く

 年老いて行く》

からであります・・・

グッドナイト・グッドラック!


畑はどこへ行った!!・・・・

2016-06-24 01:18:19 | 日記

昨日の日記にわがガーデンのジャングルぶりの写真を載せましたが、今日はその続編ともいうべきものです

今日の写真は、先日も紹介しましたわがガーデンのなかに知人が耕して野菜の苗を植えていった畑、その最新写真であります。クリックしてご覧になれば何かいいことがあるわけではありませぬが、よろしければクリックしてご覧くださいませ。

この知人、写真の中央あたりを耕して畝をつくり、左右両方の畝にそれぞれ野菜の苗を植えていきました。でも今では左側の畝に無事キュウリが育ってはいるのでありますが、右側の畝は草々に完全に覆われ、草生すどころではなく埋没しております、まあ、草々軍による絨毯爆撃、この惨状というべきでありませう

ああ、畑はどこへ行った!!

GGI、これはオレの畑ではないからと、無責任に意味なく嘆いておりましたら、むかし広く歌われていた有名なフォークソングを思い出してしまいました。

「花はどこへ行った」という歌です。ベトナム戦争以前に作られた歌でありますが、1960年代に入りベトナム戦争が激しくなりはじめたころから反戦歌としても歌われようになりました。いい歌でありました。

野に咲く花はどこへ行く
野に咲く花は清らか
野に咲く花は少女の胸に
そっとやさしく抱かれる

ベトナム戦争といえば、あの焼け跡闇市派の野坂昭如氏も反戦歌ふうのものを作詞しております。野坂氏のこの歌、はじめ「話の特集」という雑誌で紹介されたようにGGIは記憶しているのですが、流行ったという記憶はまったくありぬ。

でも、不思議にこの歌の歌詞が記憶力不良のわが脳裏の隅っこに残っております。たしかこんなふうではなかったかと思います。題名は記憶にありませぬ。

行ってしまったの、遠くのほうへ 
行ってしまったの、遠くのほうへ
ダニエル、ラムディ、ニックにラルフ、ギャルネックも、
みんな、みんな、あ~あ~あ~

ちなみにベトナム戦争における米軍の死者数は約6万人、対するベトナム側の死者数は約300万人、このベトナム側の死者数は太陽戦争における日本人の死者数にほぼ匹敵するものです。

今日もとりとめのない話になりました。お許しください。GGIとしましては、今はただ、畑の持ち主である我が知人が一日も早く姿を現してびっくり仰天んしてくれることを祈るのみであります。

グッドナイト・グッドラック!


なんだかルソーのジャングルみたいになってきた・・・・

2016-06-23 01:31:10 | 日記

梅雨の晴れ間の強い日差しのもとでわがガーデンの植物パワーは全開、ガーデンのなかの知人の畑は知人が姿を現さないうちに、もう完全に草々が占拠・・・

ドクダミ君たちが全面展開しているなあと思っておりましたら、ここ数日のうちに鮮やかなオレンジ色のヒオウギ(檜扇)の花があちこちに元気よく咲きはじめ、何やらわがガーデンはジャングルふうになってまいりました

今日の写真はイチジクの木の下に展開しているヒオウギ君たちを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。

イチジクの下のヒオウギ君たちの姿を眺めておりまして、これはいよいよジャングルになってきたなあ、あの「素朴派」の画家として有名なアンリ・ルソー(18441910)が好んで描いたジャングルの絵みたいだなあ・・・・ここにトカゲ君でも出てきてくれればますますジャングルの雰囲気に・・・

アンリ・ルソーは税関のお役人をしながら「日曜画家」として絵を描きはじめました。当初は稚拙な絵であると嘲笑されるようなこともあったようですが、晩年には高く評価されるようになりました。ルソーはアフリカなどには行ったことがないのですがジャングルの様子を濃密に描いた作品をたくさん残しています。関心のある方はたとえば以下のサイトをご覧くださいませ

https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%BC+%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB&biw=1080&bih=487&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwjl06OHgrzNAhUGG5QKHfPLCUwQsAQILA

ジャングルといえば、戦後すぐに流行った「ジャグル・ブギ」(正確にはジャングル・ブギ―だそうです)というとても元気がよいというか元気すぎるといってもよい歌がありましたね。あの「東京ブギウギ」や「お買いものブギ」で知られる、ブギの女王として一世を風靡した笠木シズコさんが絶叫しておりました。うっとうしい雨空を吹き飛ばしたいとお思いの方は以下のサイトで笠木さんの元気な声をお聞きになってくださいませ

https://www.youtube.com/watch?v=otXU6TCMA1U

 

グッドナイト・グッドラック!

 


怪書?快書?「あたらしい憲法草案のはなし」・・・・

2016-06-22 00:27:59 | 日記

今日から参院選がスタートしますね。改憲問題が果たしてどの程度の争点になるのか定かではないのですが、野党諸氏や改憲に反対している方々による最近の改憲批判の言説、その内容がワンパターンと申しますか、シャープさに欠けると申しますか、要するに迫力にかなり欠けているなあなどと無責任かつ勝手にを思っておりましら、昨21日の朝日新聞夕刊に、改憲問題についての小さな記事が出ておりました。

《どう読む「新しい憲法草案のはなし」》と際された本が今日6月22日に出版されるという記事です。この記事によれば、著者は「自民党の憲法改正草案を爆発的にひろめる有志連合」だそうであります。出版社は太郎次郎社エディタス。現憲法施行の年1947年に中学一年の社会科教科書として発行された「あたらしい憲法のはなし」を模して、表紙も文体もそっくりなのだそうです。

今日の写真はこの記事を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。記事の左上に添えられている写真はこの本の表紙です。

編集担当者によれば、自民党の草案や改憲PRの冊子「ほのぼの一家の、憲法改正ってなあに」(GGIも持っています、マンガ本です)などを参考に、「わいきょくと言われないよう、筆者には自民党改正案起草者の気持ちにとことん寄り添って」書いてもらったそうです。

「起草者の気持ちにとことんよりそって」とは起草者の本音はどこにあるのかをとことん探ってという意味でありませう

起草者の気持ちにとことん寄り添った結果、筆者は次のように書いているとされています。

《「今の憲法は日本が『敗戦国』だった時代のもの」だから改正が必要で、現在の3原則は「国民主権の縮小 / 戦争放棄の放棄 / 基本的人権の制限」へ変更されるが、「勇気をもって憲法を改正すれば、みなさんも『強く美しい国の』の一員になれるのです。」》

この記述、自民党による改憲の本質を見事に正確に捕えていると言えるでありませう。自民党による改憲の目的と内容の核心を単刀直入に突いています。国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限、あいまいさを排したこれらの記述、真に見事であることにGGIはいたく感心いたしました。これが「起草者の気持ちに寄り添った」結果導き出された結論なのです。

上記の記事によればこの本の出版社のホームページには識者などからの推薦の言葉が並べられており、たとえば九大の南野森という先生(憲法学)は次の様な推薦の辞を記しているそうです。

《壮大なパロディか、痛烈な皮肉か、それとも恐るべき洗脳の書か》

まことにステキな賛辞であります

GGIはこの記事を目にしていささか恥ずかしく思いました。

と申しますのは、GGI6月のはじめに知人たちに協力して改憲問題について様々な市民の方々に自由に語っていただくという小さな集まりを催したのですが、その際、閉会のあいさつを頼まれましたときに、実にあいまいでいいかげんなことを言ってしまったからであります。

「え~、現行の日本国憲法は、まあ~反戦と申しますか非戦の思想、平和主義を基調としたものではありますけれども、憲法施行の翌年、世界人権宣言が国連で採択されたり、後に国連人権規約が採択されていることや、国連憲章の内容などを考えますと、現憲法を支えている基本的な骨組みは、現憲法の基盤をなしているのは基本的人権の思想であろうと考えられます。その意味で、戦争放棄の問題はともかくとして、自民党の憲法改正案をざっと眺めてみた限りでは、改憲が実現されたならば、基本的人権は全体的にみて後退するであろうと懸念されます・・・ところで憲法第36条には・・・・・」

こんなあいまいなことでなく、自民党の改憲により、戦争放棄が放棄され、国民主権が縮小され、基本的人権が制限されることになると、はっきり申し上げるべきでありました。それなのにテキトーなこと言ってしまって、まことにお恥ずかしき限りであります。

今日は本の宣伝になってしまいました。どうかお許しくださいませ。

グッドナイト・グッドラック!


実はボクもあのとき昼寝していたのです・・・

2016-06-21 02:14:35 | 日記

昨日の午後、やっと市役所の支所で固定資産税を払いこんで、まったくやってられないよなあ、我が庵、ちっぽけなのに、建立してまだ時を経ていないからと高い税金をむしり取られたりして、などとぼやきながら近くの湖岸にある城跡の公園がぶらついておりましたら、カメ君が一匹、鎮座しておりました。梅雨の晴れ間に甲羅干しというわけでせうか、じっと動きませぬ

今日の写真はこのカメ君を撮ったものです。GGIの手のひらより一回り大きいぐらいのカメ君です。よろしければクリックしてご覧くださいませ

このカメ君、生きているのかなあと思って甲羅をつついてやりましたら出していた後ろ足をひっこめました、お尻をつついてやったら首を出しましたのでGGIは話しかけてみました

「おいカメ君よ、こんなところで何をしてるんや?」

「うるさいなあ、見ればわかるでしょ!誰かと思ったらヒマ人のGGIのオッサンか、あのねえ、ボク、いま昼寝している最中、じゃましないでください!」

「カメ君が昼寝か・・・あのなあ、カメ君よ、昼寝するのはウサギじゃなかった?」

「うるさいなあ、またあの古い話か、蒸し返さんといてほしいなあ、実を言えば、オッサン、あのウサギ君とのレースのとき、ボクも昼寝していたんです」

「何?君まで昼寝していた?これはいったいどういうことや?」

GGIのオッサンは知らないのですか、あの話の真相を?」

「いや、風の噂では聞いている、あのレース、インチキ疑惑濃厚と言う話はなんとなく聞いてはいるけどなあ・・・」

GGIさん、世の中インチキだらけなことぐらいご存知でしょう。サッカーも野球も相撲も,あれは八百長だったとかいう噂がよくあるでしょう。ウサギとカメのレース、あれ、実は大のインチキだったことが後になってから明らかになっているのです」

「どういうことや?」

「レースが終わったあと、ウサギ君が、どうも納得がいかん、確かに昼寝はしたけれどほんの短時間や、あれで負けるはずがない、と言って文科省のスポーツ不正調査委員会に申立てたんです。その結果、《ウサギとカメのレース真相解明調査委員会》が秘密裡に立ち上げられ厳重な調査が行われたのです。」

「それでどうなったのや?」

「この調査委員会、福島原発事故の事故調のようないいかげんなものでありませんでした。福島原発事故に関しては東電の事故調、政府の事故調、国会の事故調、民間の事故調が設けられましたが、多少なりともがんばったのは《福島原発事故は人災である》と断じた国会の事故調だけ、いずれの事故調も事故原因の解明には至っていないのですが、ウサギとカメ調査委はそんな甘いものではありませんでした。真相を解明することに成功したのです。」

「委員会で最初にウサギ君は強力に主張したのです、《あのですねえ、確かに私は昼寝しました。でもほんのいっときのことです。私は実は最近オシッコがとみに近くなっておりますので1時間半か2時間ぐらいでからなず目が覚めしてしまうのです。ですから、あのレースでもこれ以上の時間昼寝したとは考えられません。あのレースの距離とカメのノロマ振りを考えますと、この程度昼寝したぐらいではカメに敗けるはずがないのです》。この証言はなかなか説得力があり、遂にボクが取り調べられることになってしまいました。」

「それで真相はどのようなものやったんや」

「はっきり申し上げて、あのレースはボクたちカメとフクロウ君の大合作によるインチキレースだったのです。ウサギ君がわの弁護人である動物学者が疑問を呈したことがきっかけで真相がばれてしまっのです。この弁護人、《みなさん、スタートしたときのカメ君とゴールしたときのカメ君が同一のカメであるという証拠は何もありません。たとえ別のカメだったとしてもそれを見抜くのは容易ではありませんが…カメの人相なんか似たようなものでありますから、でも私にはわかります、なんならDNA鑑定すればよいのです》と鋭いことを言ったのです」

「それでボクいろいろあのマスゾエ君みたいにみじめったらしい言い訳するのが面倒になってしまって、白状してやったのです、レースが始まる前に、ボクの友人であるもう一匹のカメ君クンがゴール近くの草むらに潜んでいて、その上空をフクロウ君が飛び回り、ウサギの様子を見張っていたのです。フクロウ君が上空がら《ウサギが近くまでやってきた》と言うサインをゴールの近くにいるカメ君に送ると、友人のカメ君がウサギ君を後目にゴールイン、カメの勝利とあいなったのです」

「カメ君、君はとんでもないことしたなあ」

「とんでないかどうかは別として、この話は和歌山のほうでは良く知られている話ですので、GGIさんも以下のサイトを一度読んでみてくださいね。」

http://hukumusume.com/douwa/pc/jap/08/13c.html

「でもですねえ、GGIさん、真相解明委員会では、実はボクも昼寝していたことまでは恥ずかし過ぎて言い出せませんでした。スタートしてまもなく上空で様子を眺めていたフクロウ君に《あとはよろそく》というサインを送ってから、すぐに昼寝することにしたのです」

「そうかあ、でもおかしいなあ、真相解明委員会で真相が解明されたのなら、なぜその結果を世間に広く公表せんかったのや?今でものノロマなカメが油断していた横着なウサギに勝ったということになっているぞ、これはどういうわけや?」

GGIさん、これはまことにグッドクエスチョンです、そこですよ問題は!」

「どういうことや?」

「真相解明委員会にある筋から強い圧力がかかったのですよ、真相は決して公表するななどという・・・」

「ある筋ってどういう筋や?」

「これは確かではないのですけれど、おそらく日本の歴史文化伝統は世界に冠たる誇り高きものであると称している筋、たとえば日本会議のような筋ではないかと思われます・・・」

「どうしてそんな筋が圧力かけるのや」

「だってそうじゃありませんか、彼らにとってはウサギとカメの神話が壊されたりでもしたら困るじゃないですか」

「神話?」

GGIさんもオツム良くないですねえ、あのウサギとカメのレース以来、人間、ものごと、額に汗して一歩一歩コツコツと地道に努力するのが大事、継続は力なり、勤勉実直こそが日本人の誇り、みなさんブーブー不平なんかこぼしていないでしっかり働きませう、文句なんか言わずにサービス残業も率先して行いましょう、それこそが日本の良き市民です、それこそわが日本の原動力ですということになったのですよ、だからこの何よりも大切なウサギとカメの神話が壊れりすることは彼らには耐え難いのです、一大事なのです、《あれはインチキの出来レースでした》っていうことが公になったら、世界に冠たる日本人・日本文化を金科玉条とするその筋は困るのではありませんか」

「なるほどなあ…じゃあ、君の話によれば、ウサギとカメの神話こそが勤勉実直なる日本人を作ったということになるけど、これはなんともすごいフレームアップやなあ・・・」」

「フレームアップなんかではありません!これは歴史の真実です!」

「歴史の真実!カメが歴史を語るのか?」

「カメが歴史を語ってはいけないんですか?GGIなら歴史を語らう資格があると思っているのですか?」

「べつにそんなことは言ってはいないけどなあ・・・」

とんでもない難物のカメ君でありましたのでGGIは退散することにました。

「カメ君、ありがとう。今日はとても勉強になった。さあ、ゆっくりお昼寝を続けてください」

「でもねえGGIさん、あれ以来ボクたちカメは忸怩たる思いで生きてきたことを分かってくさいね」

「そやなあ・・・カメ君が忸怩たる思いかあ・・・」

梅雨の晴れ間の蒸し暑い午後のことでありました。GGIはカメ君の忸怩たる気持ちを思いつつノロノロと歩いて庵に帰り着き、すぐに昼寝をしたのでありました・・・

グッドナイト・グッドラック!