UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

日米安保体制の実態?あるいはオンボロ・イージス艦との四度目の出会い!

2021-05-28 01:29:03 | 日記
今日はムズカシイお話であります、イージス艦という最新とされている兵器についての話でございます

防衛計画にしたがい秋田などに陸上イージスを設けるつもりであったものの、杜撰な計画であったために頓挫、防衛省はただいま、そのかわりに新たにイージス艦2隻を建造することを計画しています。この新たなる計画、8000億円というおカネが必要などというとんでもないことが先日報じられたいました。とんでもない大金だなあと思っていましたら、昨日の新聞では何と1兆円に跳ね上がっておりました!正確にいくら最終的に要するかは防衛省でもまだ分らないという無責任な話だそうであります。

ところで、実はGGIはイージス艦については結構詳しいのです。そのリアルな真実については防衛関係者よりも詳しいかもしれませぬ

別に軍事オタクではないのですが、今を去ることかなり以前のこと、GGIは米海軍のイージス艦(ミサイル駆逐艦)に乗船、その心臓部まで詳細に視察し観察したことがあるのです。いいかかげんなほら話なんではありませぬ、米軍からの特別のご招待があったのです、ほんとうです・・・このブログの先代のブログ「ヨッサリアンのアホ日記」に、この米海軍のイージス艦のことをすこし書いた記憶がありましたので調べてみましたら、この先代ブログの、2006年4月4日の日記に、イージス艦の写真が付されている新聞記事をそえて一文を掲載しておりました。

この今をさること15年前に日記にそえた新聞記事によれば、米海軍のイージス艦「カーティス・ウィルバー」が二年ぶりに大阪港に寄港したとされています。二年ぶりでありますからこのイージス艦が最初に大阪港に寄港したのは2004年ということになります(GGIの記憶ではもっともっと以前のような気がしていたのですが・・・)。

この最初の寄港に際して、イージス艦は公開されることになり、二日間に6000人の見物客に内部を見せてあげると報じられていました。そこで安全保障問題のにわか専門家であるGGIは、日米安保の実態をこの目で確かめる絶好のチャンスと考え、富士フィルムの使い捨てカメラ3台(そのころはデジカメやスマホという結構なものはなかったか、あるいは高価だったように思います・・・)を携えて、遥か大阪南港の食品埠頭なる桟橋まで、JRや地下鉄、モノレール、バスなどを乗り着いで見物に出かけたのでありました。

桟橋で警備している日本の警察のみなさんはピリピリしておりました。けれども見物にやって来た市民の皆さんはすっかり観光気分、狭いタラップを登って艦上に足を踏み入れますと、帽子に青いブレザー、白いズボン姿の上官やセーラー服姿の水兵さん、米海軍のみなさんはきわめてフレンドリーでオープン、「は~い、いらっしゃ~い!楽しんでね」という感じ、写真どこでもOK、撮り放題!

米海軍イージス艦の視察記録、抱腹絶倒と申しますかなかなか貴重な記録でもある見学記をかつて書いたことがあるのですが、原稿も写真も行方不明、このため残念ながら本日は詳しい見学話は省略。機会があればあらためて書きたいと思っておりますがアテになさらないでください

付録として一つだけエピソードをご紹介いたします。

後部甲板で退屈そうにひとり突っ立っていた背の高いひょろっとした若き水兵さんにブロークン英語では話しかけてみましたら「わがイージス艦は対空ミサイル、対地ミサイル、対艦ミサイル、それに魚雷も装備している、すなわち陸海空への備えは万全、完璧なる艦艇なのである」などと自慢たらしく申しますので、GGI軽いジョークのつもりで「わかった、凄いなあ、ところで水兵さんよ、核ミサイルはどこにあるのや」と聞いてやりました。そうしましたら、この水兵さん、突然猛烈な早口で何やらしばらくわめき続けました。あまりの早口でしたのでさっぱり分からなかったのではありますが、水兵さんのこの慌てぶり・狼狽ぶりから、このイージス艦は、表向きは日本に持ち込まないことになっている核兵器を装備しているのだ!とGGIは強く確信したのでありました!

とにかくですね、イージス艦見物の感想を一言で申しますと、イージス艦というと何かピカピカの最先端技術の塊のようなものと想像していたのですが、正直申しました意外に古ぼけた艦艇という印象でありました。甲板には何に使うのか水素ボンベがゴロゴロ、船の象徴ともいうべき操舵室も雑然として何やら荒れた感じ、米軍のみなさんの姿は見当たらず、操舵マニュアルの分厚いファイルがデスクに乱暴に放り出されたままになっていたり、ヘルメットが床に転がっていたり、それを見物客の一人が蹴飛ばしたり・・・機密保持の精神はまるで皆無、まことに投げやりという感じ・・・

見学を終えて、桟橋の近くまで客を拾いにやってきていたタクシー乗り込みましたら運ちゃんが「どうでした?」と聞きますので、「イージス艦というからもっとピッカピカかと思ってたけど、意外に古ぼけていたなあ」と申しました、そうしましたら運ちゃん曰く

「そうでっしゃろ、あの軍艦、もうすぐ廃艦というはなしでっせ」。エッ!であります、これは晴天の霹靂、そういうことだったのか、どうりで、どうせ廃艦になるのだからと、どこでもかんでも見せてやれというわけで、操舵室も、電子機器やコンピュータが満載の制御室と申しますか指揮室みたいなイージス艦の中枢部も気前よく見せてくれたのだ、とそのときは思ったのです

が、この運ちゃんの話は真っ赤なウソでありました。その証拠に二年後にふたたび大阪港にゲ元気な姿でやってきたのでありました。「エッ!おまえ、まだ生きていたのか」と驚いたのありますが、一度見たものを再び見に行くような物好きでありまでんので二度目の寄港のときは、もう表敬には参りませんでした

この二回目の寄港の後、このイージス艦のことなんかすっかり忘れておりました。ところが、それから何年後のことか定かでありませんが、2010年ごろのことだったでせうか、北朝鮮の金正恩クンが盛んにミサイルの発射実験を行うようになったころのことです。

北朝鮮のミサイル発射実験を監視するために日米の艦艇が出動、日本海で情報収集を行っていたのですが、某日、新聞が以下のようなことを報じておりました

「ミサイル発射の情報収集を行っていた自衛艦が近くいた米国の艦艇に集めた情報を送っていたのだが、この米軍の艦艇は、まもなく情報を受け取ったまま自衛艦に何の連絡もせずに行方をくらませてしまった」

つまり、米海軍の艦艇はわが自衛隊がせっせと集めた貴重なる情報をお礼もいわずにさっさと持ち逃げしたのであります・・・この記事によりますとそのとき情報を持ち逃げした米軍艦艇の名は「カーティス・ウィルバー」!

この記事を目にしてGGIは思わず叫んでしましました

「おい!こら、おまえ!オンボロ・イージス艦のくせに、性懲りもなく、まだそんなところで活躍していたのか!」

そしてオンボロ・イージス艦とのこの三度目の遭遇から時を経ることおよそ十年、つい先日、この5月20日にGGIはまたしてもこのオンボロ野郎に遭遇したのです。四度目の遭遇であります。

その日、新聞でチラッと「カーティス・ウィルバー」という名前を目にしたような気がしたのです。ぼんやり新聞を眺めていましたので目にしたときはピンとこなかったのですが、しばらくして、あの野郎、また何かやらかしたんだと記憶が戻ってきました。新聞であらためてどこに書いてあったのだろうと探したのですが見つからないため、ネットさんで「カーティス・ウィルバー」をキーワードにして探しましたら見つかりました、やっぱり未だに活躍していたのです。

5月20日にロイターが配信していたニュースです。記事の表題は「米艦が南シナ海の中国領海に違法に侵入=中国軍」

記事本文は以下のとおりです。

中国人民解放軍は20日、米艦船が南シナ海の中国領海に違法に侵入したと発表した。 人民解放軍の南部戦区は声明で、ミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が南シナ海の西沙(パラセル)諸島付近の領海に許可なく侵入したとし、中国の艦船と軍機が追尾したとした。 ・・・ 南シナ海を巡る問題は米中が抱える多くの対立点の一つとなっている。 米海軍は20日、中国、台湾、ベトナムが領有権を主張するパラセル諸島付近で、カーティス・ウィルバーが「航行の権利と自由を行使した」と発表した。 米海軍第7艦隊の声明は「無害な航行に承認や事前通知を一方的に義務付けることは国際法上許されない」とした。(https://news.yahoo.co.jp/articles/2d6349505c4486fab029cfc2ed7e7a05557ec5bc)

カーティス・ウィルバー君がが建造されたのはウィキペディアさんによりますと1991年とされております。したがってタクシーの運ちゃんが「あの軍艦、もうすぐ廃艦でっせ」と言ったのは建造されて13年目のことになります。ですからGGIが初めって遭ったときには新品とは言えないもののhオンボロと言うほどではなかったはずなのですが、使い古した感じがしたことは否めませんでした。

でも初対面から17年く、建造されてから30年、もうだいぶん年をとっているはずなのですが、それでもこの横須賀を母港としているイージス艦は現役としてあっちこっちで「大活躍」なのであります。

つまりですねぇ、わが日本は日米安保条約に基づいてオンボロ・イージス艦のカーティス・ウィルバーが日本の横須賀を母港にして東アジアのあっちこっちの海で勝手に火遊びして活躍することに貢献しているのであります・・・

このたび防衛省はイージス艦二隻で8000億円から1兆円などと言っているそうでありますが、GGIによるイージス艦(ミサイル駆逐艦)カーティス・ウィルバーの観察結果に基づけば、8000億なんていうのはまったくのデタラメです。そんなに金がかかるはずはありませぬ、これはいわゆる「薬九層倍」の類であり、わが日本は、防衛省は、またしても米国のむちゃくちゃな押し売りを言い値で買うと言うアホなことをするつもりでありませう・・・これでは日米安保アンポンタン条約です。まことに嘆かわしい限りであります

今日の写真はロイターの記事に添えられていたカーティス・ウィルバー君の近影です。よろしければクリックしてご覧くださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!
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