ただいま全国で春の交通安全運動が大々的に行われています、この交通安全運動なるもの、その費用対効果はきわめて怪しげでありますので、この運動、ケーサツの縄張り拡張を目的とした税金の無駄遣いといってもよい、意味なきものであるとGGIは強く確信しております
交通安全運動の一環でありませうか、わが庵の近くにある数年前にできたスーパーの前の四つ角、その片隅に以前からカンバンが一枚立てられております
今夜の写真はそのカンバンを撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ
まったくふざけたカンバンであります、
《ここは事故交差点》だと!何を言っておるのだ、まったくふざけた言いぐさであります、
ここで必ず事故が起きるとでもいうのか!ポリス諸氏よ、こんなふざけたことを書いて、交通が安全になるとでも思っているのかね!
もとは、カンバンのまんなかあたりに「多発」とか「頻発」とか「激発」とか書いてあったのが風雨にさらされて消えてしまったのでありませう、でも消えてしまったのなら放置しておかずに書きなおしたらいいではありませんか!
まったく怠慢であると怒りたいところでありますが、それよりいけないのは、このカンバンに書いてあることは大ウソであるということです
確かに、この四つ角、せまい道路が交わっているのですが信号なし、坂の頂点のような場所に位置しており、そのうえ交差の仕方がまことに複雑、鋭角あり、鈍角あり、直角ありといった有様、
このためこの四つ角で車がもたもたして混乱しているのはときおり目にすることはあるのですが、ここで実際にひどい事故が起きたという話は聞いたことがありませぬ、これはおそらくドライバーのみなさんが、あの四つ角、ちょっとした難所であるということを経験的に知っていて、注意されるためでありませう
ですから、この四つ角、その形状から一見したところ事故が起きやすそうであありますが、実際にはさにあらず、すなわちこの四つ角、「事故交差点」や「事故多発交差点」なんかではなく、正確には、「事故が多発しそうに見えるけれども、実際には事故は起きていない交差点」なのであります
ポリス諸氏よ、むかしからウソは泥棒のはじまりと言うではありませんか、
「ウソは罪」(It’s sin to tell a lie)という有名なラブソングもあるのではありませんか、
ウソつきカンバンなんか立ててはいけません、
どうしてもカンバンを立てて、市民のために交通安全運動に励んでいるところを見せたいのであれば、正確の内容のカンバンを立てなさい
《みなさん、この交差点はいかにも事故が起きそうに見えますが、実際にはこれまで事故を起きておりません、でも念のため気をつけましょうね》とでも書きなさい
交通安全運動といえば、まことにアホなどうしようもない話もあります、実際にあった話です
湖東の奥地、田園地帯の小さなある町でのことです、
ある年、交通安全協会と称する職員の多くが警察官OBであるところの団体から地元の自治会に春の交通安全運動に協力してほしいとの要請がありました、
自治会として「そんなものケーサツの仕事じゃないの」とはじめは無視しようとしたのですが、なにしろ相手はケーサツと深~い関係のある団体であり、今後のこともあるから、まあ仕方がない、ここはおつき合いということで、有志を募って協力することにしました
かようなしだいで、自治会の有志氏数人が、たいして車は通らない、畑地の中をとおっている道路、見通しのよい道端で、交通安全ののぼりを持って立っておりました、そうしましたら、そこへわき見運転かなんかの車が突っ込んできて、有志氏の一人があえなく若干負傷・・・、
なんと、交通安全運動をしていて交通事故に遭ってしまったのであります!
その結果、もう交通安全運動への協力をやめるのかと思いきや、ごていねいなことに今後は安全協会に協力する有志氏に交通傷害の保険をかけることにしたそうであります
この町に住む知人からこの話を聞いたときには、GGIは大笑い、抱腹絶倒の極みでありましたが、
ほんとうのところはまったく笑えない、まことに救いようのないアホな話であります
みなさん、交通安全運動が行われているときは、アホなことが起きないよう、交通安全協会さんには 注意いたしませうね
グッドナイト・グッドラック!