■ 先日「地上操作型 半鐘撞き装置」をネット検索していてみつけた。火の見櫓に登ることなく、地上でワイヤを引くことで半鐘を打ち鳴らすことができる装置だという。
チラシ転載
この装置を開発した須坂市の中澤製作所という会社に電話して資料の送付をお願いしたところ、昨日(30日)郵送されてきた。早速電話してお礼を申し上げ、拙ブログでの製品紹介をお願いして了承していただいた。
資料によると、鉄製の試作機に改良を加えた床置きタイプの1号機が完成し、平成24年5月に須坂市八幡町の火の見櫓に設置したという。1号機の評価に基づき、アルミ製の2号機を製作、平成25年10月末に同市豊丘の火の見櫓に設置したという。
火の見櫓に設置されている梯子の昇降には時に危険も伴う。積雪・凍結時や強風時、それも夜間に10メートルの高所まで急いで登らなければならないとすれば・・・、誰でも梯子の昇降に恐怖を感じるだろう。このことが消防団員減少にも繋がっている、としても否定はされないだろう。
今現在も火災時や火災予防週間に半鐘を叩いている自治体は少ない。不要となった火の見櫓は次第に撤去され、数を減らしているのが現状だ。
先の資料によると「地上操作型 半鐘撞き装置」の開発には須坂市の消防本部からの要望もあったという。須坂市消防本部は予算が確保できれば、各分団1か所は設置したいと考えているようだ。今後も火の見櫓の半鐘を叩くということなのだろう。ということは火の見櫓も撤去されることなく、立ち続けるということになる。うれしい。
この装置が何年も前に開発されていたら・・・、火の見櫓の残存状況が違っていたかもしれない。
装置本体価格14万円、設置費1式2万円(須坂市外は別途見積り)
20150131
知り合いの為N製作所へ行き説明を聞きました。
なるほどと思い現場へ行き手で触りましたが力が少しいる様でした、----報告までーーー
今後楽しみにして下ります。
須坂の火の見櫓で実際に試されたんですね。
出かける機会があれば、設置状況を見たいです。