透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

きょうは何の日

2008-07-02 | A あれこれ

■ NHKラジオの「ラジオあさ一番」という早朝番組に「きょうは何の日」というコーナーがあります。

昭和25(1950)年のきょう、7月2日は金閣寺が寺僧の放火によって焼失した日だとこの番組で知りました。現在の金閣寺は昭和27(1952)年から30(1955)年にかけて再建されたものだそうですね。


金閣寺 060122

私が金閣寺を訪れたのは2006年の1月22日のことでした。中学の同級生達と2度目の修学旅行に出かけたのでした。清水寺、智恩院、南禅寺、龍安寺、大徳寺、大覚寺など1泊2日で随分欲張ってあちこち観て周りました。


中学の修学旅行・・・、遥か昔のことで京都では清水寺と三十三間堂、奈良では興福寺くらいしか見学した記憶がありません。

ところで金閣寺といえばやはり三島由紀夫の同名の小説が直ちに浮かびます。そう、金閣寺放火事件を題材にした小説ですね。手元にあるのは新潮文庫(昭和44年18刷、定価120円)です。小さな活字で組まれていて今読むのはきついです。



**二日の午前一時、撃柝の声も納まって、寺は静かになった。雨はなお音もなく降っていた。私は一人、敷いた寝床の上に座っていた。そして鹿苑寺に沈殿する夜を計った。**

手元にある3冊の新書を読了したら今書店に並んでいる大きな活字で『金閣寺』再読です