黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

くるくるくるくる……

2012年12月09日 16時19分45秒 | 自転車
12月9日分。

 毎度。昨日届いたローラー台を、昨日の夜中にある程度組み立てて、今日から実際に回してます。幽霊です。
 音響的には、くるくるくるーってより、「ごうんごうんごうん」って感じになりますが。
 とりあえず、ローラー台の下に少し厚めのヨガマットみたいな物を敷いて、床面の傷と騒音の軽減を図って設置しております。音量的には、ネット上でも結構例えとして上がっていますが、洗濯機くらい?
 まだせいぜい一時間乗ってるかどうかくらいですが、一応は走れるようになってきました。

 今回買っているのは、ミノウラの「モッズローラー」という三本ローラー台です。
 わざわざ三本ローラーという言い方をしているのは、ローラー台には主に二種類あるので、そのどっちであるかを区別するためですね。
 要は、ローラー台本体と車体の後輪を固定した上で後輪だけ回すタイプと、今回買ったヤツみたく三本のローラーの上で走行するタイプとの二つ。前者のことを固定ローラー台、後者を三本ローラー台と呼ぶことが多いみたいです。
 両者のメリット・デメリットは、おおよそこんな感じ。

○固定ローラー台
・良い(1):ローラー台と車体が固定されているので、高負荷のトレーニングが可能
・良い(2):ローラー台側に負荷レベルの調整機能が付いている機種が多い(上位機種ならば)
・良い(3):三本ローラー台より場所を取らない
・良い(4):ローラー台と車体が固定されているので、乗るのが簡単
・悪い(1):外で実走する際は、ローラー台に固定されている車体を外す必要がある
・悪い(2):実走する感覚とはある程度違う状態で走っているので、実走感はあまり無い

○三本ローラー台
・良い(1):実走する感覚にある程度近い状態でトレーニングが出来る
・良い(2):ローラー台と車体とを固定する必要は無く、上にぽんと乗れば済む
・良い(3):ペダリングのスキル、バランス感覚が鍛えられる
・悪い(1):ローラーの上を固定されていない状態で走るので、慣れない内はぶっちゃけ危険
・悪い(2):かなり上位の機種でないと「もがく」乗り方やダンシングは出来ない
・悪い(3):車体そのものよりローラー台の方が大きいので、結構場所を取る(収納は折りたたみ可能)
・悪い(4):筋力を鍛えるための高負荷トレーニングには向いてない

 結局の所、どっちにも良い点悪い点があるので、目的に応じるという感じになります。
 省スペースで乗りやすくて筋力が鍛えられるのが固定台、実走に近くてバランスとペダリングを鍛えられるのが三本台、という区別でしょうか。ま、一番良いのは外で実際に走ること、なんですが……。
 私の場合、固定にすると外すのが面倒になるだろうし、三本の方が面白そうだったからという理由で三本ローラーにしました。面白いってことが大事です、私の場合。飽きっぽいから。
 あと、後付の理由ではありますが、私は筋力の絶対値が低いので、高負荷トレーニングは向きません。実際に走る代わりに乗りたいので、ならば三本の方でしょ、と。
 上級者になると、多分両方を持っていて使い分けるんじゃないかな?

 ……で、実際に組み上げて乗ってみての話。
 案外、上に乗って走る「だけ」なら何とかすぐに出来ました。まだいまいち安定が取れないし、上半身がガッチガチですが、ローラー台から落ちないように走るだけなら割とすぐ可能。
 まあそれでも、一発目から綺麗に乗れるわけもなく、よたよたふらふら、子鹿のバンビちゃん状態でしたとも。「コレ乗れんのか?」と最初数分は思いましたが、何ともならんものでもないようです。
 それと、わざと狭い廊下で乗っているので、万が一バランスが崩れても壁にすぐ肩が当たって止まりますし。そういう安心感の中で乗っているというのが、一番大きいかも。
 最初は普通のスニーカーで乗って、ビンディングの使用はしないで練習。
 十分ちょっと乗ってみて、何とかなりそうかなと思ったところでビンディングシューズに切り替えてテスト。こっちも何のかんので、割とすぐ乗れました。
 ぶっちゃけた話ですが、実走するより、ローラー台の上で走る方がかなり難易度高いです。だからこそ、後で実走したときにバランス感覚やらペダリングスキルやらが上がるのでしょうね。
 取説にも記載のあったことですが、実際乗ってみて、慣れるまでのコツ的なものを。

・壁のそばで乗るか、すぐ脇に手すりのあるところで乗る
 →一発目から上手く乗れるわけはないので、安全重視

・最初から普段巡航するときに使うくらいのギアに入れておいて、一気に速度を上げて乗る
 →速度が上がってくれば安定しやすくなる。むしろ低速状態が一番危ない

・下を見ず、前方を見た状態で乗る
 →下を見てしまうと安定が崩れてしまう。遠くを見る感覚の方が身体が安定できる

・最初はフラットペダルで、慣れてきたらビンディングを使う
 →実はビンディングを使う方が安定しやすい。ただ、いきなりビンディングだと転倒に対応できない

・ビンディングを使う場合の手順的なもの
 →まず右足側を固定し、右足から漕ぎ出せるよう右足側のペダルを上に
 →左側の壁に肩を預けて、左足をつかなくとも身体を安定できるようにする
 →左足側も固定
 →左手を壁についた状態で、車体をまっすぐに直進するときのバランスに持っていく
 →ペダリング開始、まだ左手は壁に手をついたままで速度を上げる
 →速度が充分上がったところで、壁から手を離してハンドルに添える
  ※ここが一番安定を崩すところなので、「えいやっ」と素早く離して添えること

 以上、大体こんな感じでしょうか。実際乗るより疲れるですよ、これ……。ま、そーでもないと練習になりませんかねー。

 ではでは。ひゅう、どろん。