白いイチゴ。箱売りを買って来ました。
いえ、珍しい品種の白イチゴではなく、色づきの悪いイチゴのことです。
一日おいたらかなり赤くなりましたが、形の悪いのはどうにもなりませんね。
だけど、意外においしいのです。 生でかなり食べてしまいました。本来イチゴは5月頃が旬。クリスマスの頃は高いばかりであまりおいしくない、冬にはあまりイチゴを買いません。
そして終盤になるときれいなイチゴは少なくて、こんなふうに奇形が多くなるのですが、加工用として安く売られています。
先日はイチゴソースを作りましたが、今度はジャムにすることにしました。
ここからがわたし流ジャム作り
まず、へたをウマオにとってもらい(包丁ではなく手で)、砂糖をまぶしてしばらくおきました。子どもに手伝ってもらうときは、イチゴは小さすぎて包丁で手を切りやすいし、多分、半分は果肉も捨てることになると思います。指先の訓練もかねて、手が一番。
砂糖はてん菜糖。最近上白糖の使用頻度が減って、てん菜糖を使うようになっています。味がどうちがうかなあ? 多分黒砂糖を使うほどの味の違いはないと思いますので、そこはあまり気にしません。砂糖の量は適当です。自分が火を通してから味見して、自分がおいしいと思う量に調整しています。だから家のはちょっと甘み控えめ。
今回はレンジを使いました。ラップをかけたいところですが、かけません。というのは、ラップをするとぐつぐつ沸きすぎて汁があふれてくるからです。それでおいしいジュースを何度こぼしてしまったことか。
そう、ジャムと同時にジュースも取ろうという魂胆です。
なぜか端っこに泡が集まります。これはキッチンペーパーで拭き取ります。あく取りはほぼこれでOK。
様子を見ながら何回かに分けてチン。
たっぷり汁気がありますので、上澄みをすくい取って別容器に入れます。
今回は、コップいっぱいの汁をとって半分に分け、炭酸で割ました。 トラオとウマオにあげたら、おいしいと言ってあっという間に飲み干しました。
こうして少し汁を減らすと、煮詰める時間が短縮されます。実をつぶすのもつぶしやすいです。
汁はもっと取れますが、取りすぎるとジャムの色が薄くなってしまいますので、そこはまあほどほどに。
だけどよく考えたら、市販のジャムの質の悪いのは,着色料で赤くしているではないですか。それを考えたら白っぽいジャムでも全く問題なし。それにとろみを出すために、寒天とかゼラチンとかペクチンとか、何らかの添加物が入っていますが、わたしのは純粋にイチゴと砂糖だけです。レモン汁さえ入れません。
※補足 レモンにはペクチンが含まれていて、とろみを出す助けをしてくれますが、いちご100%のジャムにはレモンは不要です。十分酸味もとろみもあります。
後は汁気がなくなるまでレンジにかけます。火にかけるより焦がす危険が少ないです。(私はせっかちなのでいつも焦がしてしまうんです)レンジでも時間をかけすぎると焦げます。様子を見ながら何回かに分けて加熱します。
多少形は残っていますが、裏ごしなどの手間はかけません。食べるときつぶせばいいの。
熱湯消毒した瓶に詰めて出来上がり。
1パックで少量作れば、2.3日で食べきれるので、消毒の必要もないかと。
あ、消毒してあっても冷蔵庫で保管します。長くおきたいときは冷凍で。
この勢いでもう一つジャムを作りました。
去年冷凍してあった桃。
砂糖を混ぜてレンジにかけました。
柔らかくなったところでつぶして、もう少し煮詰めたら出来上がり。
ほんのちょっとしかなかったので、梅のジャムと混ぜてしまいました。せっかくの桃の香りーもったいなかったかな?
ちゃんと桃の香りが残っていました。おもしろいことに別々に作ったジャムなのに甘みはほとんど一緒。舌が自分の好みを覚えているようです。
手間をかけずに本物の味を。かっこよく言えばこれがわたし流。
裏返していえば ずぼらの極みのジャム作り。