あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

土手の草

2021-06-18 22:13:23 | 植物
 重信川下流の土手で、すてきな花を見つけました。
 
 ネジバナ
 


 子どもの頃は近くの川の土手に咲いていました。私はたいくつになると、このきれいな花を探して一人で河原をほっつき歩くような子どもでした。
 
 ネジバナは園芸店でも売られています。何度か買って植えましたが、家にはどうしてもなじんでくれませんでした。
 もう2,30年前、あるところで群生していたのを見たことがあります。広々とした短い草の生えている空き地でした。いろいろ調べてネジバナは日当たりの良いそういう環境が好きなんだと知りました。川の土手などはちょうどいい場所だったんですね。
 そこで、買ったネジバナは、うちでも川の土手に近い環境ー日当たり良くて水はけ良くて草も生える(私がサボっているから)そんな場所に植えたのですがやっぱりだめで、今は家で育てるのはあきらめています。かといって手軽にその辺で見られる花でもなくて
 
 まだネジバナが自生している場所があったんだあ!
 
それだけでうれしくなりました。 
 
 ただ、その周りの草は、私が子どもの頃から知っている草ではなくて
 
 オオバコによく似ているけどうんと背が高い
 




 
 
 マメ科植物みたいな葉っぱだけど、穂がイネ科のような





 これ自体はなかなか魅力的な草なんですが、大繁殖しても困るような気がします。
 
 
 
 
 そしてこれは、オオキンケイギクの苗では? 所々にまだ咲いていました。
 
 
 オオキンケイギクは特定外来生物に指定されて、栽培や移動は禁止されていますが、重信川流域あるいはその周辺の土地で大繁殖しています。あらたな河原の風景として定着してきたと思います。
 けれど、繁殖力があまりにも強く、在来の地味な植物が淘汰されて消えて行くのだそうです。
 
 元々は高速道路や川の法面の緑化対策として導入されたのだとか。国の環境美化のために外国の植物の種を蒔くー今では考えられないことが国の手で行われていたということですよね。今になって繁殖防止の対策をしても手遅れのように思いますが。
 
 このたった1本のネジバナがいつまでがんばれるでしょうか。
 
コメント (2)
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