娘に、笹倉(さぞう)湿原が前より狭くなっていると聞いて、早いうちに行かなくちゃ、そのためには日頃から足腰を鍛えなくちゃ、近くの山に登って慣れなくちゃ、と、心に火がついたババ友3人です。多分山登りの記事が増えると思いますのでカテゴリーをつくりました。
まずは近くの山でトレーニング。世田山に登ることにしました。できれば笠松山まで行きたいねえと元気よく出発。
世田山というのは、写真の右端の方の山です。
ふもとに世田薬師という大きなお寺があって、その横から登ります。この道は奥の院に通じる道なので階段状に整備されています。3人とも以前登ったことがあるし、1本道なのでまず迷うことはないでしょう。
カッコウやホトトギスの鳴く道をのんびりと。
木で土止めをされた階段は段差の大きいところもあり、そんなところは土嚢がおかれて、段差を縮めてくれていました。横峰さんと同じように、ボランティアでお参りがしやすいように働いてくれている人がいるのだなあと感謝しながら登りました。
途中まで行くと
テレビの「何これ珍百景」で紹介されたというお不動さんにつきました。私は知らなかったのですが、大きな岩を一人で彫って、今も彫り続けていると言うことでした。
後ろの炎は岩が足りなかったのでセメントで作ったらしいです。少し登った道のすぐ横から見ることができました。
これを彫っている人が世田薬師の近くに住んでいる90近いおじいさんだと言うことです。
こんなところまでどうやってセメントを運んだのかしらねえ。この山道を毎日登ってくるってすごいねえ。感心しながらさらに進むと
奥の院
石段のど真ん中に大きな岩が。
頂上につきました。ここまで約1時間。
立派な休憩所がありました。
あいにくどんよりとした空気ではっきりと見えませんが、東は瀬戸内海。なんでも、元日にはここへご来光を拝みに来る人もいるんだそうです。
手前の横に走る直線は、多分建設中の高速道路だと思います。
標高 さざんが く つまり339メートル。本州の山々に比べたら、丘みたいなものですけど、結構はあはあ言いながら登ってきました。
この山を挟んで西に周越農道が今治市に向かって走っています。
南には石鎚連峰が見渡せます。
たしかこの近くに大きな岩があったはず。
これです。
その先はなかなかスリルのある場所で、断崖絶壁から絶景が見えるのです。
もう20年近く前になりますが、遠足でここに登ったとき、子どもたちは競って端っこの岩に登りたがりました。さすがにそれは制止しましたが、結構端っこまで行って景色を眺めたものです。今ではとても考えられないことです。
きれいな景色を堪能したところで笠松山へ向かいましょう。
と、その前にこちらへ行ったらどうなるのかな? 笠松山へ続く道の他に、もう1本頂上から下りていく道があったので、ちょっとだけその道を下ってみることにしました。そしてわたしたちの山歩きは予想外の展開にーつづくー