次の仕事は、日本酒の補充です。
リーチインタイプの冷蔵庫から、残量がわずかになっている一升瓶を抜き出します。
リーチインタイプとは、主に酒屋さんに置いてあって、ガラスドアの冷蔵庫ですね。
中に置いてある銘柄が見えるのが特徴です。
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抜き出した酒はひとまとめにして、料理用に回します。
ちょいともったいない気もしますが、ここはちょっとだけ背伸びして!
で、未開封の新しい一升瓶を補充します。
何気ない、この工程が案外効くのです!
こうして補充の酒瓶を並び終えたら、冷蔵庫の照明を入れます。
柱に隠れた2本の長い蛍光灯がこうこうと照らした一升瓶のラベルが映えます!
その当時の酒ラベルは、各蔵工夫のデザインで、まさに百花繚乱が嬉しい💕
この意匠を眺めながら、昔を思い返して盃を傾ける ・・・ 呑み眼福の時。
今流行の和紙に墨字の色気ないラベルでは、味わえないワールド。
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ついでに言うと、最近のドラマの『バー』の映像もヒゲは気に入らない。
ボトルが横向きに並べてあって、洋酒のラベルが隠してあるからです。
大方、大メーカーとやらが撮影にクレームを入れたせいでしょうが。
酒呑みはラベルを観ながら、色々な想像をしたり、あらぬ妄想をしながら
飲むのが楽しみなんだ~! 😤
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やがて、お客さまが田園カウンターに座る時間がきます。
ずらりと並ぶラベルを暫し眺めたお客さんが、酒を注文します。
ヒゲは冷蔵庫から未開封の瓶を取り出し、目の前で、怪我に注意しながら、
アルミの密封キャップを外す。
そして、栓抜きを使って王冠を抜くと、「 ポンっ 」 と嬉しい音が。
その酒を冷酒徳利に注ぐと、今度は「 トクトクトク♪ 」 と云う酒呑みの琴線を
弄る音がカウンターに響きます。
最初の一本だけにしか起きない効果音ですね。
他所の店によくある(?)いつ開封したか知れない日本酒と違い、目の前での開封。
たったこれだけのデモンストレーションで、飲む前から美味さは3割増し!
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【 写真は、昭和の時代に作った田園の酒メニュウのラベルです 】
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