田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

あれほど働いてきたのに!

2022-05-23 16:35:44 | ヒゲの毒舌
団塊世代は、退職後はゴルフざんまいの『悠々自適の生活』は当たり前と
思っていた。
それを楽しみに、あれほど働いてきたのに~、今や夢物語か?
更に、映画『老後の資金がありません!』のシーンにドキドキします。
若い時に一生懸命に働けば、老後は安泰と言われてきたはず。
あゝ それなのに? もはや、年金も当てにならない国になった。
どうして、こんな有り様になったのか?
ちょっと時代を振り返ってみたくなった。

昭和20年に終戦を迎えた日本は、もちろん食糧は足りません。
しかも毎日、外地から引き揚げ兵が帰国するから、ますます食糧不足。
『闇市』という、いかがわしい市場で飢えを凌ぎます。
そんな中、朝鮮戦争特需とやらで、息を吹き返した日本人。
皆んな一斉に仕事を頑張り、右肩上がりの高度成長期に入ります。
そんな日本国民に、オイルショックが襲い就職難が降り掛かる。
やっとサラリーマンに成るも、競争相手は多い。
先ずは係長に昇格して、さぁ次は課長を目指して、社畜ライフ。
  ♬ この都会(まち)は 戦場だから~ 
      ♬  おとこ達はみんな 傷を負った戦士 ・・・
もちろん、子供や家族のこと等かまって居られません。
終身雇用だから、出世が第一。
        
こうして日本国民は、『総中流!?』という幻想に憑かれた。
              
工場のアメリカ人にアドバイスする日本人 ・・・ 。
 「 君たちさァ~ア⤴ 仕事はね〜ぇ カイゼン! が大事ですよ⤴ 」
そしていつの間にか、トーキョー・バブルとやらの狂乱の時代に。
東京では、初めてのシャンパンを片手に、お立ち台のネオンが眩しい。
万札を広げてタクシーを拾うサラリーマン。
           
『ジャパン アズ No1』 と称して、24時間闘う為にリゲインを煽る。
そんな時、官僚たちの “総量規制” が仇となり、バブルは泡と消えた。

それなのに、やっと課長になった頃から空気が変わった。
 「 若手を育てる為に、上のポストが必要なんだ。
   今、“早期退職”してくれたら、“タップリな退職金”を
   用意しているんだが、どうだろう? 」
まぁ、もっともな話で、しかも悪くなさそうな提案。

やがて、銭儲けが上手な経済学者の言うなり内閣のおかげで、非正規雇用者の
クビは、容易にカット出来る世に。
  「 派遣は雇用の調整便(弁)だよ。
    必要がない時には、下剤で解雇しろ。 」
瞬く間に、非正規社員には悠々自適という将来の語彙が吹き飛んだ。
         
更に、お上から奇妙な(?)お達しが会社と高齢者に届き始める。
  「 退職を先に伸ばして良いですよ。 再雇用制度もあります。 」
おかしい?
ちょっと前に早期退職を勧められて、まるで日本のお荷物扱いされた団塊世代。
どうやら、年金のシステムが破綻しそうとの情報とリンクする。
その後、「 年金を遅く申請すると、金額が増えてお得になりマッセ 」と。
まるで、国営詐欺師がうそぶく時のセリフまで使っている。
更には、2000万円では不足との老後破産問題まで浮上してくる。
国民は混乱してます。
ほんの少し前、「年寄りはさっさとリタイアして、余生はゴルフでもしとけ⛳️」
今は、「 年寄りは、死ぬまで元気に働け 」 か!? (怒)
まるで、北朝鮮並みでは ・・・ 。
一体どうして、こんな惨めな国になってしまったのだろう。😵 

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コメント
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