田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

藤井君へのジェラシー~パート2

2017-10-14 21:31:07 | ヒゲの盤上の世界
このブログにちょくちょく登場するU先輩の、いつもの席での話しです。
従弟のUさんを評価する時の表現が印象的でした。
「 あいつは馬鹿ばってん、将棋だけは妙に強かったいナァ!? 」
ある意味、バカだから将棋が強い(?)とでも言いたげな口調。
続けて ・・・
「 勉強もしきらん、仕事もグダグダしとるくせ、いっちょ前に将棋ばするとたい。 」
先輩だけではなく年配の熊本県人には、この意見に共感する様な感覚がありました。
坂田三吉翁の負の遺産みたいな、“薄汚く、働きもせず、ゴロゴロして将棋ばかり”
将棋指しと云うと、奇人・変人のカテゴリーに入る。
そんなマイナス・イメージが強かった頃の熊本。

当然、我が家でも高校生時代のヒゲは、表だって将棋を趣味には出来ません。
『 将棋 = 遊び 』 のイメージが、まとわりついているからです。
「 親がくっく(苦ッ苦)言いながら商売してる時に、受験生のお前が将棋だと~? 
オヤジ得意のお説教を誘発するのは、間違えないところ。

そんな時考え付いたのが、安倍ちゃんの好きな“李下に冠を正さず”ってえ作戦。
下手に冠を持つから疑われる。
冠を持たなければ頭に手がいく事が無い。
正す必要性が無いから、泥棒を疑われる事がない。

将棋盤さえ置いてなければ、まさか将棋を演ってるなんて、誰も思わないハズ。
勉強もせずに将棋三昧なんて、あらぬ疑い(!?)を持たれる心配はありません。
まさか、盤もなしで将棋をする事など、親には考えられませんから。
そんな訳で、高校生ヒゲの部屋には、将棋盤はありませんでした。
(昨年の大地震で棚から落ちた物は、学生時代、京都の新京極で買ったモノです。)

で、どうやって将棋の勉強をするか?
自宅でのヒゲ ~~ 机の上には当然、受験生用の本(?)が拡げてあります。
しかし、その本の下には、“将棋世界”の月刊誌が隠れているのです。
                   
おッと、その前に、脳内盤のトレーニングが必要ですが。
その脳内盤での棋譜勉強は、難解を極めました。
その当時の第一人者・大山四間飛車の棋譜ならまだ何とかなります。
3二銀型か? 4三銀型か?  注意するぐらい。
定型でしたので、残像がきっちり残っているからです。
               
しかし、横歩取りの変化手順なんかで、3四角打ちなんて現れると脳内盤は痺れます。
この角は、どこまで到達するんかい?
しょうがない、ノコギリ引きにジグザグにたどるしかありません。
プラス1しながら追いかけます。
3四 ~ 4五 ~ 5六 ~ 6七 ~ 7ハ ~ 8九!  
そうか、左の桂馬に当たるんだ。 やれやれ。
しかし、この修業のおかげで、今に至るまで将棋を楽しめる。
人生とは、不可解なモンですね? (笑)

さてさて、16日(月曜日)は、いつもの “ ささの ” さんで大いに語りましょう!
国難云々では、飲む暇があるやら ???

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