これは、2019年4月9日の熊日新聞の記事です。
熊本県の天草では、毎年4月になると 『 日本一早い松茸 』 が採れます。
そのニュースを、必ず熊日さんが拾って掲載するのです。
ちなみに昔の天草では、「 松茸はゴロゴロ在りましたよ! 」 と、浪ちゃんが話してました。
田園のカウンター係だった彼女は、天草の出身なんです。
すき焼きの時は、椎茸の代わりにバンバン放り込む程に山盛りでしたからとも。
スゴい!
どの島で採れるんでしょうねぇ?
アカマツが見えるんですけど ・・・ (笑)
90年代の、田園ヒゲの仕事の話。
この春松茸の記事が掲載された次の日、ヒゲは鶴屋Dの青果部に行きました。
すると、売り場には、ちゃんと木箱に入った二本の松茸が鎮座させられています。
業務用として、とても手が出る金額ではありません。
≪ 今年の某スーパーの写真です ≫
ヒゲは、AB主任を見つけて話しかけます。
「 この松茸、いつまで飾っとくネ? 」
長年の付き合いだから、コレで話しが通じるのです。
「 じゃあ、明日まで ・・・ 」
高額商品だから、そうそう売れるわけではありません。
しかし、せっかくの話題! 目玉商品!! 百貨店青果部のスーパースター!!!
しばらくは、買い物客にアピールしたいところ。
でも、商品が傷まない範囲で嫁に出したい気持ちは山々。
そこで、ヒゲの登場です。
どの辺で手を打つか!? 折り合いの談合(笑)です。
予定日に着くと、大きく値引きしてある木箱が用意してありました。
その日の、一番予約の高額な客の部屋に、例の熊日新聞の記事が額に飾られます。
宴が始まって、しばらく後 ・・・ サービス係が木箱をうやうやしく持って部屋に。
額に飾られた記事を紹介しながら、
「 これが、日本一の松茸で御座います。
今から、皆様の土瓶蒸しに用意させていただきます。 」
『 にっぽんいち 』 の語感が、客の自尊心をくすぐります。
客 「 なんたって、にっぽんいち(!)の松茸だからナー。
美味いに決まっているだろう!! 」
こんな風に、客を煽るのも演出家(?)ヒゲの趣向。
こんなバカ遊びをする店は、もう出て来ないでしょうネ。
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