久し振りの外飲み!
その日は、ご近所の馴染みの居酒屋。
マンションの前で、カァちゃんは女子会仲間やらと御挨拶が大変。(笑)
散歩途中で待たされている犬が車椅子のヒゲに近づき、撫で撫でを要求する。
モフモフが嬉しいヒゲ。 😃
今日の仲間は、田園の天下国家を憂う会という、仰々しいメンバー。
全盛期のあべ自民党も震え上がる論客連?(苦笑)
マスターにお断りして、酒の持ち込みという暴挙を事前に許してもらった。
銘柄は、雪の松島〜超辛口・本醸造。
最近の日本酒は、純米吟醸ばかりで美味すぎて肴が要らぬ。
そんな中で、いかがわしい目で見られる本醸造が選ばれた。
学生バイトが、料理運びには慣れたが、唇に派手なピアスを付けている男性。
昭和親父には、なかなか馴染めないのでござんす!
話題は、NHKの新日本紀行へ流れる。
昔の京都市の映像が嬉しいと ・・・ 。
へええ〜 案外ジミ系な好みもあるンだ?
更に、Copying Beethoven の話題にも。
知らないと 「 何のことだろう? 」 となる。
ヒゲは、直ぐに八海山の燗付けに移る。
注文に、蛸(タコ)刺身も選ばれる。
活けの中タコを、透明感残る程度の茹で加減が嬉しい。
それを、丁寧に水かきを外して出してくれる。
塩を横に添えて!
塩味で喰わせてくれるのが、呑助を煽る。
昔のヒゲ世代の板前は、タコに塩味を残すのに腐心した。
ヒゲが使うタコは、基本、天草の生け簀物。
活きた物を持ち帰り、目と目の間の急所を目打ちで〆る。
大きな足2本を切り取り、吸盤・皮を剥がして刺身用に。
残りは塩もみして、“たっぷりの塩”を加えた鍋で茹で上げる。
生簀物を使うのは、塩もみが簡単だからです。
多少単価が高くても、ひとり仕事には楽に出来るのがありがたいのだ。
このプロセスで、そのまま食べても塩味が付いてるタコが出来る。
洗濯機で洗われたタコとはまるで違う物。
そんな昔を思い出していたら、次の料理が登場して、ヒゲは目がテンに!!
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
だからと北の海の巨大なタコや、アフリカのは苦手です。タコ焼きなら大丈夫ですけど。
洋食の私は手長タコを使いましたが、最近は不漁みたいですね。
サラダ・揚げ物・煮込み・アヒージョと、たまに和食がもらいに来てタコ飯に使ってました。
スーパーで販売してた洗濯機もみもみタコを半生で提供し、食中毒出した店はまだ営業してますねぇ。
天草では、大きな石を海に投げ込めば、手長タコが揚がったと伝説が。
良い時代でしたが…。
なるほどサラダには良い相性に思えます。
活きた手長が当たり前だった頃、カウンターで演ったのが、
手長タコのぶつ切り踊り喰い。
切って皿に拡げた蛸を座敷に運び、目の前で特製タレを
掛けるとタコ踊りの始まり。大受けでした。
もう、日本では幻の献立になりつつあります。