将棋電王戦～豊島七段

『　ニュース　』　の定義を習う時の例え話。
「　人間が犬に咬まれた　」　のは、ただのお話し。
「　人間が犬を咬ンだ！　」　時は、ニュースだ。
今や、コンピュータが将棋プロ棋士に勝つのは、もうニュースでも何でもない。
プロ棋士が負けるのは、日常の当たり前になっていました。
そんな中、プロ棋士がマシーンを喰い破ったから、さあ大変！
ニュースだ～！
３／２９、将棋電王戦第三局、豊島七段が見事に殺ってくれました。
　　　

ヒゲは、途中からの観戦。
マシーンの　２九竜　に対して、　３九金　と応じたところでした。
「　どうするのかな？　」　と観ていたら、　１九竜　と。
アレー、それでイイのか？
２九金打ちが、ミエミエだが。
ハ、ハアー、ここで　１三歩　と嫌味を付けるのだろうと予想したら。
先に、　２九同竜　から　１三歩　。
コレなら、スッキリ解り易い。
人間は、選択肢が多い程、間違えやすいからだ。
対マシーン戦では、基本はアウト・ボクシング式で勝つしかなさそう。
つまり、終盤戦までに、充分な持ち時間をキープして無いと、人間には勝ち目がないかも。
今日の豊島七段の闘い方が、イイ見本になるか。
コンピュータ相手に、精神的にも舐めてはイケないが、ビビってもいけない。
タフさが必要だ。
そう！　土佐犬にでも、人間が噛みつくぐらいのビッグ・ハートが欲しい。

やがて、あべのハルカスでは、マシーンが １四金 と打つ。
今日は、ＹＳＳが調子悪いのだろうか？
稀にみる、駄キンだ。　(笑)
まあ、調子が悪いなんて、機械の奴も人間らしくて可愛い気があるじゃないか。
目の前のロボットアーム、何とうっとうしい！
ヒゲなら、長考を演じながら、ポケットに隠し持った瞬間接着剤を素知らぬフリして、
ロボットの関節にプシュしてやるが。　(笑)

それにしても、こんなニコ生みたいな観るショーには、女流棋士は欠かせない。
男棋士ばかりでは、とてもこんな長い時間のショーをもたせられない。
以前は、棋譜読み上げ程度のホンのお飾りだったが、今やイベントに女の子がいないのは、
気の抜けたビールみたいなモノだ。
香川ちゃん達の活躍がとても光っている。

何はともあれ、人間がひとつ勝って、小さな火が灯った。
今夜は、人間どもは美味い酒を呑んでるに違いない。
豊島サラ・コナーズに続く者に期待したい。

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