田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

お酌の作法

2020-05-07 17:42:23 | よもやま話・酒編
TVドラマ人気シリーズ 『 相棒 』 の最終回。
チェス関連でFB友になって頂いた小笠さんの監修を観たくて、スイッチをオンに。
以前 “ 監修 ” とあったので、 “ チェスの演技指導! ” の文字が欲しいなぁと。
ところが、期待に添ってか “ チェス指導者 ” となっていた。
    
        

ストリーが進行していく中、当然ながら(笑)、小料理屋のシーンにも目が行く。
今まで使われていた酒燗器が、替わっていたからです。
それまで小料理屋に置いてあったのは、田園の店で使っていた物とほぼ同じ。
ステンレスの丸型で、ガスを熱源にする物でした。
     
            
              ≪ 初代と次の女将では同じ物 ≫

ところが、今回のは、四方を木目調で囲まれた酒燗器。
ほら、2000年代に開店してるオシャレなデザインの居酒屋さんで見かけるもの。
日本酒にこだわる店には、必ずこのタイプの酒燗器が備え付けてある。
なるほど、木枠の方が金属製のよりは雰囲気がある。
        

更に、相棒の画面には、その店の新・女将さんが登場する。
わあ~! 
前の女優さんに比べると、もう小料理屋の女将の雰囲気が馴染んでいる。
この女将さんのお酌なら、さぞかし日本酒が進むだろうなぁ! 
            

馴染んでいる女優と云えば、 『 終着駅シリーズ 』 の岡江久美子さん。
牛尾刑事が帰宅して、難しい顔でちゃぶ台前に座りこみます。
捜査に行き詰まり、旦那さんが考え込んでいるんです。
と ・・・ 燗のついた二合徳利が運ばれ、お酌をしてくれる場面。
     
             

岡江久美子さんが徳利を両手(!)で持ち上げると、旦那がほぼ同時に盃を持つ。
      
何気ない “  ”  ですが、最近の日本人が忘れかけた所作ですね。
“ この間合い! ” を理解しないと、日本酒の燗つけ文化は成り立たない。
しかも、これほどの日本文化を、役人どもは風営法違反だとして、失くそうとしている。

さて、女房役・岡江久美子さんが持ってきた “ つまみ ” は、オックス・テールの
煮込みじゃなくて、漬け物!
極めて昭和デカ的なモウさんに、お似合いな一品でしょうかねぇ。

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2 コメント

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タイミン♪ (batten)
2020-05-09 07:54:09
まともに酌もできないカウンター店なら手酌が良いですね。初めての店では期待せずに飲みます。

ビール・酒など酒盃に入ってても酌して欲しい時、飲み干してワンクッションして「どうぞ」が欲しい時・・・
酒飲みは我が儘ですよね。

最近は冷たいのばかりで、枡にグラス置いてもっきりをワザと溢れさせて「こぼれ酒」なんてあざといです。

そういえば枡酒を見なくなりました。昔は塩で飲む方もいましたし、ショッパイ肴が献立にありました。

居心地の良い店、飲みすぎた時などお勘定を言うタイミングが難しいです。

PS:コロナ前に入った店で乾坤一に海苔でもと炙ってくれるかと注文したら出来ませんだと。
聞くと、オール電化だそうです。
だから最近はバーナーかと思ったしだいです。


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増酒 (ヒゲ)
2020-05-10 15:30:36
そうですね、枡酒は無くなって、枡はおこぼれ用の受け皿?苦笑。
田園の店では、樽平と住吉の樽酒の注文の時に木の香の枡の出番。

天草のバージョン・ソルトで鯨飲する女性たちも居て!
スゴい時代or店でしたか?

今は炙りノリを恐る恐る頼む時は、
客も乾坤一擲の覚悟が必要なんでしょうか?笑。
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