田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

生存率

2015-10-12 13:16:39 | ヒゲの毒舌
『 北斗晶 五年後の生存率 ! 50% 』  充分に、恐怖心を煽る数字です。
女性誌の見出しですが、医師の見立てでもあるんでしょうね?
正月を迎える度に、その一年の無事を祈願するしかないのは、随分気が重いだろう。
このニュースが女性に衝撃を与えたのは、ちゃんと毎年マンモグラフィー等で
癌検診をしていたハズなのに、発病したことでしょう。
じゃあ、どうすればいいの?

随分前のTVドラマ。 石原裕次郎の生涯を描いたモノでした。
その裕次郎が発症した病。
ドクター役の見立てセリフ 「 生還率! 3%の大手術になりますが ・・・ 」 と。
「 此処から飛び込め! 生還率3%だが? 」 こう言われて、あなたは飛び込めますか?
医師の診断は 『 解離性大動脈瘤 スタンフォードA型 』

この生還率3%に挑んだ男が、此処にも居ます。
99年の5月のヒゲです。
ぎっくり腰みたいなやつだと思い込んでいるヒゲは、ハンモックみたいなシーツに包まれて、
救急車で日赤に運ばれました。
検査が終わり、やがて若いドクター(見習い風な男性)がやって来て、
「 あなたは、非常に危険な状態にあります。 」 とヒゲに告げた。

“ このインターン、何言っているんだ? 死ぬかもしれないなんてみたいなこと。
  こんなにピンピンして、意識もはっきりしているのに。 ”
“ 腰の痛み止めの注射一本で済むハズだ!?
  ハハアー! 俺様を別の患者と間違えているな。見習いめー (笑)
  面白い、明日の宴会の客に、この笑いばなしをして、酒の肴にしてやろう。 ”

しかし、時間は経過しても注射は来ません。
おかしいな?
まさか、先ほどの告知は本当か?
段々ヒゲは、青ざめます。
その頃、別室で詳しい説明を受けたカァちゃんは、当然予期される97%の未環率(!)を覚悟して、
連絡ごとに奔走していました。
後日談ですが、公衆電話のダイヤルを回すのに、何度間違ったことかと。
手は震え、足はがくがく、立っているのがやっとだったそうな。

日曜日だった事もあってか解らないが、日赤での手術不可能。 転院先の病院も決まらず。
困り果てたカァちゃんは、H先生の自宅を電話帳で探しだし、相談していた。
夕刻になって、やっと国立病院へと救急車で搬送された。
     
「 24時間以内の死亡率は25%です。 明日まで緊急事態にならないことを願います。
  手術室に入るメンバーが揃わないのです。 」 とも言われた。
やがてヒゲ達は、一か八かの同意書にサインをすることになるのです。
それは、硫黄島戦闘並み、或いはアポロ13号の生還率並みの難手術への階段を昇る事。
頭は真っ白、何が起きようとしているのか、本人は訳はわからない。 (笑)
こうして49年間、盲腸の手術さえしたことが無いヒゲは、いきなりの大手術に挑むハメに。
    

さて、奇跡的に助かったヒゲ。
Drから、「 貰った命みたいなもんですよ。 好きになさって下さい。 」 と変な励ましを受けた事も。
今や、人工血管が体内組織と癒着しているかもしれないハズ?
何時まで保てるか? 悩ましい所だ。
北斗晶さんが挑む五年後。 
つまり、ヒゲの目標たる五年後の東京オリンピックの年。
お互い生存率を賭けての、大セレモニーに。
二人共生き延びたら、ドンペリでお祝いしょう。

   人気ブログランキングへ 
   http://blog.with2.net/link.php?1046790  
          ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゴジラの逆襲 | トップ | 狂犬? 狂人? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ヒゲの毒舌」カテゴリの最新記事