田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

アナログ患者

2011-05-22 18:16:59 | ヒゲの毒舌
『 アナログ患者とデジタル医療器具 』
十二年ぶりの国立病院。 久しぶりのせいか、戸惑う事ばかり。
  ( 影の声 : 度々世話になって、慣れてもらっては困ります。 )
いきなり手首に、手錠みたいに付けられたバーコード。
まるで、スーパーのレジみたいだ?  “ ピッ! ”
                       
所が皆んな、この認識作業を、コロリと忘れる。 笑
何かする度に、PCの読み取り機で “ ピッ! ” しないといけないから、
仕事量は格段に増える。

まあ、こんなのは愛嬌のある方。
ヒゲにとって (他の患者さんにも?)、 悪魔の様なデジタル医療器具が開発されて
居りました。

月曜日に、点滴セットを持って来たのを見て、呆然となった。
コレは、何だ?
点滴と云うから、物干し台の支柱みたいな、簡単構造と思い込みのヒゲ。
点滴液を吊るすだけの、小さな車輪が付いた三本足が自在に動くステンレス物と。

目の前のソレは、タランチュラの蜘蛛あし形状の五本足。 絶対に倒れ無いゾー
中程には、マシーンが付いています。 輸液ポンプ? とか。
点滴のホースをソレに通して、『 40 』 とかセットすれば、
後は器械が二十四時間ドリップして呉れるのです。
何と有り難いマシーンでしょうか。
                       

ここには、不良患者が、ナースさんの眼をかすめて、点滴ドリップの栓をこっそり弛めて、
「 アレ? 今日は何故か早く済んじゃッた、カンラカンラ! 」 などの
けしからん場面は存在しません!
そんなささやかな抵抗も許されない、総てマシーンがコントロールする、
ターミネーター時代の医療か。
人間は、養鶏場のチキン並みの扱いなのでしょう。

ヒゲは、試しに点滴しながらのリハビリ散歩を試みますが、何しろマシーンの
大きさ・重さのスゴイ事。
不自由な左手ではどうにも為りません。
この瞬間からヒゲにとって、この機械は “ 二十四時間拷問マシーン ” に成ったのです。
お陰で、動きは出来ず、今でもリハビリ不足の後遺症で、ヘビーダメージが残って
いるのでした。

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