死語の世界③

　　　【　昭和レトロなヒゲたちしか知らないワード　】

《　種痘（しゅとう）》

　酒呑み御用達の“酒盗”ではありませんゾー。

　痛みはないが、消えない古傷がある。

　シャツの袖をまくると、上腕に引っかかれたような痕。

　４０代後半より上の世代には、ほぼ全員に残っているのでは？

　カァちゃんは、種痘の傷跡ではなくＢＣＧの傷痕だと言う。

　もう絶滅しているハズだし、後には傷痕が残らない様に工夫された。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

《　すき焼きの日　》

　前回、封筒が立つという昔の都市伝説（？）の話をしたが。

　その当時の給料支給日には、多くの家庭の夕餉はすき焼きでした！

　帰宅すると、その日だけは珍しくカカアが“三つ指ついて”（死語）、

　お出迎えします。　「　ご苦労様でした～！　」　と。

　当時のすき焼きは、取っておきのご馳走の地位でした。

　だが、これからが、実は問題（？）なんです。

　嬶は封筒の厚みを手で感じとり、ランクを決めるのです。

　　①　 封筒が立つほどなら、文句なしに牛肉。　♬♬

　　②　 重みを感じるほどなら、まあ良いでしょうと鶏肉。　♫

　　③　 ぺランぺランの軽さなら、しょうがない馬肉。　♪

　　　　　　（　当時は、まだ馬肉が安い時代でした　）

　　　　　　

《　ビールの王冠を叩け　》　

　昭和の昔、瓶ビールを開ける時に不思議な習慣がある人たちがいました。

　ビールの王冠を、栓抜きの角で三度ほど叩いてから開封します。

　理由は分かりません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

《　消化ゲーム　》

　昔ですが、王＆長嶋が居た頃の、常勝・川上ジャイアンツ。

　相手チームが“ヤクルト”の時の試合は、専ら消化ゲームと言いました。

　結果は3タテ（３タコとも）とわかっているけど、まぁ一応ゲームを

　事務的にこなすみたいナ。

　そんな昔を知ってるヒゲ世代には、現在のセリーグ成績が信じられません。

　村上選手のヤクルトにとって、巨人はありがたい“お客さん”です。（笑）

　村神様の居るヤクルトは首位に君臨し、ジャイアンはBクラス争い！

　V9監督の川上も三冠王を目指す村上も熊本出身と云うのは嬉しいモンです。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　

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