ある日の田園 ・・・ カウンターにいるヒゲに、幹事さんが近づいてきます。
T大学のS教授
「 マスター! 今日は、甘口から始めて、だんだん辛口にして貰いましょうか。 」
こういう注文なら、大歓迎です。

苦手なのは、次の様な注文です。
「 マスター! なんさま(とにかく)、一番旨かつば(特に美味しい酒を)持ってケ。 」
「 マスター! 日本一のお酒をお願いします。 」
こんな注文を聞くと、ヒゲはたちまち萎えてしまいます。下の方ではありません、念の為。
客からすると、たぶんにリップサービス的な意味合いの注文でしょう。
田園には、最高の日本酒が揃えてあるハズだ。
金に糸目はつけないから、隠している極上のお酒を出せと。
しかし、この注文が困ってしまいます。
日本酒の美味さの概念は、人それぞれです。
人によっては、甘いから美味しい。
又、別の人は、香りがあるから美味しい。
当然、コレと正反対の人達もいます。
だから、条件をつけて注文して貰った方が、仕事がし易いのです。

さて、甘口からスタートして、だんだん辛口に移行すると言う注文です。
日本酒度を、マイナスの際からプラスの際まで変化させるだけなら、
田園ぐらい揃えてある店では、なんの苦もありません。
しかし、ヒゲの仕事は、甘辛移行しながらも、日本酒にバリエーションを付けるのです。
全方位型の酒揃いの田園には、まさに独壇場的仕事でしょう。
先ずは、大吟醸の甘口からスタート。 次は、純米酒。
次は、本醸造でサラッとから、山廃純米でコクを。
そして、中吟( 今で云う純米吟醸ですが、現在のとずいぶん違い香りはほのかで、
田園の大酒飲み達もグイグイでした。 ) を。
ラストの辛口には何を選ぶ?
今日は、『 雪の松島・本醸造 』 にしようか。
こうして、天草産・伊勢エビの姿造りを肴に、
まるで能面の様に変化する日本酒を楽しんで頂いたのでした。
フランスでの公演という大仕事もこなし、まだまだこれからの活躍を期待していた
喜多流の狩野琇鵬先生を囲む会でのことです。
早過ぎるお別れが残念です。

幹事役を毎年勤められたS教授と女将(カァちゃん)とのショットが見つかりました。
別の会での様ですが、何が話題だったんでしょうか!?
二人とも、大口開けて笑ってますが ・・・

http://blog.with2.net/link.php?1046790
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
T大学のS教授
「 マスター! 今日は、甘口から始めて、だんだん辛口にして貰いましょうか。 」
こういう注文なら、大歓迎です。

苦手なのは、次の様な注文です。
「 マスター! なんさま(とにかく)、一番旨かつば(特に美味しい酒を)持ってケ。 」
「 マスター! 日本一のお酒をお願いします。 」
こんな注文を聞くと、ヒゲはたちまち萎えてしまいます。下の方ではありません、念の為。
客からすると、たぶんにリップサービス的な意味合いの注文でしょう。
田園には、最高の日本酒が揃えてあるハズだ。
金に糸目はつけないから、隠している極上のお酒を出せと。
しかし、この注文が困ってしまいます。
日本酒の美味さの概念は、人それぞれです。
人によっては、甘いから美味しい。
又、別の人は、香りがあるから美味しい。
当然、コレと正反対の人達もいます。
だから、条件をつけて注文して貰った方が、仕事がし易いのです。

さて、甘口からスタートして、だんだん辛口に移行すると言う注文です。
日本酒度を、マイナスの際からプラスの際まで変化させるだけなら、
田園ぐらい揃えてある店では、なんの苦もありません。
しかし、ヒゲの仕事は、甘辛移行しながらも、日本酒にバリエーションを付けるのです。
全方位型の酒揃いの田園には、まさに独壇場的仕事でしょう。
先ずは、大吟醸の甘口からスタート。 次は、純米酒。

次は、本醸造でサラッとから、山廃純米でコクを。
そして、中吟( 今で云う純米吟醸ですが、現在のとずいぶん違い香りはほのかで、
田園の大酒飲み達もグイグイでした。 ) を。
ラストの辛口には何を選ぶ?
今日は、『 雪の松島・本醸造 』 にしようか。
こうして、天草産・伊勢エビの姿造りを肴に、

まるで能面の様に変化する日本酒を楽しんで頂いたのでした。
フランスでの公演という大仕事もこなし、まだまだこれからの活躍を期待していた
喜多流の狩野琇鵬先生を囲む会でのことです。
早過ぎるお別れが残念です。

幹事役を毎年勤められたS教授と女将(カァちゃん)とのショットが見つかりました。
別の会での様ですが、何が話題だったんでしょうか!?
二人とも、大口開けて笑ってますが ・・・


http://blog.with2.net/link.php?1046790
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
鳥取のお酒で山廃の 鷹勇 (と、マスターにこんなふうに書くのも恐縮。 フィッシャーに、これがルイ・ロペスです、と言ってるみたいな、(汗))を、自宅でちょろっと、飲んでます。
家内の理解をいただいて、ジョージ・セル・クリーブランド管弦楽のワーグナー・管弦楽名演集をガンガンかけながら、ご機嫌で、杯を重ねております。 今、ちょうど、「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死、が流れていて、曲とともに、別の世界へいってしまいそうです。
忘年会の時にも、別の世界へ行ってしまうかもぉぉぉ。
などと、おちゃらけを書きながら、ジョージ・セルとクリーブランド管弦楽の演奏のクリスタル・クリアな感じにしびれています。
山廃、最高ぉぉぉ 、あ、大変お騒がせしました orz
天下国家の会 忘年会としては、余りに色々あり過ぎた今年の世界情勢を鑑みて、天をあおいで酒に浸ることが多い事でしょう。まあ、それも楽しみですが。
山廃、第2夜。
山廃を飲んで、陶然としている状態を描写した音楽が
ありました。
⇒ https://www.youtube.com/watch?v=kTFaQFomKCk
ジョージ・セル指揮、クリーブランド管弦楽団演奏
録音 (おそらく、1968年録音)
バイオリンの音が、陶然とした状態を描写していると思います。 (本日もお騒がせしております。第2夜で止める予定です)