田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

グランド・マスターとの闘い~5

2015-09-23 13:58:33 | ヒゲの盤上の世界
会場は、もう静かになっている。
日本チームは、ヒゲを残して全滅みたいだ。
最後の砦たるヒゲにも、すでに勝つチャンスは無く、唯一の頼みはドロー狙い。
背中に掲揚された日の丸が重い。

前譜で、やっとルークが相手陣まで侵入した様に見えたが。
       ( 前譜 27. ・・・  Ra2 )
   
黒のヒゲからは、 ・・・ R:c2  Q:c2  Ne3
或いは、 ・・・ Ne3  Q:e3  R:c2  等の手段が見える。
これで、二手パスの状態でなかったら ・・・ と、死んだ子の歳を数える様な後悔。

28. Nc5   Bc8
29. Bb3   R(8)a3
   
黒としては、こんな風にモタれて指すしか思いつかない。
「 モタれて指す 」 とは、自分の方から積極的に動くことはせず、相手の動きに合わせて、
カウンターを取りにいくような戦法。
主に、不利な側・疲れている方が使う。

しかし ・・・
30. Ra1   
そんな黒に、白は清算を求めてきた。
コレで、黒の目論みは水泡に帰すことに。
30. ・・・  R:a1   31. R:a1  Qa7   32. R:a3  Q:a3
   
ルークの先陣は清算された。
それでも、黒ヒゲは、クイーンを侵入させて白のむき出しのキングに、
パーペチュアル・チェックの機会を伺っている。
まだまだこれからだ!?
そんな思いは、次のGマスターの一手で吹き飛ばされた。

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