田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

昭和のヒゲと将棋

2014-08-10 16:28:04 | ヒゲの盤上の世界
7/13 (日曜日)  Eテレ・NHK杯将棋トーナメント。
豊島将之×北浜健介の対局は、ゴキゲン中飛車の2四歩交換から5六歩突き。
角を換えて、3三角打ち~2一飛車成りの超過激コースです。
『 目が離せない 』 とは、こういう将棋でしょう。
現代プロ棋士は、恐れずにこんな厳しい戦型を選んでくれる。

何でも 「 昔が良かった 」 の、昭和オヤジのヒゲですが、
ひとつだけ(?)平成のモノを気に入ってます。
ソレは、将棋の戦法です。
ヒゲが、特に勉強した昭和30年代後半。
手に入る範囲での棋譜は、タイトル戦では、主に大山流四間飛車と矢倉がほとんど。
NHK杯将棋でも同じでした。
TVのスイッチ入れて観始めて、トイレの大をもよおしたら大変です。 (?)
が、な~にも心配要りません。
便秘で、多少時間が掛かっても大丈夫。
何故でしょう?
『 目が離せる 』 将棋だから、経過が充分に予想出来るのです。
10手先ぐらいは予想の範囲内で推移するので、見落としても差し支えなかった。

ところが、現在の序盤は、何が飛び出すか見当もつきません。
なんてエキサイティングでしょう。
ゴキ中・中座飛車・相横歩取りなどなど、目がクラクラするような戦法が登場しています。
ヒゲが、脇目も振らず将棋を学んだのは、17歳の頃ですが。
どうせなら、今のこの時代に勉強したかった。
あの時代、机上で学んでも実戦で使う機会はほとんど無く、さびしい思いでした。
だって、何でも覚えたら、時を置かずに使ってみたくなるモンでしょう。

以前のブログに登場した、角換わり棒銀のサンパチ角の升田流新手。
17歳の時勉強したのが、実戦に登場するのはヒゲ40歳過ぎの事でした。
覚えてから、20数年経って初めてと云うタイムギャップ。
しかも、相手は、最強・奨励会三段。
いきなり実戦で試すには、困難な相手です。
ヒゲが、1五銀と出た時、三段の方が5四角と打ってきた場面は、我が目を疑いました。
かつて、ヒゲの対戦相手で、5四角と打ってきた者は居ませんでした。
まさか、この局面?
ひょっとしたら(!)、ワクワクしたのは、想像に難くないところ。
こんな興奮を、今の時代は、充分に堪能出来るのがうらやましい。
       
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コメント (3)
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