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田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

Bフィッシャー vs ラーセン

2012-01-15 22:29:07 | ヒゲの盤上の世界
フェース・ブックで、知り合いになった翻訳をお仕事のM氏。
初めましての挨拶の折、
「 早くも、 ( チェス本) フィッシャーvsラーセンの所で、壁にぶつかって居ります。 」
と、書いてしまった。
そしたらM氏が、自分の翻訳がいたらないせいと、恐縮なさってしまいました。
ヒゲも直ぐに、 「 いえいえ、理解が悪いのは、私の棋力のせいです。
                決して、訳が悪いせいではありません。 」 
と、お答えしたのですが。
今日は、ソレが単に口先ばかりで無く、本当に棋力の所以だと云う事を示そうと思います。

【 シシリアン・ドラゴン  インターゾーン大会   ポルトロス 1958 】
1. e4  c5   2. Nf3  d6   3. d4  c×d   4. N×d4  Nf6
5. Nc3  g6   6. Be3  Bg7   7. f3  o-o   8.  Qd2  Nc6
9. Bc4  N×d4   10. B×d4  Be6!
ここが、ヒゲをして問題の局面。
                   
            

この黒 Be6 、 ヘーッ? こう指す所なのか。 白が、 B×e6 と応じたら?
ヒゲ達70年代日本のプレイヤーの常識では、ダブルポーンはなるべく避けましょうと。
成る程、Fファイルがオープンに成るのは良い。
しかし、キングのこびんがモロ開き、サポート無しのダブルポーンにしてイイんだろうか。
まあ、白の強力な c4 のビショップを消す為ならしょうがないか。
と、ここ迄は解るけど、その次の、 11. Bb3! コレは何だ?

               

将棋の方で、これに似たようなのが ・・・
相矢倉で、46角に64角とぶつけられ、そこで37角と引く場面です。
11 … B×b3 と応じられたら、 c×b3! コレって、ダブルポーンにされた上に、
キングのファイルがオープン? ヒエ~ッ! 大丈夫なのか。
フィッシャーは、
「 黒がこの独特なポーン形に対して、どうにも侵攻できない。 」 と言っているが。
そうか? そんなモノか。しかしヒゲの力量では、どうにも理解が追いつかない。(笑)

これから先、フィッシャーがものの見事にドラゴン狩りをして魅せてます。
黒のドラゴンに悩んでる人、必見です。
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