三菱自動車東京工場で、インドネシアの研修生たちに溶接を教えたが、かれらが、日本の映画スターで「Shintarou」がすごい、とよく言っていた。最初、シンタロウとは誰だ? まさか、石原慎太郎か? と思ったが、座頭市なのだ。インドネシアでは、座頭市が大ヒットして、勝新太郎が、スーパースターだったのだ。日本での「燃えよドラゴン」ブルース・リーのような人気だったようだ。
勝新太郎は、波乱の晩年だったが、昭和を代表する名優のひとりであるのはたしかだ。そして、歌もうまい。とうぜんなのだ。何十代もつづいている長唄、杵屋家の人だ。いわばミュージシャンの一家から役者になったわけだ。勝新は、杵屋勝丸ともいうが、十代のときからお弟子さんに三味線の稽古をつけていたという。
座頭市の居合い http://www.youtube.com/watch?v=J1C-_aJyoKI
勝新太郎の制作、監督、出演作品 http://www.jmdb.ne.jp/person/p0170060.htm