クマネシリでは、黒曜石が沢の壁面に露呈している? 見たい! と思うのだが、クマネシリ(オッパイ山といわれていた)は、ヒグマの生息地だ。北海道の山を歩いていて、一番気になるのは、ヒグマだ。
ヒグマは、本州のツキノワグマとかなりちがう。巨大だ。牛を一撃で倒す。何千年、何万年も人間と敵対しているので、人に強烈な敵意をもっている。「熊の胃」といわれる胆嚢は、いまでも、漢方薬の原料として、50万円とか100万円で取引される。毛皮、肉、脂肪、内臓、ヒグマ一頭は、狩人にとって魅力ある獲物だ。逆に、ヒグマにとって人間は、憎むべき敵だ。
そんなわけで、ひとりで山を歩いているとき、生々しい糞や新しい足跡、臭いなど、ヒグマの気配を感じると、わたしは、すぐに山を下りた。山奥で、動物にかじられて死ぬなど、最悪な死に方だ。
SKBの散弾銃をもって、クマネシリに行って、黒曜石の露呈をみたい、と思っていたが、その機会があるだろうか?
芽室の奥で、山菜採りに行かれた方が、熊に襲われてなくなりました。
まだ、襲った熊を仕留めることが出来ず、
今年は、嵐山のキャンプ場も閉鎖です。
『まだ、襲った熊を仕留めることが出来ず』とは、
取り逃がしてしまった、ということですか?
熊撃ちのハンターの数が少なくなっているのでしょうか?