Ommo's

古い曲が気になる

お留守番

2010-07-22 | 日記・エッセイ・コラム
              
茨城県に来ている。仕事じゃない。留守番。

娘たちが旅行にでかけた。そのあいだ、ゴールデン・レトリーバーのクーちゃんの散歩と餌やりの留守番にやってきた。4日間の泊まりだ。

そんなわけで、このブログは、娘の MacBook Pro を使って打っている(わたしは、Windows のデスクトップしか持っていない)。Macをつかうのは、10年ぶりくらいだろうか。こんな最新のやつは、はじめてだ。なんだか、わくわくしてしまう。なかなか使い心地いい。やはり、ハードは新しいものにかぎる。こういう使い勝手のいい最新PCをつかうと、いくらでも文章が書けるような気がしてとまらない。じつにたのしい。

戸張さんの銀座での写真展は、きょうで、なか日。10日間の会期の5日がすぎた。いろんな新聞社や雑誌社の取材があり、画商さんもたくさんやって来る。一般客も多い。さすが東京・銀座の画廊だ。盛況だ。わたしが、会場にいてもお手伝いできることは、もう、なにもない。あとは撤収日の、梱包の手伝いにでかける。

戸張さんの個展も気になるのだが、クーちゃんの散歩のために、茨城までやってきた。

茨城県といっても、常磐線で上野まで1時間かからず行ける。この家のご主人、つまりわたしの娘のダンナも、ここから毎日、銀座の会社に通勤している。このあたりの新興住宅街の住民は、ほとんど都心に通っている人たちだ。若いサラリーマンが一軒家を手に入れるには、このあたりまで来なくちゃならない。片道1時間の通勤時間など短いほうなのだ。

海の見えるところに住みたいという人たちは、湘南の海岸あたりに家を建てるか、マンションを買う。わたしの知人は何人も、海の見える家を朝5時すぎに出て、始発電車にのって都心の職場に通勤している。これを30年ちかく、定年までつづけるのだから、たいしたものだ。

北海道・十勝なら、広尾町や足寄町や新得町から帯広市内に通勤するようなものだろうか。しかし、東京都内の会社は、たいがい車での通勤を禁じている。来客用、役員用はあっても社員のための駐車場というのは、まずない。朝の高速道路や一般道の渋滞や、駐車場の確保のことを考えれば、自家用車で都心に通勤するのは、あまり合理的とはいえない。早朝家をでて、バスや自転車やバイクにのって駅に着き、満員の電車を乗り継いで会社にたどりつく。それが、東京の勤労者たちだ。

梅雨明けの日いらい、関東はすさまじい真夏日がつづいている。熱射病でもう何人か年寄りが亡くなった。クーちゃんの散歩は、夕方、日がかげってからだ。