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熊本で“戦争伝える”資料館設立へ 

2018年07月13日 | 国際・政治

まもなく戦後73年を迎え、戦争を経験した人が次第に少なくなっています。こうした事情から、全国で戦争の記憶を伝える資料館をつくろうという動きが、各地で起こっています。今年1月24日付け当ブログで、東京においても「東京都平和祈念館(仮称)」建設をすすめる会が小池百合子都知事あてに、都が「東京都平和祈念館(仮称)」を建設することを求める要請書を提出した記事を紹介しました。このほど熊本大空襲で600人以上の犠牲者を出した熊本でも資料館設立へむけた取り組みが始まっています。2018年7月8日付「西日本新聞」朝刊から記事を転載させていただき、紹介させていただきます。(サイト管理者)


※以下、転載はじめ↓


<“戦争伝える”資料館設立へ 平和への願い、発信拠点に 2団体母体に準備会発足 [熊本県]>


戦争の記憶を伝える資料館を県内に設立しようと、市民団体の有志たちが準備を始めた。1945年8月の終戦からまもなく73年。戦争を知る世代が高齢化する中、熊本大空襲の関連資料や当時の世相、暮らしぶりを伝える資料を後世に残し、平和への願いを発信する拠点を目指す。

資料館は仮称「戦争と平和のミュージアム ピースくまもと」。新老人の会熊本支部「戦争を語り継ぐ会」と、戦争遺跡の保存などに取り組む「戦争遺産フォーラムくまもと」の2団体を母体に、5月中旬に設立準備会が発足した。

活動の三つの柱は、1945年7~8月の熊本大空襲の調査と記録▽熊本の戦争の歴史と遺産に学ぶ▽次世代への伝承-。2022年夏ごろの資料館設置を目指し、資料収集や寄付金集めの方法、設立場所などを協議していく。

熊本大空襲では600人以上が犠牲になり、約4万8千人が被災。当時の記憶を証言できる体験者は年々減っている。県内には空襲に関する公設の資料館などはなく、資料の所有者の死後に遺族が廃棄したり売却したりして散逸する懸念もある。貴重な資料を保管し次世代へつなごうと、資料館の設立構想が両団体内に持ち上がった。

設立準備会によると、県内に残っている資料には刺しゅうが施された幼児用の防空ずきんや「テキキ(敵機)サアコイ」と題した絵本など、戦時下の市民生活を物語る品もあるという。準備会事務局長の高谷和生さん(63)=玉名市=は「戦争を体験した本人や戦後生まれ世代など、人によって資料の見方や感じ方は違う。さまざまな価値観の人に対し、できる限り多くのものに戦争の具体的な姿を語らせなければいけない」と強調する。


【出典】2018年7月8日付「西日本新聞」朝刊


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