３月２２日、都議会警察・消防委員会で、とんでもない条例案が可決されました。
それは、「東京都迷惑防止条例」の改悪案です。
憲法で保障された国民の権利を侵害する恐れのある条例案ですが、反対する都民が傍聴に駆けつける中、反対する日本共産党以外の、都民ファーストの会、自民党、公明党、民進党、そしてなんと立憲民主党の賛成多数で委員会採決は可決されました。３月２９日の本会議で議決されることになります。
改悪案は、規制行為に「みだりにうろつく」「名誉を棄損する事項を告げる」などを追加しており、国会前で行われている脱原発などの集会をはじめとして、労働組合の宣伝、ジャーナリストの取材活動などが取り締まりの対象となる恐れがあります。
反対の意見開陳を行った日本共産党の大山とも子都議は、こうした危険性とともに、(1)警察の判断で逮捕・告訴できる、(2)処罰の基準は「悪意の感情」という内心で、自白強要につながる、(3)条例改定が必要な理由＝立法事実がない―などを指摘し、「労働運動、市民運動、取材活動は条例の対象外」という警視庁の答弁は変わらないとされたことは重要だが、規制の拡大は認められないと批判しました。
一方、都民ファースト、自民、公明、民進・立憲民主も意見開陳で、いずれも条例の拡大解釈や乱用を戒めるべきだと求めたものの、「都民生活の安全」を理由に賛成しました。
◆ネットでは、こうした都議会の事態を深刻に受け止め、反対署名が急速に集まっています。署名URLは下記。
https://www.change.org/p/yes-democracy-in-tokyo
【出典参考】2018年3月23日付け「しんぶん赤旗」
※９条改憲を許さず、憲法の平和・人権・民主主義が生かされる政治の実現を求める
「安倍９条改憲ＮＯ！憲法を生かす全国統一署名」（3000万人署名）にご協力を。
署名はこちら＝＞ ＝＞http://kaikenno.com/?p=1
（安倍９条改憲ＮＯ！全国市民アクション）
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