tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

河野新デジタル大臣に期待する

2022年08月11日 17時52分07秒 | 政治
『デジタル庁に期待する』というテーマで書き始めました。
しかし、もうデジタル庁が出来て大分立ちますし、デジタル大臣もデジタル監も変わっているのにやっていることはマイナンバーカードを作ればいくらかポイントを差し上げますというのが殆どの仕事のようです。

マイナカード普及は総務省の仕事でしょうか、デジタル庁は関係ないのでしょうか。
河野新大臣は大物ですからそんな縦割りは言われないでしょうし、柔軟な頭脳で、デジタル行政、デジタル社会化を進めて下さると思って、タイトルを書き換えました。

以前から、一番肝心なことは、国民がマイナカードはこんなに便利なのだ、これがなかったら、不便で日常生活にも不自由するといった実感を持つようになるといいなと思っているのですが、今はカードは作っても使う事は殆どありません。

さしあたって印鑑証明や住民票、納税証明書など市役所関係ですが、年に1回もありません。後は確定申告、これも年に1度、今度は健康保険証になるというので、その登録をしました。

登録をしましたが、行き付けのクリニックや薬局など3か所ほど「これで」といましたら、「うちはやっていません」という事でした。

ネットで調べましたら、未だ扱っているところは少なくて、市内の使える医療機関、薬局の一覧表が出ていました。

それではという事で、処方箋を持ってネットに名前の出ている、いつもと違う調剤薬局へ行ってみました。
「お宅は進んでいてマイナカードが保険証になるのですね」といってカードを出しましたら、「機械は入れましたが、まだそういうお客さんもいないので、店には置いてないので」という事でした。

偶々4回目のコロナワクチン接種をするという近くのクリニックでネットにマイナカードOKという所がありましたので、ワクチン接種をそこですることにして登録し、接種に行ったときに「お宅は進んでいて・・」とカードを出しましたら、「あ、このパソコンなんですが、滅多使わないので起動してありません。今から起動すると時間がかかるので・・」とのことでやっぱり駄目でした。

という事で、私のマイナカードは健康保険証になっているはずですが、未だ使うチャンスがなく、確認できないまま今に至っているのです。

さらにマスコミによれば、問題になっているのは、3割負担の人はマイナカードを使うと診療代が高くなるようです。これは機械導入の費用補填の為だそうですが、私は1割負担なので、その負担をしていないから駄目なのかなどと僻んでみたりしています。

この診療代に加算というのは、やはり評判が悪く、やめようという意見があるそうですが、代わりに通常の健康保険証の人に薄く広く負担してもらうという事のようで、容易にはまとまらないようです。

デジタル化をすれば、行政費用は安くなるし事務は簡単になり早くなるというのがデジタル化の目的だと聞いていますが、現実は大分違う様で、河野新大臣の一刀両断の鮮やかな腕前を拝見したいと思っているところです。