地方選挙、参議院選挙、東京では都議選もあって,政党も、立候補者、立候補予定者の動きも活発です。
選挙というのは、民主主義の基本中の基本をなすものです。
民主主義というのは「より多くの人の支持を得た人がリーダーになる」という原則で成り立っているからです。
今では世界のどこの国を見ても、リーダーを選ぶ方法というのは選挙です。王政の名残の世襲制は、北朝鮮ぐらいですが、選挙でリーダーを選びながら失敗だったという例は後を絶ちません。選挙が終わってから「残念!失敗だった」という例はいろいろあるようです。
原因ははっきりしていて、直接知らない人間を的確に見定めるのは大変難しい事だからです。
ということで、民主主義を確りしたものにするためには、有権者一人ひとりが人を見る目を磨くしかないのです。
では、どうやって磨くかですが、このブログでは、それに少しでも役立つようなヒントを集めて「民主主義のトリセツ」というのを作り、立候補者の甘言に乗せられないようにしましょうと提言しています。
その中のいくつかを今回はご紹介して、皆様がそれぞれにそうした「トリセツ」を持つようになれば、より良い人がリーダーとなって民主主義がますます立派なものとなると考えています。
こんな人は選ばないほうがいいという人の特徴を列挙してみました。
〇リーダ-の地位に、いつまでも居座ろうとする人。
こういう人は、独裁者になる可能性が高いです。プーチン、習近平、トランプ、安倍晋三など。皆決まった任期を延ばした、または延ばしたいと思う人達で、延ばすたびに独裁色が強まっています。
〇嘘を平気でつく人、他人の言うことを嘘だという人。
プーチンはウクライナが戦争を始めたといい、トランプは選挙が盗まれたとっています。安倍さんの嘘は有名です。
〇権力や脅しで情報を操作しようとする人。
マスコミの人事に介入したり、ネットを使って偽情報を流し世論を混乱させる人は、自分の興味や都合中心に物事を動かそうとしているのでしょう。
〇被害者意識を訴えて、人々の関心と支持を得ようとする人。
アメリカは損ばかりしているというトランプ(世界で最も豊かな超大国)、ヨーロッパがロシアを潰そうとしていると訴えるプーチン、戦前の日本陸軍、これは独裁者の常套手段。
〇感情の起伏が激しく、自画自賛をしたり激怒したりする人。
人間関係の機微がわからない人が多く自己都合でものを考えるので、他人の意見を正当に評価できない人。人の上に立つべきではない人でしょう。
その他、皆さんの人生経験の中から役に立つものを拾い上げ、良い人を選挙で選ぶための「トリセツ」を、多くの方に作っていただくと、日本の選挙の質が上がると考えています。
蛇足:棄権は、結果的に、与党への投票と同じです。