アメリカではトランプさんがメキシコとの国境に壁を作っています。
アメリカ・ファーストの一環という事のようですが、アメリカ湾がメキシコ湾になれば、メキシコもアメリカにすればいいのかもしれませんが、そうは言いません。
一方、カナダにはアメリカの51番目の州になれと言ったようですが、メキシコに言わないのは、それなりの理由があるのでしょう。
ドイツでは移民反対を掲げ、極右と言われるAfDが昨日の選挙で第2党になりました。
ドイツだけではなくヨーロッパの多くの国では、嘗ての寛容な移民受け入れから、世論の中には移民反対の意見が多くなっているようです。
ヨーロッパはアラブやアフリカから近いですから、移民・難民を満載した小舟がイタリヤやギリシャの海岸に漂着したり、途中で沈没の悲劇が起きたりして、そのたびに、難民、移民の問題は深刻に論じられます。
嘗ては、白人優位といった人種差別がありましたが、結局は人類はみな平等という理念が定着していますが、人種とは別に、人間が国境を越えて他国に定住する、あるいは国籍を変えるとい問題は、社会的、経済的な問題として、今も、そして今後も残るようです。
社会の単位といえば、最大の単位は国で、最小の単位は家族という事でしょうが、それ以外の単位の間では、人の移動は比較的自由ですが、国と家族の場合だけは簡単ではないという事になっています。
そして、今もそれについては殆んどの人が「それもまあ当然でしょう」と感じているのではないでしょうか。
理由はそれぞれの人が感じる通りのものではないかと思うのですが、つまりは、国と家族は、基本的に強固な共同体で、思想信条、人間関係、経済的共同体制がが確立していますから、抜けるのも、入るのも人間の感覚として、また経済的な関わり合いからして多くの障害があるという事でしょうか。
あの家はお金持ちだからあそこの子供になりたいとか、あの国は社会保障完備だから、そろそろあの国に住みたいと言っても無理でしょう。
ところで、先進国であるG7の国の合計特殊出生率を見ると、高低はありますが皆「2」に達しません。移民がなければ、どの国も人口減少なのです。
人口減少、高齢化、国のバイタリティも弱くなるでしょう。多分その前に労働力不足に直面することになります。
ということは現実的に豊かな先進国は海外から労働力を入れなければならないという問題に直面しているのです。
移民を入れないと、経済が成り立たないとなりますと移民は必要という事になります。
今アメリカ経済は比較的順調で雇用の伸びが好況の証になっています。そして人口も増えています。そして増加の8割が移民です。
アメリカ・ファーストに移民が役割りを果たしているのでしょう。実は、先進国は、みな同じような状況なのです。
これは人類の課題ですから、何か良い人類の知恵が必要なようです。