地球柑(しまだいだい)
何年か前、隣家の盆栽の好きなおじいさんが、盆栽の整理をしておられました。
「ご精が出ますね」などとご挨拶したところ、「私も歳ですから少し整理しておかないといけないと思って」などと言われて、それぞれの由来などを説明していくれました。
盆栽は私には難しくて、時に人から頂いても、だいたい駄目にしてしまうので、拝見して説明だけお聞きするだけと思っていたのですが、なかに盆栽ではないのですが、面白い実のなっている木がありました。
「珍しい実ですね」とお伺いすると「これは地球柑ですよ」と教えてくれました。そのうえで「これは丈夫ですから、良かったら上げますよ」と言われました。地球柑はその日に隣家から我が家に移って来ることになりました。
その後、何年かして隣家のおじいさんは亡くなられましたが、地球柑は、手入れの悪い我が家でも毎年いくつかの実を生らせ、今年に至っています。
ところが、今年はどういうわけか異変が生じました。地球柑は、葉にも白い縞が入っているのですが、新しく伸びてきた枝のなかに、綺麗な緑だけの葉のついた枝があり、そこにも花が咲きました。
そして実が少し大きくなって来て、初めて気が付いたのですが、こちらは真っ青な実です。本卦がえりか突然変異かわかりませんが、今年は、一本の木に二種類の実が2つずつ生るとことになりました。
面白いので、玄関の先に出しておきますと、時に通りがかりの方が、地球柑をみて「これは何ですか?」などと言われます。
「縞が地球のように見えるので、地球柑というのだそうです。だいだい(橙)の一種のようです」 「食べられるんですか?」 「ネットで見ると、食用にもなるとありますが、食べたことはありません」 「酸っぱそうですね」
などと思わず話がはずんだりします。
真っ青の実の方は、葉の下の隠れていて、あまり目立たないようにしているようです。
何年か前、隣家の盆栽の好きなおじいさんが、盆栽の整理をしておられました。
「ご精が出ますね」などとご挨拶したところ、「私も歳ですから少し整理しておかないといけないと思って」などと言われて、それぞれの由来などを説明していくれました。
盆栽は私には難しくて、時に人から頂いても、だいたい駄目にしてしまうので、拝見して説明だけお聞きするだけと思っていたのですが、なかに盆栽ではないのですが、面白い実のなっている木がありました。
「珍しい実ですね」とお伺いすると「これは地球柑ですよ」と教えてくれました。そのうえで「これは丈夫ですから、良かったら上げますよ」と言われました。地球柑はその日に隣家から我が家に移って来ることになりました。
その後、何年かして隣家のおじいさんは亡くなられましたが、地球柑は、手入れの悪い我が家でも毎年いくつかの実を生らせ、今年に至っています。
ところが、今年はどういうわけか異変が生じました。地球柑は、葉にも白い縞が入っているのですが、新しく伸びてきた枝のなかに、綺麗な緑だけの葉のついた枝があり、そこにも花が咲きました。
そして実が少し大きくなって来て、初めて気が付いたのですが、こちらは真っ青な実です。本卦がえりか突然変異かわかりませんが、今年は、一本の木に二種類の実が2つずつ生るとことになりました。
面白いので、玄関の先に出しておきますと、時に通りがかりの方が、地球柑をみて「これは何ですか?」などと言われます。
「縞が地球のように見えるので、地球柑というのだそうです。だいだい(橙)の一種のようです」 「食べられるんですか?」 「ネットで見ると、食用にもなるとありますが、食べたことはありません」 「酸っぱそうですね」
などと思わず話がはずんだりします。
真っ青の実の方は、葉の下の隠れていて、あまり目立たないようにしているようです。