法務大臣閣議後記者会見の概要(令和7年4月11日(金))
https://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00609.html
〇 選択的夫婦別氏制度に関する質疑について
【記者】
選択的夫婦別姓制度について伺います。立憲民主党が8日、今国会に提出を目指している法案の要綱を取りまとめました。1996年の法制審議会が答申した民法改正案を踏襲するものでして、賛否を各党に呼びかけています。法制審の答申から約30年が経過した今も制度導入は実現していませんが、大臣としてこうした動きへの受け止めをお願いいたします。
【大臣】
今お尋ねの報道については承知していますが、個々の政党の動きについて、法務大臣としてのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
その上で、今お話にもありました、この選択的夫婦別氏制度、夫婦の氏の在り方については、現在でも、国民の間に様々な議論があるところと承知しています。
もちろん様々な解決すべき課題や色々なお困り事が実際としてあるという指摘についても承知していますし、同時に、夫婦の氏に関する具体的な制度、これについては、様々な観点から各党・各議員において色々な考え方がある状況と考えています。
そういったことからも、やはりこれは国民の皆様方の間での様々な意見、あるいは国会における議論をしっかりと深めていただく必要があると考えていますので、そうした意味において、私どもとしては、国民の皆様方の間や国会、まさに立法府において、しっかりとした議論をしていただけるように、そうした様々な理解のもとで議論を深めていただけるように、積極的に情報提供を引き続きしてまいりたいと考えています。