司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

仮差押債務者が債権の仮差押えを受けた後に第三債務者との間で示談をしても,仮差押債権者に対抗することができない

2021-01-13 16:44:42 | 民事訴訟等
最高裁令和3年1月12日第3小法廷判決
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=89952

【判示事項】
 仮差押債務者が債権の仮差押えを受けた後に第三債務者との間で示談をした場合に当該債権に対する転付命令を得た仮差押債権者が第三債務者に対して示談金額を超える額の請求をすることができないとした原審の判断に違法があるとされた事例

「債権の仮差押えを受けた仮差押債務者は,当該債権の処分を禁止されるから,仮差押債務者がその後に第三債務者との間で当該債権の金額を確認する旨の示談をしても,仮差押債務者及び第三債務者は,仮差押債権者を害する限度において,当該示談をもって仮差押債権者に対抗することができない。」
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法制審議会民事訴訟法(IT化関係)中間試案のたたき台

2021-01-08 18:12:39 | 民事訴訟等
法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会第7回会議(令和2年12月25日開催)
http://www.moj.go.jp/shingi1/shingi04900001_00043.html

「中間試案のたたき台」等について議論がされたようである。
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訴状提出「ネットのみ」反対51%

2020-12-21 00:36:03 | 民事訴訟等
時事通信記事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121800983&g=pol

 内閣府が公表した「民事裁判のIT化に関する世論調査結果」において,

「訴状を裁判所に提出する方法として、持参や郵送を認めずインターネット利用に限定することについて、「反対」「どちらかといえば反対」との回答が合わせて51.7%と半数を超えた。」(上掲記事)

 本人訴訟に対する配慮が求められよう。

cf. 令和2年12月18日付け「民事裁判IT化に関する世論調査」
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民事裁判IT化に関する世論調査

2020-12-18 19:21:44 | 民事訴訟等
世論調査(附帯調査) (全調査)
https://survey.gov-online.go.jp/tokubetu/tindex-all.html

「民事裁判IT化に関する世論調査(令和2年9月調査)」が公表されている。
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全国の地方裁判所本庁でウェブ会議等のITツールを活用した争点整理の運用を開始

2020-12-16 17:57:30 | 民事訴訟等
裁判所
https://www.courts.go.jp/about/topics/webmeeting_2020_1214/index.html

「令和2年12月14日,下記の地方裁判所本庁(全37庁)において,ウェブ会議等のITツールを活用した争点整理の運用を開始しました。
 これにより,既に運用を開始している知的財産高等裁判所及び地方裁判所本庁(東京,横浜,さいたま,千葉,大阪,京都,神戸,名古屋,広島,福岡,仙台,札幌及び高松)の合計14庁と合わせ,全国の地方裁判所本庁(全50庁)の民事立会部において運用が開始されました。」

cf. 朝日新聞記事
https://digital.asahi.com/articles/ASNDH756GND9UJHB00G.html?iref=pc_ss_date_article
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同一の当事者間に数個の金銭消費貸借契約に基づく各元本債務が存在する場合における借主による充当の指定のない一部弁済の時効中断の効力(最高裁判決)

2020-12-15 19:20:06 | 民事訴訟等
最高裁令和2年12月15日第3小法廷判決
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=89896

【判示事項】
同一の当事者間に数個の金銭消費貸借契約に基づく各元本債務が存在する場合における借主による充当の指定のない一部弁済は,特段の事情のない限り,上記各元本債務について消滅時効を中断する効力を有する

「同一の当事者間に数個の金銭消費貸借契約に基づく各元本債務が存在する場合において,借主が弁済を充当すべき債務を指定することなく全債務を完済するのに足りない額の弁済をしたときは,当該弁済は,特段の事情のない限り,上記各元本債務の承認(民法147条3号)として消滅時効を中断する効力を有すると解するのが相当である(大審院昭和13年(オ)第222号同年6月25日判決・大審院判決全集5輯14号4頁参照)。なぜなら,上記の場合,借主は,自らが契約当事者となっている数個の金銭消費貸借契約に基づく各元本債務が存在することを認識しているのが通常であり,弁済の際にその弁済を充当すべき債務を指定することができるのであって,借主が弁済を充当すべき債務を指定することなく弁済をすることは,特段の事情のない限り,上記各元本債務の全てについて,その存在を知っている旨を表示するものと解されるからである。」

第一審  さいたま地裁川越支部平成30(ワ)第625号
第二審  東京高裁令和元年(ネ)第3700号


〇 事案の概要
https://www.courts.go.jp/saikosai/vc-files/saikosai/2020/jiangaiyou_02_887.pdf

 亡Aは,被上告人に対し,平成16年に253万円余を,平成17年に400万円を,平成18年に300万円を貸し付けた。被上告人は,亡Aに対し,平成20年に,弁済を充当すべき債務を指定することなく,78万円余の一部弁済をした。亡Aは,平成25年に死亡し,上記の各貸付けに係る各債権を上告人が相続した。

 最高裁における争点は,平成20年の一部弁済により,平成17年及び平成18年の各貸付けについて,消滅時効が中断するか否かである。
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法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会第6回会議

2020-12-05 13:34:33 | 民事訴訟等
法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会第6回会議(令和2年11月27日開催)
http://www.moj.go.jp/shingi1/shingi04900001_00037.html

 第6回会議が開催され,「送達」「障害者のための法改正等」「争点整理手続の在り方」「新たな訴訟手続」について議論がされたようである。
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駐車禁止違反の反則金を払わず,レンタカー業者に転嫁

2020-11-30 17:36:58 | 民事訴訟等
産経新聞記事
https://www.sankei.com/west/news/201130/wst2011300002-n1.html

 このような場合,現行法上は,レンタカー業者が負担せざるを得ないが,運転者に対して,運転免許の更新ができない等のペナルティを与えられないものか。
コメント (1)

「民事裁判のIT化,利便性に潜む格差に配慮を」

2020-11-24 13:47:05 | 民事訴訟等
河北新報記事
https://www.kahoku.co.jp/editorial/20201120_01.html

「訴訟当事者が習熟度により不利益を被ることがないよう」(上掲記事),司法書士によるバックアップも欠かせない,である。
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民事裁判の手続き 新型コロナでウェブ会議が急増

2020-10-26 08:57:24 | 民事訴訟等
NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201026/k10012680741000.html

「民事裁判の争点整理などの手続きにことし2月から導入されたウェブ会議の実施件数が、東京地方裁判所で先月は400件と導入当初の10倍に急増していることが分かりました。」(上掲記事)

 ある意味,タイミングがよかったといえるかも。

「杉本教授は「日本の裁判手続きのIT化は諸外国と比較すると、周回遅れどころか、2周くらい遅れている状況だが、図らずも新型コロナウイルスの影響で一歩前進したと感じている。先行する諸外国の事例も参考に日本に適したIT化を進める機会にすべきだ」と話しています。」

「日本に適したIT化を進める機会にすべきだ」ですよね。
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法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会第3回会議

2020-09-15 17:48:09 | 民事訴訟等
法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会第3回会議(令和2年9月11日開催)
http://www.moj.go.jp/shingi1/shingi04900001_00025.html

 口頭弁論,争点整理手続等及び特別な訴訟手続について議論がされたようである。
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IT化に伴う国際送達及び国際証拠調べ検討会

2020-09-02 15:28:52 | 民事訴訟等
IT化に伴う国際送達及び国際証拠調べ検討会 by 法務省
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00140.html

「民事裁判手続のIT化については,本年2月開催の法制審議会総会において,法務大臣から諮問がされ,本年6月から,民事訴訟法(IT化関係)部会において調査審議が進められているところ,同部会における検討課題の一つとして,送達や証人尋問を,ITを用いた方法により簡易・迅速に行うことができないかという論点がある。
 他方で,外国に所在する者に対する送達や外国に所在する証人等の尋問についてITを用いた方法の導入を検討するに当たっては,他国の主権との関係で慎重な検討が必要となる。そこで,外部有識者を構成員とする標記検討会を設置し,この点についての法的な課題を整理して,検討の結果を同部会に報告することとした。」
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デジタル証拠に改ざんリスク

2020-08-24 09:26:18 | 民事訴訟等
日経記事(有料会員限定)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62903680R20C20A8000000/

「メールや文書ファイル、画像など、生まれながらにデジタルデータ形式の証拠は、文面の書き換えといった改ざんが容易だ・・・・・紙の証拠の扱いと同じ考え方のままでは、多くの場合改ざんに気付くことは難しい」(上掲記事)

 電子署名やタイムスタンプを施すことで,改竄を防止することは可能であるが,逆に「訂正」のハードルは上がる。

 実務上,書類の不備に対して適切な「訂正」がされることを見越して,捨印を押すような工夫があるが,電磁的記録の場合は,こうした「訂正」も「改竄」となり,再度の調製が必要となる。

 添付情報が全て電磁的記録であるオンライン申請は,なかなかハードルが高い感である。

 見方によっては,書面よりも,再度の調製が容易であると考える会社もあるのかもしれないが。
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京都市「民事調停委員による「無料相談会」の実施について」

2020-08-21 21:48:30 | 民事訴訟等
民事調停委員による「無料相談会」の実施について
https://kyoto-soudan.jp/informations/minnzityoutei021111tuika/

「京都市及び京都民事調停協会では,金銭トラブルや家賃の値上げ,交通事故の賠償など,身近なトラブルについて,下記のとおり,民事調停委員による「無料相談会」を実施しますので,お知らせします。」

日時
令和2年 9月 9日(水)
令和2年11月11日(水)
令和3年 1月13日(水)
令和3年 3月10日(水)

相談時間 13:30~15:30
1組あたり約30分程度
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法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会第2回会議

2020-07-21 19:06:35 | 民事訴訟等
法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会第2回会議(令和2年7月10日開催)
http://www.moj.go.jp/shingi1/shingi04900001_00021.html

 第2回会議が開催され,「訴えの提起及び送達」「手数料の電子納付」について議論がされたようである。
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