司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

定額補修分担金は消費者契約法第10条違反

2008-04-30 15:04:11 | 消費者問題
 京都における賃貸借契約においては、「定額補修分担金」に関する定めを設けている例があるが、当該条項は、消費者契約法第10条に違反して無効とする判決が、本日、京都地裁でなされた模様である。
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2008043000149&genre=D1&area=K00

 なお、同様の争点に関するものとして、現在、消費者団体訴訟制度に基づく差止請求訴訟がやはり京都地裁に係属中。
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当代関西学生気質

2008-04-30 05:54:03 | 私の京都
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news000092.html

 昔はそういう傾向が確かにあったのかもしれないが、当代の学生の気質にそれほど相違はないように思われる。まさに、「周りの人に認められ、作られてきたイメージ」「人々が学生に抱くイメージには、そうあってほしいという願望と郷愁が紛れ込んでいる。」ということではないだろうか。
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フランス紀行④

2008-04-30 05:39:15 | フランス紀行
 4日目は、公証人高等評議会を訪問予定だったが、先方の都合でキャンセルとなり、終日自由行動。雨が降ったり、止んだりを繰り返す中、市内を闊歩した。

 まず、最高裁(といっても、おそらく破棄院)へ。ちょうど法廷が開廷していない時間帯だったため、傍聴はできなかった。

 次いで、商事裁判所へ。同裁判所書記局が商業登記を所管しているようである。しかし、日本の登記所の出張所レベルの感じ。登記事項証明書の発行請求機2台の前は列をなしていたが、執務フロアは、約10のブースに係官がいるものの、来訪者はまばらであった。
http://www.greffe-tc-paris.fr/rcs/rcs.htm

 その後は、証券取引所で「観光はだめ。」と門前払いされた後、オペラ座、法務省(玄関先を通り過ぎただけだが)、コンコルド広場、シャンゼリゼ通、凱旋門(登りました。)、エッフェル塔と観光コースをたどり、さすがに歩き疲れたので、地下鉄で帰路に。
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北方領土の不動産登記と登記所統廃合

2008-04-29 07:14:43 | 司法書士(改正不動産登記法等)
http://www.news-kushiro.jp/news/20080415/200804153.html

 北方領土の登記を所管している釧路地方法務局根室支局が統廃合され、同支局に保管されていた北方領土の登記簿については釧路本局に移管される計画が波紋を広げているようだ。

cf. 平成16年4月21日付「尖閣列島、北方領土と登記」

 なお、北方領土の登記問題については、以下のHPが詳細である。
http://www.clark-legal.com/hoppouryoudo.html
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フランス紀行③

2008-04-29 06:55:45 | フランス紀行
 3日目は、パリ公証人協会を訪問。フランソア・カレ氏、クリスチャン・ブートリー氏、アラン・ロベール氏らと、フランスの公証人制度及び日本の司法書士制度に関して、会食も交えながら約4時間にわたり懇談。

 その後、ロベール氏の案内で、フランス国立中央文書館を見学。同文書館の付属施設として、隣接するロアン館に設けられている「パリ公証人記録中央保存所(Minutier Central des Notaires Parisiens)」では、ナポレオンの婚姻契約書(夫婦財産契約書)やヴィクトル・ユゴーの遺言書など、貴重な公証人文書も目にする機会に恵まれた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%96%87%E6%9B%B8%E9%A4%A8

 文書館の見学から、ふとしたご縁で、パリ第2大学で在外研究中のB教授(K大学、民法)が合流され、その後のカフェ、夕食とお付き合いいただき、消費者問題、民法全般、その他フランス事情など、多岐にわたってご教示をいただいた。
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「一般社団法人等登記規則案」等に対する意見募集について

2008-04-28 05:16:31 | 会社法(改正商法等)
「一般社団法人等登記規則案」等に対する意見募集について by 法務省
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=300080034&OBJCD=&GROUP=

 商業登記規則の読替え(第3条)という技術的なもの及び整備省令である。意見募集は、平成20年5月27日まで。

 想定よりも早い公表。実務家にとっては、ありがたいことですが。
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フランス紀行②

2008-04-28 05:03:01 | フランス紀行
 今回の視察団(?)は、井上利博団長(日司連中央研修所長)以下、石田郁雄さん、盛岡登志夫さん及び私の4名。いずれも京都司法書士会。

 2日目は、日曜日ということもあり、散策日。時差の関係で早朝4時過ぎに目が覚めてしまったので、とりあえずフランス会社法関係のPDF資料に目を通す。

 7時にホテルを出発し、まずシテ島界隈を散策。ノートルダム大聖堂を見学した後、カフェでFrench-Breakfast(?)を食して、バスティーユ広場へ。いわゆる路上マーケットがあったので、買い物がてらぶらぶら。果物や野菜は日本と似たようなものだが、肉やチーズの種類の豊富さはやはり圧巻。

 井上団長の親戚の方がフランス在住ということでお世話になるのだが、ランチのお招きに預かり、パリ南西約10kmのところにある小都市プレシス・ロビンソン市へ。車で約30分ほどであり、パリの衛星都市のようである。お邪魔したのは市庁舎脇の高級住宅街。市庁舎といっても、アレクサンドル・デュマの小説「三銃士」に登場するダルタニアンのモデルとなった人物の子孫であるモンテスキュー侯爵の館だったものらしく、由緒あるもの。窓外に当該建物やその前庭を眺めながら、フランスの諸事情につきお話をいただきつつ、ごちそうになった。たらふく飲み食いし過ぎて、いつの間にか夕刻になり、腹ごなしに近辺を散策して、2日目は終了となった。
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フランス紀行

2008-04-27 04:56:27 | フランス紀行
 昨年のアメリカに続く海外雄飛行(逃避行?)ということで、フランスはパリにやって来ました。

 今回の大義は、公証人養成制度の視察等々。飛行時間は、約12時間だが、7:30に家を出てから、サン・ミッシェルのホテルに到着するまで正味18時間。時差調整のため起きているが、さすがに睡魔が・・・。時差は、8時間であるが、サマータイムのため、この時期は7時間となっており、現在は、現地時間で、4月26日21:56。
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消費者契約法等の一部を改正する法律が本日成立

2008-04-25 22:49:13 | 消費者問題
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/08.april/08042502.pdf

 「消費者契約法等の一部を改正する法律」が本日成立した。景品表示法及び特定商取引法に規定する行為への適格消費者団体による差止請求訴訟制度が導入される。施行期日は、平成21年4月1日である。
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呉服次々販売で信販会社に損害賠償責任を認める判決

2008-04-25 22:40:40 | 消費者問題
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200804240099.html

 呉服次々販売で信販会社に共同不法行為による損害賠償責任を認める判決が出されている。及ぼす影響は大きいと思われる。
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オンライン登記申請件数、もう一息

2008-04-25 11:20:21 | 司法書士(改正不動産登記法等)
オンライン登記申請件数
http://www.moj.go.jp/MINJI/shinsei.html

 まずまずであるが、目標10%を達成するには、不動産については約4500件、商業法人登記については約1500件程度は必要であると思われる。もう一息か。

cf. 【登記統計統計表】
http://www.moj.go.jp/TOUKEI/ichiran/touki.html
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5月は「消費者月間」

2008-04-25 11:00:30 | 消費者問題
http://www.consumer.go.jp/gekkan/2008gekkan/index.html

 毎年5月は、「消費者月間」。消費者問題に関する諸事業が全国で活発に行われる。
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消費者庁(仮称)の創設に向けて

2008-04-25 10:56:57 | 消費者問題
消費者庁(仮称)の創設に向けて by 首相官邸
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/shouhisha/shouhisha.html

 力が入っている、かな。
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国立大学法人の株式取得が可能に

2008-04-24 21:51:22 | 会社法(改正商法等)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080424AT3S2400D24042008.html

 国立大学法人による企業の株式取得が一部解禁される。大学発ベンチャーの活性化につながるか。
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京都司法書士会広報部会

2008-04-24 06:16:51 | 司法書士(改正不動産登記法等)
 昨日は、京都司法書士会広報部会を開催。平成20年度の広報事業について検討。あれこれ知恵を絞っています。

 ちなみに、広報部に在籍していた山本葵さんが、秋田県司法書士会に転出されることになりました。優秀な人材の流出は痛手ですが、秋田の地(男鹿市らしいです。)でもがんばってくれるものと期待しています。秋田会の皆さん、よろしくお願いします。
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