法務大臣閣議後記者会見の概要(令和6年4月9日(火))
https://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00502.html
〇 法制審議会民法(成年後見等関係)部会第1回会議に関する質疑について
【記者】
成年後見制度について伺います。本日、成年後見制度に対する法制審議会の部会第1回目が開催されると思います。この成年後見制度について大臣が諮問した経緯というのを改めて教えてください。また、この制度の課題点ですとか今後の審議に期待することをお願いいたします。
【大臣】
まず、高齢化の進展があります。これによって、成年後見制度に対するニーズの増加や多様化が見込まれます。これはひしひしと、周りの方々の様子を見ていても感じるものがあります。他方で、この成年後見制度については、判断能力が回復しない限り、制度の利用をなかなかやめることができないという問題点が指摘されています。こういった問題点を踏まえて、本人の尊厳にふさわしい生活の継続や、その権利利益の擁護等をより一層図る観点から、法制審議会に対して、制度の見直しについて、この2月、諮問を行いました。その1回目の会議が今日、開催されます。
この法制審議会民法(成年後見等関係)部会において、調査審議が本日から開始されるわけでありますけれども、かなり幅広い論点が議論の対象になると思います。しかしスピード感を持って進めていただくことを期待したいというふうに思います。内容については、やはり諮問した立場でありますので、委員それぞれの方の、率直な御意見、御議論を期待したいと思います。
cf. 法制審議会-民法(成年後見等関係)部会
※ 未だオープンになっておらず。