PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

極めて思惑ぶりな4桁の価値

2023-08-07 | ニュース
(一時的にブームになっただけのGMTスマタ―。これから価値は暴落する。 PATEX HUNTER所有)



私はいつも、〝アンティークは、ボッタクリ〟と言い続けている。

だってそうだろう、アンティークは、外装品がすべてオリジナルな個体から、パーツが交換、修繕、程度によって、減点されていく。

その最高レベルの個体がほぼ青天井ではないにしろ、その減点の幅、つまり、価格の落ちが、店によって、ほぼ言い値、いい加減な価格設定

といえるからだ。

それなのに、買取価格は、多少のコンディションは違えども、なぜかほぼ一定している。

だから、オリジナルな完全品の個体を買っても、ギャラが付いていたら話は別だが(それでも付加価値はショップ社長によって20~200万円程度

の差がある)、個体のみで言えば、どれもコンディションに多少違いがあっても、示し合わせているように買取価格は一定している。


ある種の業界的な談合はあるだろう。


他社のネット価格を見て、おおよその価格を決めている、自分の価格設定ができない、売れなかったら二次的に同業者に売ればいいという

ショップの発想が、よりいっそう、ユーズドロレックスの販売価格を保険料分を含めて押し上げている。


だから、そもそもの価格設定が、真の消費者の需給バランスを考慮せず、国税の税務調査が入ってもおかしくない業界の極端な利益幅獲得の価格設定

に、私たちが、そういう連中に翻弄されていることに、私は疑問を持つべきだと考えている。


だから、私は今は4桁はショップからは買えないのであります。



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