近代美術の先駆者として知られる、ホイッスラーの、
国内過去最大級の大回顧展が、京都国立近代美術館で開催されています。
今回の展示会は、初期から晩年までの代表作、約130点が展示されています。
私は先日、観賞してきました。
ホイッスラー(1834-1903)
19世紀後半のアメリカ人の画家ですが、主にロンドンで活動しました。
ホイッスラーは、印象派の画家たちと同世代ですが、
その色調や構図は、浮世絵などの日本美術の影響が濃く、
独自の絵画世界を描いたとして、評価も高いものがあります。
デッサンを見ても、その技量は確かなものがあります。
画像は日曜美術館アートシーンと作品集より
《灰色と黒のアレンジメント No.2:トーマス・カーライルの肖像》
1872-73年 グラスゴー美術館
《灰色のアレンジメント:自画像》 1872年頃 デトロイト美術館
《ライム・リジスの小さなバラ》1895年 ボストン美術館
《肌色と緑色の黄昏:バルパライソ》1866年 テート美術館
《オールド・ウェストミンスター・ブリッジの最後》1862年 ボストン美術館
《ブルターニュの海岸(ひとり潮汐に)》
1861年 ワズワース・アテニウム美術館
《チェルシーの通り》1888年頃 イェール英国芸術センター
《ノクターン:青と金色-オールド・バターシー・ブリッジ》
1872-75年 テート美術館
《青と銀色のノクターン》1872-78年 イェール英国芸術センター
《白のシンフォニー No.2:小さなホワイト・ガール》
1864年 テート美術館
《白のシンフォニー No.3》
1865-67年 バーバー美術館(バーミンガム大学附属)
《紫とバラ色:6つのマークのランゲ・ライゼン》
1864年 フィラデルフィア美術館
「ノクターンソレント」
「茶色と銀色:オールド・バターシー・ブリッジ」1859ー63
「岩壁波浪」1884
印象派とは異なる独自の画風との評価ですが、
私は、印象派作品に非常に近いと思って見ました。
同館四階では、コレクションギャラリーが開催されています。
「日本近代洋画と浮世絵ー鏡としてのジャポニズム」では、
浅井忠、野島康三、熊谷守一ら21点が展示されています。
「秋の日本画」では川端龍子、徳岡神泉らの作品8点。
「陶芸:イギリスへのあこがれ」では、
冨本憲吉、バーナード・リーチらの作品18点。
「パリの日本人画家たち」では、梅原龍三郎、佐伯祐三、
藤田嗣治、岡田三郎助らの作品11点。
「フランス近代絵画の展開」では、ルドン、ルノワール、モネ、
ピサロ、マテイス、モリリアーニ、ピカソ、シャガールなどの有名画家の作品がずらり展示されています。
美術好きにはたまらないでしょう。
またまた詳しいですね~
評論家さんの後をつけております
ルドン、ルノワール、モネ、
ピサロ、マテイス、モリリアーニ、ピカソ、シャガール
くらいの理解は出来るのですが…
ルーブル美術館、ウフッツイ美術館、オランダに
いきましたとき、美術館巡りがありました
アメリカには旅をしていません
今,福岡の県美術館や他の書籍の売り場に
有名絵画の<絵はがき>の納品をたくさん
頼まれているのですが、なぜか最近は絵はがきさえ
現代風になり準備するのにたいへん困る時代です?
カタログを見ながら印象派の画家の作品を探し
さらにカタログがイラスト風のものが多いので、お年寄り<?>のために一生懸命探しています<?>
帰りがけに車の中でお月様を少し鑑賞するつもりです…
皆既月食、車中で楽しまれましたでしょうか。
私もなんとか撮影できましたので、明日朝アップします。
途中、雲に隠れやきもきしましたが、皆既状態には晴れていましたのでホッとしました。